熊本市・山鹿・菊池エリアのおすすめご当地情報をご紹介。熊本市・山鹿・菊池エリアには熊本城、白糸の滝、金峰山などの観光スポット、火の国まつり、八朔祭、あゆまつりなどの観光イベント、熊本ラーメン、馬刺し、黒糖ドーナツ棒などのご当地グルメがあります。
熊本市・山鹿・菊池エリアのおすすめご当地情報をご紹介します。熊本市・山鹿・菊池エリアには、熊本城や古代の装飾古墳などの観光スポットや、山鹿温泉や菊池温泉などの温泉、馬刺・からし蓮根・熊本ラーメンなどのご当地グルメが満載です。
肥後の国熊本県は九州の中央部に位置します。県庁所在地にして政令指定都市でもある熊本市は、戦国時代の名将・加藤清正、その後は細川氏により、熊本藩の城下町として栄えてきました。
熊本のシンボル、熊本城は加藤清正によって築城された名城。熊本城の堅牢な造りは、明治時代に勃発した西南戦争の際に不落の名城として活躍したことでも知られています。また、熊本城の周辺には、旧細川刑部邸、熊本県立美術館、熊本博物館などの見どころも集中しています。
熊本市の北に隣接する山鹿市・菊池市は、それぞれ山鹿温泉・菊池温泉で有名です。山鹿温泉は平安時代末に発見されたと伝えられている名湯。なかでも共同湯のさくら湯は、江戸時代初期に藩主・細川忠利により休息・宿泊所が建設され、明治時代初期には市民温泉として開放された由緒ある温泉です。
また、山鹿温泉は毎年夏に、灯籠を頭にのせた浴衣姿の女性千人余りが、踊りながら市内を練り歩く「山鹿灯籠まつり」が催されます。
一方、菊池温泉は比較的新しい温泉で、肌触りのよい湯は「美肌の湯」「化粧の湯」と呼ばれています。菊池温泉の東約17kmには菊池渓谷があり、四季折々の自然美を楽しむことができます。
山鹿市・菊池市を流れる菊池川流域は、チブサン古墳や弁慶ヶ穴古墳などの装飾古墳が多く分布しているエリアです。山鹿市にある熊本県立装飾古墳館では、これら装飾古墳のレプリカや出土品などが展示されています。
さらに、山鹿市から菊池市にかけて、7世紀後半の山城・鞠智城の一部を復元した「歴史公園鞠智城・温故創生館」があります。
歴史的に有名なスポットや、温泉が堪能できる熊本市・山鹿・菊池エリア。温泉で疲れを癒しながら、歴史巡りをしてみるのもよいでしょう。
銀杏城の愛称で親しまれている熊本城は、加藤清正が慶長5年(1600)の関ヶ原の戦い後、7年の歳月をかけて同12年(1607)に完成した城。 城域は東西1.6km、南北1.2km、周囲5.3km、城域約76万平方m。北から西へは坪井川を引いて堀とし、東と南は数層の石垣をめぐらし、その複雑で堅固な構造は、清正の実戦体験から生み出されたものといわれている。 熊本城の概要 熊本城(くまもとじょう)は、熊本県熊本市中央区に位置する、日本の城です。別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」としても知られています。この城は、加藤清正が関ヶ原の戦い後の慶長5年(1600)に建設を開始し、7年の歳月をかけて慶長12...»
熊本県荒尾市にある、西日本最大級の遊園地「グリーンランド」。話題の絶叫マシンや日本最大級の観覧車など、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが勢揃いしています。 年中を通して、ワクワクとドキドキが止まらない! グリーンランドは、熊本県荒尾市に位置する西日本最大級の遊園地です。総面積300万平方メートルに及ぶ「グリーンランドリゾート」の広大な敷地内には、遊園地だけでなく、ゴルフ場、ホテル、温泉、ショッピングモールなどもあり、一日中たっぷり遊べる施設が充実。季節ごとに変わるイベントも魅力で、何度訪れても新しい発見があるはずです。 1964年のオープン以来、家族連れやカップルなど、多くの人々...»
お土産に、お茶のお供に、熊本名物「いきなり」団子 輪切りにしたさつまいもと餡を小麦粉の生地で包んで蒸し上げる、熊本県に昔から伝わる素朴な味わいの郷土菓子。名の由来は短時間で作れる意で「いきなり」作れるという説と、生の芋を調理することから「生き成り」といった説が存在し、繁忙期の農家のおやつとしてうまれた料理とされる。戦後、食糧難の際には餡を入れない「いきなりだご」が多く振る舞われたと言われる。今では熊本県おふくろの味として、おやつに定番の一品として、全国各地の物産展などで大人気。 「生のさつまいもをいきなり包んで団子にする」ことが名前の由来となっている。突然来た客をもてなしする際等に出す料理...»
”熊本ラーメン”は、豚骨ラーメン発祥の地といわれる福岡県久留米市でうまれたといわれており、その後、玉名市を経て、熊本市の周辺地域に伝わりながら独自の成長をとげてきたラーメンだ。その特徴としてあげられるのは、太麺が使われることが多い、マー油(にんにくを揚げてとった油)と、揚げにんにくを使うことが多い、という3点がある。にんにくの香りが食欲を誘い、しっかりと味がついた太麺の食べ応えに、きっとお腹も満足するだろう。...»
馬の肉を薄く切ったものを生で食べる「馬刺し」。玉ねぎのスライスやおろししょうが、にんにくなどを薬味に甘口のしょうゆとともに食す。お酒のつまみに人気の料理だ。起源に関しては諸説あるが、加藤清正が食糧難の際に領地肥後熊本に広めたという説などがある。ハラミ、フタエゴ、タテガミ、赤身、各部位の食感と味わいは多様。食し方も刺身をはじめ焼肉や燻製、しゃぶしゃぶなど、今では全国的に食される。また、切り口が桜色になる事から、「桜肉」とも呼ばれる。...»
春雨とたっぷりの野菜で作られるヘルシーな「太平燕(たいぴーえん)」。戻した春雨に豚肉や、エビ、イカ、キャベツ、にんじんなどの旬の野菜とゆで卵を、鶏ガラや豚骨スープで食す熊本県のご当地料理。もともとは中国福建省に伝わる郷土料理で、明治時代に華僑によって日本に伝来し、日本独特のアレンジが加えられたとされる。現在は熊本県の中華料理店における定番メニューとして、しょうゆ味、塩味、トンコツ味など豊富なバリエーションで広く愛されている。「インスタント太平燕」なども人気。 熊本の中華料理店や家庭でも定番の一品で、春雨をメインに、炒めた野菜や豚肉、エビ、たけのこ、かまぼこ、しいたけなどを入れた具沢山の中華風...»
熊本県は全国でも屈指の椎茸の生産高を誇り、菊池市は県内第1位の生産量を誇っている。菊池市の椎茸は、熊本県乾椎茸品評会において、農林水産大臣賞、林野庁長官賞(箱物)を数多く受賞した経験があり、品質が高いことでも知られている。大自然溢れる阿蘇外輪山のもと、自然豊かな森の中で育った“原木椎茸”は、肉厚でプリプリの歯ごたえと、豊かな香りと深い味わいが特徴だ。菊池市を訪れた際は、ぜひ本場の椎茸の味を確かめてみてもらいたい。 旬 2月 3月 4月 5月 10月 11月 12月...»
アンデス地方が原産といわれる“ヤーコン”。清らかな水と豊かな台地に恵まれた菊池市でも盛んに栽培されている。一見、さつまいもに似ているが、歯ざわりはもっとシャキシャキしており、ほんのり甘みがある。サラダやジュースとして生でも食すことができる上、フライ、炒め物など??様々な調理の食材として使われる。葉の部分はお茶に加工され、あますところなく楽しめる。菊池観光物産館ではヤーコンのお茶、煎餅、漬物、うどん、ソーメン、飴などの加工品も販売しているので、こちらも楽しんでみたい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»
熊本県の名水百選にも選ばれた清らかな水で栽培される“水田ごぼう”。畑の土壌には一度水を張り、土の中の病害虫を駆除するため、安全な減農薬による栽培が可能になる。水田ごぼうには、豊かな風味と香りがあり あくが少なく柔らかさと肌の白さは他にはない味わい。幅広い料理に活用でき味も絶品。皮に栄養が多く含まれているので洗うときはたわしで土を落とす程度に抑えて、あく抜きも栄養が出てしまわないように約15分ぐらいが良い。すぐにやわらかくなるので煮物にも手軽に使えるが、シャキシャキ感を楽しみたい場合は、普段よりも調理時間を短めにすると良い。 旬 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月...»
有明海でとれる天然はまぐりは、とても貴重なはまぐりである。現在国内で流通しているはまぐりの多くが中国や韓国などからの輸入ものだが、熊本の有明海では天然ものがとれるのだ。遙か昔から日本で食べられてきた伝統的な「本はまぐり」がそれで、こうした貴重なはまぐりが育まれる背景には、豊かな自然が残る有明海の環境や、その環境を大切に守ろうと取り組む漁師たちの工夫があったのである。はまぐりは現在国内で産するのは限られた所のみで、実際に水揚げされたものが流通できる産地は熊本県・川口漁協産のみとされている。 旬 3月 4月 5月...»
日本の秋を代表する“柿”の産地として知られる熊本。中でも菊池地区は代表的な栽培地域のひとつだ。全国で従来から食されている“富有柿”に加え、新種の“太秋(たいしゅう)”の栽培も盛ん。どちらも瑞々しい口当たりと強い甘みがあり、太秋はシャリシャリとした梨のような歯ざわりが特徴だ。皮をむいてそのままガブリと食べるのはもちろん、熟してやわらかくなったものは冷凍庫で凍らせてシャーベット状にすれば、暑い日にピッタリのスイーツとしても楽しめる。 旬 10月 11月 12月...»
ジューシーな口当たりと甘み、真っ赤に色づいた形の良い果実。県内でも、有数の“いちご”の産地である菊池地区が生産するこだわりの品種がある。その名も“きくちのまんま・糖蜜使用のこだわりいちご”だ。「JA菊池イチゴ部会」が“ひのしずく”を改良した品種で、1個40グラム以上、卵のL玉並みというサイズ。そのため、一粒ずつフルーツキャップでくるんで出荷される。味も濃厚で、酸味が少なく、まろやかな甘みは、徹底した管理と有機栽培の賜物だ。そのインパクトと味で贈答用としても人気を集めている。 旬 12月 1月 2月 3月 4月 5月...»
熊本県のくり生産量は日本でも5本の指に入るほど盛んだ。栽培される品種も「丹沢」、「筑波」、「銀寄(ぎんよせ)」、「利平」などと多種に渡り、県北の菊池市や、県南の球磨地域などが主産地。熊本県のくりは、シーズンになると全国で最も早く市場に出荷されることでも知られている。熊本の自然の恵みのなかで甘く育ったくりは、ゆでたり、焼いたりして食べられるほか、マロンケーキや羊かん、くりきんとんなどのスイーツの原料としても広く使用されている。 旬 9月 10月 11月...»
“メロン”の産地として知られている七城地域。JA菊池のメロン部会所属の生産者全員がエコファーマーを取得、良質な有機肥料による土づくりを推進し、高品質のメロンを作っている。種類も豊富で、出荷時期も長いのが特徴。春にはアンデスメロン、イエローキングメロン、クインシーメロン、ホームランメロン、肥後グリーン、秋にはアールスメロンを栽培している。平成7年にはメロンの形をした物産館「メロンドーム」がオープン。ここでは光センサーによる糖度検査で14度以上という条件に合格したしたメロンだけを販売している。また、ほかの地元産農産物も種類が豊富に揃っている。 旬 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月...»
馬肉は低カロリー、高タンパク質。身体も温まり、コレステロールの心配がないヘルシーなお肉。「馬刺し」が定番で、寿司ネタにもなる。口の中でほんのり甘くとろける馬肉の脂肪分と、ショウガやニンニクなどの薬味のコンビネーションは絶妙。もちろん、焼肉やステーキほか、「おでん」に馬肉のスジを使う家庭も少なくない。タテガミの刺身や、レバーなどの内臓も珍味。馬肉は牛肉と違い、新鮮なものほど美味で、特に霜降り部分の刺身はマグロのトロに匹敵する味。冬の間に充分に肥らせた午を、桜の咲く頃に味わうのが一番と言われている。...»
”赤酒”とは、醸造した“もろみ”に木炭を加えることで、酒の保存性を高めるという、独特の製法で、“灰持(あくもち)酒”ともいわれる。製造過程で酒の色が茶褐色に変化することから赤酒の名がついたという。もともと庶民の酒として親しまれてきたが、今では料理酒としても人気があり、「肉や魚の臭みをとる」、「身をやわらかくして旨みを引き出す」、「キレが良くすっきりしており照りを出す」など評判が高い。ちなみに、熊本県では、加熱して殺菌することで保存性を保つ一般的な清酒のことを“火持ち(ひもち)”と呼ぶ。...»
熊本では、古くはご飯のおかずや酒の肴として食されてきた“ゆべし”。もともとは保存食として作られていたといわれ、当初はゆずの中身をくりぬいたところに、米粉と味噌やごま等を混ぜて蒸したものを詰めて干したものだったという。このゆべしがお菓子として売られるようになったのは明治の初め。職人が工夫と改良を加えて作り上げたものが原型になり、さらに改良されて現在のゆべしになったようだ。?薄い山吹色に色付いたもっちり炊き上げられた“ゆべし”は、ゆずの風味がほんのり香る優しい味。歴史が作り上げた味を楽しみたい。 柚餅子(ゆべし)は、全国的に広く知られる和菓子ですが、熊本では特に菊池市と人吉・球磨地区で製造されて...»
熊本県菊池市に古くから伝わる伝統銘菓のひとつである“松風”。その最大の特徴は1.5ミリという驚きの薄さで、この薄さが本に挟む「しおり」を連想させるためか、見た目からも上品なイメージを受ける。小麦粉、てんさい糖、地卵、ケシの実を使い、和菓子職人が一枚一枚丁寧に焼き上げていく。パリパリ、サクサクの軽い食感、バランスの良い甘みと香ばしさはやみつきになるおいしさ。普段のお茶請けとしてはもちろん、おみやげや特別な方への贈答用にも相応しいお菓子だ。...»
味の決め手は沖縄産の含蜜黒糖。ビタミンやミネラルも豊富なこのコクのある天然の甘味料と、全国の産地から厳選した上質の小麦粉で作ったスティックドーナツ。黒糖が染み込んだフカフカの生地を新鮮な植物油で揚げており、ドーナツながらサクサクの食感であまり脂っこくないのが特徴だ。絶妙な食感に沖縄の黒糖が染み込み、素朴なやさしい甘さでコーヒーにも紅茶にも合うが、オススメは牛乳との組み合わせ。まろやかな風味で子供のおやつはもちろん、小腹が空いたときにも重宝する。スティック状の上に個別包装なので、手を汚さずに食べられるのもポイントだ。 ...»
廣福寺は、熊本県玉名市石貫に位置する曹洞宗の寺院です。大本山・永平寺の直末寺であり、肥後西国観音霊場の第24番札所として知られています。小岱山系観音岳の東麓に佇むこの寺は、豊かな歴史と文化財を抱える名刹です。 概要 廣福寺は、正平12年(1357年)に菊池武澄によって創建されたと伝えられています。大本山永平寺の直末寺であり、曹洞宗の中でも歴史的な重要性を持つ寺院です。肥後西国観音霊場の第24番札所として、多くの参拝者が訪れる場所でもあります。 創建と歴史 創建の由来 廣福寺の創建については、いくつかの説が伝わっています。寺伝によると、正平12年(1357年)、菊池武澄が肥後国菊池郡の...»
小天温泉は、熊本県玉名市天水町小天に位置する温泉であり、歴史的な名所として知られています。明治時代から文人や活動家たちに愛されたこの温泉は、風光明媚な自然と温泉情緒が魅力です。 温泉の歴史と夏目漱石との関わり 小天温泉は、夏目漱石の小説『草枕』の舞台である「那古井温泉」のモデルとして広く知られています。漱石は1896年(明治29年)から熊本市にある第五高等学校(現在の熊本大学)で英語教師を務めており、その翌年の正月にはこの小天温泉で数日間を過ごしました。彼はこの場所をとても気に入り、ロンドン留学中にも「小天行きなどおもひだすよ」と友人に宛てて記しています。 自由民権運動との関わり 小天...»
玉名市は、熊本県北部に位置する市であり、温泉地や歴史的名所が豊富な観光地として知られています。玉名市は2005年10月3日に隣接する岱明町、横島町、天水町と合併し、新市制の玉名市となりました。温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、歴史的にも重要な役割を果たしてきた地域です。玉名温泉や小天温泉といった有名な温泉地があり、また夏目漱石の小説『草枕』の舞台にもなったことから、観光客にも人気があります。 名所・旧跡 玉名市の歴史的な名所 玉名市には、国の史跡として登録されている場所や、古くからの神社、文化財などが数多く存在しています。これらの歴史的な名所は、玉名市の豊かな歴史と文化を象徴しています...»
熊本市現代美術館は、熊本県熊本市中央区にある市立の美術館です。英語表記は「CAMK」。九州で唯一「現代」を冠する美術館であり、熊本市の中心市街地に位置するびぷれす熊日会館の3階に設置されています。 概要 熊本市現代美術館は、熊本市の交通量の多い交差点に位置し、ジェームズ・タレル、マリーナ・アブラモヴィッチ、草間彌生、宮島達男といった国際的に活躍する現代美術家たちによるインスタレーション作品が恒久的に展示されています。これらの作品はいつでも見ることができ、多様な現代美術の体験が可能です。 また、数千冊の本が自由に読める「ホームギャラリー」や、子育ての相談ができる「まちなか子育てひろば」など...»
三井三池炭鉱は、福岡県大牟田市・みやま市及び熊本県荒尾市にまたがる炭鉱で、江戸時代から石炭の採掘が行われていました。1889年に三井財閥に払下げられ、日本の近代化に大きく貢献しましたが、1997年3月30日に閉山しました。現在も、宮原坑や万田坑といった炭鉱関連の遺産が残されており、近代化遺産(産業遺産)として注目されています。 世界遺産に登録された三池炭鉱 三井三池炭鉱に関連する遺産群は、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。この世界遺産には、宮原坑や万田坑、そして専用鉄道敷跡など、重要な産業遺産が含まれています。こ...»
荒尾干潟は、熊本県荒尾市に位置する日本を代表する干潟の一つで、ラムサール条約にも登録された重要な湿地です。国内でも有数の広さを誇る干潟であり、豊かな自然環境と多様な生態系が特徴です。 概要 荒尾干潟は、有明海の中央部東側に位置しており、その広大な面積は約1,656ヘクタールにも及びます。これは日本全体の干潟面積の約40%に相当し、国内でも非常に重要なエリアです。荒尾干潟は、河川の流入が少ないため、潮流によって運ばれた土砂や貝殻が堆積し、低潮線付近には砂の洲が形成されています。 この地域の干潟は比較的砂や貝殻が多く、他の干潟と比べると泥が少ないため、ぬかるみにくく、歩行が容易です。ゴカイ類...»
荒尾市は、熊本県北西部に位置し、有明海に面する美しい自然と歴史ある市です。市の北側は福岡県大牟田市と接しており、かつては三井三池炭鉱の街として大いに栄えました。荒尾市には、九州最大級の遊園地「グリーンランド」や、世界文化遺産に登録されている「万田坑」など、観光客に人気のスポットが数多くあります。1942年(昭和17年)に市制が施行され、豊かな歴史と文化を持つこの市は、今もなお観光地として魅力を放っています。 名所・旧跡 荒尾市には、歴史的価値のある古墳や神社など、多くの名所・旧跡が存在します。これらの場所では、地域の歴史と文化を深く感じることができます。 三ノ宮古墳 三ノ宮古墳は、荒尾...»
宮崎兄弟の生家は、熊本県荒尾市にある史跡であり、熊本県指定の文化財でもあります。この場所は、宮崎滔天、宮崎八郎、宮崎民蔵、宮崎彌蔵などの宮崎兄弟と、中国革命の父と称される孫文との交流をテーマとした施設です。また、敷地内には「荒尾市宮崎兄弟資料館」が併設されており、多くの歴史的資料が展示されています。 宮崎家の歴史 宮崎家の始まり 宮崎家は、初代の弥次兵衛正之が正保4年(1647年)に肥前国佐賀郡佐賀から肥後国玉名郡荒尾村に移住したことから始まります。宮崎家はその後、8代目の宮崎政明の代まで世襲郷士として地域に根付いていきました。 宮崎兄弟と孫文 宮崎家の中でも特に知られるのが、宮崎滔...»
金魚と鯉の郷広場は、熊本県玉名郡長洲町にある自然豊かな公園です。この広場は、地域の特産である金魚と鯉をテーマにしたユニークな施設で、観光客や地元の家族連れに人気のスポットとなっています。広々とした芝生広場や金魚の展示館、季節ごとのイベントが訪れる人々を楽しませています。 金魚の館 概要 金魚と鯉の郷広場の中心的な施設である「金魚の館」は、1995年にオープンしました。この館内では、長洲町が誇るさまざまな種類の金魚を展示しており、訪れる人々がその美しい姿を鑑賞できます。また、子どもから大人まで楽しめる「金魚すくい」も体験することができます。 この他にも、アスレチック施設や広大な芝生の広場...»
長洲町は、熊本県北西部、玉名郡に位置する町です。町の西南部は有明海に面しており、金魚や錦鯉の養殖が盛んなことで知られています。町内には長洲港があり、有明フェリーが運航されており、島原半島と熊本県を結ぶ重要な交通手段となっています。 名所・旧跡・観光スポット ぼたもちさん - 立花誾千代の墓 「ぼたもちさん」は、立花誾千代(たちばな ぎんちよ)の墓として知られています。立花誾千代は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・立花宗茂の正室で、その勇敢さと気高さから、多くの人々に尊敬されました。この場所は、彼女の功績を称え、静かに手を合わせることができる場所として訪れる人々が後を絶ちませ...»
鞠智城は、熊本県山鹿市と菊池市にまたがる台地に築かれた古代山城です。城跡は2004年2月27日に国の史跡「鞠智城跡」に指定されました。歴史的には、7世紀から10世紀にかけて約300年存続し、軍事的な要所として重要な役割を果たしました。 鞠智城の歴史的背景 『続日本紀』によると、鞠智城は文武天皇2年(698年)に修復された記録がありますが、正確な築城年は不明です。発掘調査の結果、7世紀後半から10世紀中頃まで存続していたことが確認されており、白村江の戦い後、大和朝廷が防衛拠点として築いた城の一つと考えられています。特に大宰府、大野城、基肄城と連動して北九州の防衛に寄与しました。 鞠智城の位...»
大宮神社は、熊本県山鹿市山鹿に位置する由緒ある神社です。主祭神として景行天皇を祀り、阿蘇十二神を併せ祀る神社としても知られています。古くから地域の人々に崇敬され、歴史と文化が息づく場所です。 概要 大宮神社の所在地は熊本県山鹿市山鹿であり、社格は旧県社に指定されています。神社の境内には広大な神域が広がり、八坂神社をはじめ、様々な境内社や文化的な建造物が点在しています。また、奉納された灯籠を保存する「燈籠殿」や、猿田彦石碑群といった見どころも豊富です。山鹿の象徴的な神社として、地域の文化・祭事と深く結びついています。 神社の起源と歴史 大宮神社の起源は、伝説によれば第12代景行天皇が九州...»
熊本県立装飾古墳館は、熊本県山鹿市鹿央町にある考古学博物館です。岩原古墳群という国の史跡に立地しており、周辺には県指定史跡の岩原横穴墓群も点在しています。この博物館は、熊本県内に数多く存在する装飾古墳に関する展示や研究を行うために設立されました。 装飾古墳とは 古墳の装飾とその役割 装飾古墳(英:mounded tomb with decorated chamber walls)とは、古墳内部の石室や石棺、または横穴墓の壁面に絵画や文様が描かれたものを指します。日本全国には約600基の装飾古墳があり、そのうち約200基が熊本県内に集中しています。熊本県は装飾古墳の宝庫として、全国でも一番...»
山鹿市は熊本県の北部に位置し、温泉や歴史的な街並みが楽しめる観光都市です。特に山鹿温泉や毎年8月に開催される「山鹿灯籠まつり」は全国的にも有名で、多くの観光客が訪れます。市内は自然豊かで、九州山地の一部を形成する山々がそびえ、菊池川が静かに流れる風景は、訪れる人々に癒しを提供します。 名所・旧跡 主な城郭・館 山鹿市には歴史を感じることができる城郭跡が数多くあります。 鞠智城は、7世紀に建てられた古代山城で、防御拠点として重要な役割を果たしました。城村城跡、日渡城跡、山鹿城跡(現在は光専寺として残る)、隈部館跡などもあり、城郭巡りを楽しむことができます。 主な神社 山鹿市には、地域...»
菊池渓谷は、熊本県の菊池川の上流に位置し、阿蘇市と菊池市にまたがる渓谷です。豊かな自然と美しい風景が広がるこの地域は、特に避暑地として、また紅葉の名所としても知られています。渓谷の中には澄んだ清流が流れ、季節ごとに異なる魅力を持つため、観光客にとっては四季を通じて楽しめる場所です。 自然豊かな環境 菊池渓谷一帯は、阿蘇外輪山に囲まれ、モミ、ツガ、ケヤキなどの広葉樹に覆われています。この原生林は「渓谷美の極致」と称されるほどの美しさを誇り、今もその姿を保っています。この地域は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区に指定されており、菊池渓谷はまた「名水100選」にも選ばれるほどの清らかな水を誇り...»
菊池温泉は、熊本県菊池市の中心部、隈府一帯に位置する温泉地です。ここでは、弱アルカリ性の泉質が特徴で、肌に優しいことから「化粧の湯」と呼ばれています。豊富な湯量と高い品質が魅力で、美肌効果が期待される温泉として知られています。 泉質と特徴 菊池温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉温度は45℃です。温泉の湯は柔らかく、ヌルヌルとした滑らかな肌触りが特徴です。このため、肌に吸い付くような濃厚な湯が自慢で、「乙女の肌」とも称されるほどです。 温泉街の紹介 菊池温泉には、約40軒の旅館が点在しています。温泉街では、「周湯券」という湯巡り手形が発行されており、1000円で3カ所の温泉を楽しむこ...»
菊池神社は、熊本県菊池市に位置する由緒ある神社です。この神社は南北朝時代において、南朝側で戦った名家・菊池氏の3代を祀っています。菊池神社は、建武中興十五社の一つであり、旧社格は別格官幣社に属し、現在は神社本庁の別表神社です。 神社の概要 菊池神社の境内には「菊池歴史館」があり、菊池千本槍など、菊池氏が500年以上にわたって守り続けた歴史の遺物が展示されています。また、春になると桜が美しく咲き誇る名所としても有名です。 祭神 この神社では、菊池家12代当主である菊池武時(たけとき)、13代当主の菊池武重(たけしげ)、15代当主の菊池武光(たけみつ)の父子を主祭神として祀っています。菊池...»
菊池城は、熊本県菊池市隈府に位置していた中世の山城です。この城は、菊池氏の本拠地として知られ、別名「隈府城」とも呼ばれていました。歴史的には、九州の南朝方の拠点として、また肥後守護としての地位を確立した菊池氏の栄華を象徴する城でした。 菊池城の起源と築城 菊池城は、菊池十八城と呼ばれる城砦群の一つで、正平年間(1346年-1370年)に菊池武政によって築かれました。当時、菊池氏は九州における南朝方の有力者であり、南朝のために戦った歴史があります。この城は、現在の菊池市を中心に栄え、城下町としても繁栄しました。 戦国時代の菊池氏と菊池城 しかし、戦国時代に入ると菊池氏は内紛に巻き込まれ、...»
菊池市は、熊本県北部に位置する市で、菊池川の上流に位置し、熊本市から北東に約25kmの距離にあります。この地域は菊池氏の本拠地であった隈府(わいふ)を中心に発展し、豊かな自然や歴史的文化を持つ魅力的な地域です。さらに、東部には阿蘇外輪山が広がり、美しい広葉樹林が豊富で、菊池渓谷などの自然景観が観光地としても人気を集めています。 名所・旧跡 城郭 菊池市は、多くの歴史的な城郭を擁しています。 菊池十八外城 - 菊池氏が築いた城の一部で、周辺地域の防衛に貢献しました。 鞠智城 - 古代の城であり、歴史的価値が高い建造物です。 菊池城 - 菊池一族の拠点として栄えた城です。 神...»
熊本県農業公園は、熊本県合志市に位置する広大な農業公園です。地元では「カントリーパーク」という愛称で親しまれており、1991年に開園して以来、多くの来園者に楽しまれています。 概要 熊本県立農業大学校や熊本県農業研究センターに隣接するこの公園は、約27.9ヘクタールの広さを誇ります。ここでは、農業に関する学びや体験ができるほか、広大な牧草地やアスレチック遊具で過ごすことができ、休日には多くの家族連れが訪れます。 園内には農業に関するパビリオンや物産館もあり、農業体験教室が定期的に開催されています。また、四季折々のイベントも多く、特に冬の植木まつり、春と秋のバラまつり、夏の水遊び広場など、...»
熊本県の中北部に位置する合志市は、歴史的な背景と豊かな自然に恵まれた都市です。合志市は熊本市のベッドタウンとしての役割を果たしつつも、歴史を感じられる古跡や公園、文化施設など見どころがたくさんあり、自然と歴史を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。 名所・旧跡 竹迫日吉公園(竹迫城) 竹迫日吉公園は、かつての竹迫城の跡地に位置する公園です。この城は戦国時代に築かれたとされており、歴史を感じる風情ある景観が広がっています。園内には桜の木が多く、春になると美しい花が咲き誇り、花見の名所として多くの人々が訪れます。竹迫日吉公園では、歴史的な遺構を見ながらゆっくりと散策を楽しむこ...»
熊本県菊池郡に位置する大津町は、阿蘇山の外輪山のふもとに広がる美しい自然環境と、長い歴史を持つ町です。熊本市から阿蘇山へ向かう道中にあるこの町は、観光の拠点としても魅力的です。 地理とアクセス 阿蘇山の玄関口 大津町は、熊本市から約19kmの位置にあり、阿蘇山や熊本平野にも近く、豊かな自然に囲まれています。町内には国道57号が東西に走り、また豊肥本線が通っているため、阿蘇方面へ向かう観光客も多く、特に観光シーズンには交通量が増えるのが特徴です。 白川の自然と風景 南部を流れる白川が、町の美しい自然を彩ります。町内では、広がる田畑や森林の風景が見られ、四季折々の景色が楽しめます。特に春...»
鼻ぐり井手は、熊本県菊陽町の馬場楠にある歴史的な用水路です。この用水路は、阿蘇方面から流れてくる大量の土砂が堆積することなく水を通す特殊な仕掛けを持っています。16世紀末から17世紀初頭にかけて、肥後藩主である加藤清正が築造を指示したと伝えられています。 鼻ぐりの語源 「鼻ぐり」とは何か 『広辞苑』によると、「鼻ぐり」とは「鼻削(はなぐり)」や「鼻木」とも呼ばれ、牛の鼻に通す環を意味します。この用語は、穴を穿って水流を結ぶ井手の構造が、牛の鼻に通す環の形状に似ていることから由来しています。 別名「辛川の九十九刎」 鼻ぐり井手は、別名として「辛川の九十九刎(からかわのつくもばね)」とも...»
熊本県菊池郡に位置する菊陽町は、近年、熊本市のベッドタウンとして急速に発展しています。その豊かな自然や、急速な発展に伴う利便性から、観光地としても注目されています。 名所・旧跡・観光スポット 菊陽杉並木公園さんさん(総合交流ターミナルさんふれあ) 菊陽杉並木公園さんさんは、菊陽町の魅力を感じられる総合交流施設です。「さんふれあ」という愛称で親しまれており、広々とした公園内には、散策路や遊具、広場などが整備されており、子どもから大人まで楽しめる憩いの場となっています。また、四季折々の自然を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。 旧跡 鉄砲小路 鉄砲小路は、江戸時代に鉄...»
本妙寺は、熊本市西区の熊本城北西に位置する日蓮宗六条門流の寺院で、大本山本圀寺から「六条門流九州総導師」という特別な寺格を授与されています。山号は発星山で、本尊は十界曼荼羅です。加藤清正を祀る浄池廟(じょうちびょう)で有名であり、親師法縁としても信仰されています。浄池廟の奥には長い石段があり、その先には清正の銅像が建てられています。 仁王門と参道 本妙寺の境内は仁王門を通ることで始まります。この巨大な仁王門は鉄筋コンクリート造で、出雲大社の大鳥居で知られる小林徳一郎の寄進により1920年(大正9年)に建立されました。現在、この門は国の登録有形文化財に指定されています。仁王門をくぐると、桜並...»
植木温泉は、熊本県熊本市北区に位置する歴史ある温泉地で、古くから「熊本の奥座敷」として親しまれてきました。その豊富な湯量と温泉街の静かな雰囲気が特徴で、温泉をゆったり楽しみたい方々にとって理想的な場所です。ここでは、植木温泉の泉質や温泉街の魅力、歴史、アクセス方法などをご紹介します。 泉質とその特徴 植木温泉の泉質は、アルカリ性単純泉と単純硫黄泉の二種類が主に提供されています。どちらも滑らかな湯触りが特徴で、その肌ざわりは「玉の肌」と表現されるほどです。温泉のアルカリ性成分は、肌をすべすべにする効果があり、美肌を求める方にも高く評価されています。また、硫黄泉は温浴効果が高く、疲労回復やリウ...»
フードパル熊本は、熊本県熊本市北区に位置する食品工業団地です。この施設は、食品製造に特化した工場や製造工程を見学できるオープンファクトリー、制作体験ができる施設、レストラン、各種ショッピングコーナーなどが集まっています。週末にはフリーマーケットなどのイベントも開催され、多くの来場者で賑わう『食のテーマパーク』として地元住民や観光客に親しまれています。 沿革 フードパル熊本の設立は1993年(平成5年)4月1日に行われ、1997年(平成9年)11月に正式にオープンしました。しかし、2012年(平成24年)12月26日、熊本地方裁判所により破産手続きの開始決定がされました。この時の負債額は約2...»
田原坂は、熊本県熊本市北区植木町豊岡一帯に位置する地名であり、歴史的な意義を持つ場所です。この地は西南戦争の最大の激戦地として広く知られており、国の史跡にも指定されています。また、田原坂を題材にした民謡も数多く存在し、日本の歴史に深く関連しています。 西南戦争と田原坂 田原坂は、1877年に勃発した西南戦争において、官軍と薩軍との間で激しい戦闘が行われた場所です。この戦いで多くの兵士が命を落とし、その歴史を今に伝える資料館や記念碑が田原坂周辺に残されています。中でも「弾痕の家」と呼ばれる建物は、西南戦争当時の弾痕をそのまま残しており、戦争の激しさを物語る貴重な遺産です。 田原坂公園 田...»
熊本城稲荷神社は、熊本県熊本市に位置する神社で、通称「白髭さん」として親しまれています。この神社は、熊本城の守護神として信仰されており、熊本市民に深く根付いています。 概要 熊本城稲荷神社は熊本城の東側、市街地にあり、すぐ北隣には熊本大神宮が存在します。本殿の背後には、熊本城の本丸を囲む壮大な石垣がそびえ立ち、その歴史的な雰囲気を感じさせます。神社の周囲は熊本城の歴史的な風景と調和し、多くの参拝者が訪れるスポットとなっています。 祭神 熊本城稲荷神社には、さまざまな願いに応じた多くの神々が祀られています。以下は主な祭神です: 白髭大明神 - 生活守護の神 緋衣大明神 - 火伏・...»
桜の馬場 城彩苑は、熊本県熊本市中央区にある観光施設で、2011年に開業しました。この施設は、熊本の歴史と文化を発信し、地元の物産を広く紹介することを目的としています。観光名所である熊本城のふもとに位置し、熊本の魅力を多角的に楽しむことができるスポットです。 施設の概要 桜の馬場 城彩苑は、熊本城を訪れる観光客のための休憩所や観光情報の提供を行うだけでなく、地元の食文化や歴史的な体験を通じて熊本の魅力をより深く理解することができる場所です。かつてこの場所は熊本城内のプールとして使用されていましたが、現在は観光スポットとして多くの人々が訪れています。 施設内の主なエリア 総合観光案内所 ...»
加藤神社は、熊本県熊本市の熊本城内に位置する神社で、主に加藤清正公を祀っています。熊本城を訪れる観光客にとっても人気のスポットであり、歴史的な背景と共に熊本の信仰の一端を垣間見ることができる神社です。 概要 加藤神社は、元々は慶長16年(1611年)の加藤清正公の死後に、彼を祀るために建てられた「浄池廟」から始まりました。後に火災で焼失した本妙寺がここに移され、時代と共にその形を変え、現在の加藤神社へと発展していきました。正月の三が日には、藤崎八旛宮と並ぶ多くの参拝者が訪れ、熊本市民や観光客にとって大切な存在となっています。 祭神 加藤神社の主祭神は加藤清正公であり、彼に殉じた大木兼能...»
監物台樹木園は、熊本県熊本市中央区に位置する植物園です。この樹木園は、熊本城の北端にある監物櫓の周辺一帯に広がっており、歴史的背景や多種多様な植物が育つことで知られています。観光名所としても人気があり、四季折々の花や木々を楽しむことができます。 樹木園の歴史 明治時代からの歴史 この場所は、明治時代には軍用地として利用されており、熊本陸軍幼年学校の敷地としても活用されていました。しかし、1949年(昭和24年)に熊本営林局の管轄となり、1952年(昭和27年)11月8日に正式に樹木園として開園しました。当時、農林省林野局熊本営林局長であった大坪藤市の呼びかけにより、全九州の営林署から様々...»
熊本県立美術館は、熊本県熊本市中央区にある県立の美術館で、熊本城の二の丸公園内に位置しています。この美術館は、地元熊本の文化や芸術を保存・展示し、国内外の美術品も多く所蔵しています。さらに、文化教育の普及活動も盛んに行われ、訪れる人々に美術と触れ合う機会を提供しています。 施設案内 本館の施設 本館には、企画展示室や装飾古墳室、常設展示室、浜田知明室があり、また細川コレクション永青文庫展示室も別棟として設けられています。中2階にはロビーと喫茶店があり、2階には常設展示室が広がっています。訪れる人々は、美術鑑賞の後にリラックスできる空間も充実しています。 分館の施設 分館には、1階から...»
熊本博物館は、熊本市中央区に位置する歴史ある博物館で、昭和27年(1952年)に開館しました。長い歴史の中で、熊本の文化や自然を展示する場所として、多くの人々に親しまれています。大規模なリニューアルを経て、平成30年(2018年)に新たにオープンし、古代から現代に至るまでの熊本の歴史や自然に関する貴重な資料が展示されています。 博物館の歴史と概要 熊本博物館の本館は、昭和53年(1978年)に現在の場所に移転し、黒川紀章建築都市設計事務所によるデザインで設計されました。平成27年(2015年)からリニューアルのため一時的に閉館し、3年後の平成30年(2018年)にリニューアルオープンしまし...»
旧細川刑部邸は、熊本県熊本市中央区の熊本城三の丸跡に位置する武家屋敷です。この建物は、熊本県指定重要文化財に指定されており、熊本城の歴史的景観を支える一部として高い価値を持っています。細川刑部家(子飼細川とも呼ばれます)は、細川内膳家(砂取細川)と並び、細川藩の一門家臣家の一つで、江戸時代には長岡姓を名乗っていました。 建物の特徴 格式高い武家屋敷の構造 旧細川刑部邸は、江戸時代の上級武家屋敷の典型として、非常に格式の高い建築様式を誇ります。建坪は約300坪に及び、重厚な唐破風の玄関は、重臣や当主専用の入口として使われました。また、入側造りの表御書院は、大名邸宅の特徴を色濃く残しています...»
熊本県護国神社は、熊本県熊本市中央区に位置する神社で、護国神社の一つです。明治以降、国難に際して殉じた熊本県出身やゆかりのある方々の霊を祀っており、特に戦没者の慰霊を目的としています。 概要 熊本県護国神社は、熊本市中央区に位置し、県内外から多くの参拝者が訪れる神社です。この神社は、熊本の歴史や文化に根ざした重要な場所であり、戦争で命を落とされた方々を祀ることから、地域の平和を祈る場としても知られています。 祭神 熊本県護国神社では、明治維新から太平洋戦争(大東亜戦争)に至るまでの国難に殉じた、熊本県出身または縁故のある約6万5千柱の戦没者が祀られています。これには、軍人だけでなく、従...»
熊本県伝統工芸館は、熊本市中央区に位置する公立の文化施設であり、1982年(昭和57年)に開館しました。熊本県内の伝統工芸品を中心に展示しており、肥後象嵌(ひごぞうがん)や陶磁器、刃物、竹製品、染織物など、県の誇る技術と文化を継承しています。この施設では、工芸品の展示のみならず販売も行われており、その収益の一部は地元の伝統工芸品の保護と発展に使われています。 展示内容 熊本県伝統工芸館の展示は、熊本県の豊かな歴史と文化が育んだ伝統工芸品に焦点を当てています。肥後象嵌をはじめ、木工品、竹工品、陶磁器、郷土玩具、刃物など、県の指定を受けた90品目の工芸品が一堂に会しています。これらの工芸品は、...»
玉名温泉は、熊本県玉名市(旧肥後国)に位置する歴史ある温泉です。かつては「立願寺温泉」とも呼ばれ、炭鉱で栄えた福岡県大牟田市からの近さから「三井の奥座敷」として賑わいました。しかし、現在ではその栄華も衰退し、温泉旅館の数はかつての半数以下となっています。 温泉の概要 玉名温泉は約1300年前に開湯したとされ、長い歴史を持つ温泉地です。この地域の温泉は「美人の湯」として知られており、肌に優しい泉質が特徴です。 泉質と効能 玉名温泉の泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、源泉の温度は40〜45℃です。特にラジウムを多く含むことで知られており、入浴することで血行が促進され、美肌効果が期待できると言...»
高瀬裏川水際緑地は、熊本県玉名市に位置する美しい公園です。この公園は、有明海の川港として栄えた高瀬裏川の一帯にあり、その歴史的背景と自然の美しさが融合しています。1980年に全国で初めて「水際緑化モデル地区」に指定され、公園として整備されました。現在では市民の憩いの場として、訪れる人々を楽しませています。 歴史と背景 高瀬裏川はかつて、有明海への川港として栄えていました。その歴史を今に伝えるものとして、川沿いには高瀬商人が積み上げた石垣や、1848年に築造された「高瀬目鏡橋」をはじめとする複数の石橋が存在しています。これらの石橋群は、当時の繁栄と商人たちの力強さを象徴するものであり、訪れる...»
蓮華院誕生寺は、熊本県玉名市築地に位置する真言律宗の寺院です。その山号は高原山(たかはらさん)であり、本尊として皇円大菩薩が祀られています。この寺院の寺格は別格本山であり、奈良の西大寺を総本山としています。 寺の歴史は古く、元々は平安時代後期か鎌倉時代初期に創建された浄光寺蓮華院の跡地に建立されました。しかし戦国時代の戦乱により浄光寺は焼失しました。 その後、昭和時代初頭に霊告を受けた初代住職の川原是信が昭和5年(1930年)に蓮華院誕生寺として中興しました。この寺には檀家はなく、信者や一般の人々のために祈祷を行う祈祷寺としての役割を持っています。 寺名の由来と歴史的背景 江戸時代の肥...»
豊前街道南関御茶屋跡は、熊本県玉名郡南関町にある歴史的な遺構で、国指定の史跡です。この御茶屋跡は、江戸時代の参勤交代の際に、藩主や藩士が休憩や宿泊を行う場所として使用されていました。南関町の歴史的な役割や、交通の要衝としての重要性を物語る貴重な史跡となっています。 南関御茶屋跡の歴史 南関御茶屋跡は、1852年(嘉永5年)に完成したもので、当時は肥後藩主の参勤交代の際に休憩所や宿泊所として使用されていました。修理や保存事業を経て、2004年に修復が完了し、2005年5月13日に一般公開されました。この修復にかかった費用は約1億1400万円にのぼります。 南関の歴史的背景 南関は古代から...»
南関町は、熊本県の北西部に位置する静かな町で、歴史的な背景や豊かな自然に囲まれた魅力的な観光地です。 地理と自然環境 南関町は熊本県の西北端に位置し、北部から西部にかけて福岡県と隣接しています。熊本市からは北西に約50キロメートル離れており、町の北から南東方向には九州自動車道が通っています。この町は山々と川に恵まれており、主な山には小岱山(しょうたいさん)、大津山(おおつやま)、二城山(ふたしろやま)、三池山(みいけやま)、大間山(だいまやま)などがあり、美しい自然景観を楽しむことができます。河川では、関川や内田川が流れ、町の風景に潤いを与えています。 名所・旧跡 豊前街道南関御茶屋跡...»
田中城は、熊本県玉名郡和水町和仁にあった日本の城です。別名和仁城とも呼ばれ、中世に肥後国の国人である和仁氏が本拠とした城でした。この城は、1587年(天正15年)に発生した肥後国人一揆において、最後まで抗戦を続けた城の一つとして知られています。 概要 田中城は「田中城跡」の名称で、国の史跡に指定されています。熊本県の旧三加和町一帯を支配していた和仁氏の拠点で、歴史的にも重要な城郭です。 城の構造 田中城は、和仁川の東側に接する小山に築かれ、総面積は約8万平方メートルと推定されています。主郭は50m×42mの楕円形の平坦部で、城周辺の水田からの比高は47mです。田中城は実戦向きの城であり...»
トンカラリンは、熊本県玉名郡和水町にある謎に包まれた隧道(トンネル)型の遺構です。地元では重要な史跡として知られ、熊本県指定の史跡に指定されています。この隧道は、考古学的に重要な意義を持ちながらも、その用途や歴史については様々な説があり、明確な結論は出ていません。 トンカラリンの概要 トンカラリンは、江田船山古墳(国の史跡)がある清原(せいばる)台地に位置し、全長は約464.6メートルにも及びます。この遺構は、自然の地隙と人工の石組み暗渠から構成されています。トンカラリンという名称は、隧道に石を投げ込むと「とんからりん」という音が響くことから由来しています。 考古学者の吉村作治氏は、トン...»
江田船山古墳は、熊本県玉名郡和水町(旧菊水町)に位置する、前方後円墳の一つです。この古墳は、5世紀末から6世紀初頭に築造されたと考えられ、墳丘の長さは62メートルに及びます。古墳の周囲には盾形の周濠(しゅうごう)が巡っており、豊富な副葬品が出土したことでも知られています。特に、75文字の銀象嵌(ぎんぞうがん)銘を持つ大刀が発見され、この大刀が日本最古の本格的な記録文書とされています。江田船山古墳は国の史跡に指定され、古代文化を理解する上で非常に重要な遺跡です。 江田船山古墳の概要 江田船山古墳は、清原(せいばる)古墳群の中で最古かつ最大の規模を持つ古墳です。1873年(明治6年)に初めて発...»
玉東町は、熊本県の北部に位置する町であり、玉名郡に属しています。この町は「みかんと史跡の里」というキャッチフレーズの通り、みかんをはじめとして、梨やスモモといった果物の栽培が盛んに行われています。また、西南戦争の激戦地としても知られ、町内には数多くの史跡が残されており、歴史的にも重要な地域です。 歴史的背景と町並み 木葉山の麓には古い町並みが残り、その一角にある木の葉猿窯元では、素朴な猿の置物が焼かれています。この置物は、古くから厄除けや安産祈願の象徴として大切にされてきました。また、明治10年(1877年)におこった西南戦争では、玉東町は激戦地となり、町内には多くの戦跡が残されています。...»
山鹿温泉は、熊本県山鹿市(旧肥後国)に位置する歴史ある温泉地です。この温泉は、毎年8月に開催される「山鹿灯籠まつり」で特に有名です。さらに、市内には多くの観光名所が点在しており、訪れる人々に多彩な魅力を提供しています。 温泉の泉質と効能 山鹿温泉はアルカリ性単純温泉で、その泉質は非常に滑らかです。この特性から、美肌効果が期待できるとされています。温泉を利用することで、肌が柔らかく、つややかになると多くの訪問者に喜ばれています。 温泉街の魅力 山鹿温泉の温泉街は、旅館やホテルが約20軒ほど立ち並び、熊本県内でも屈指の規模を誇ります。この地域の温泉街は古い歴史を持ち、風情豊かな雰囲気が漂っ...»
平山温泉は、熊本県山鹿市に位置し、その歴史は1300年以上にわたります。周辺の温泉にはあまり見られない硫黄分を含み、泉質の良さで知られています。美しい自然に囲まれたこの温泉は、「美肌の湯」としても有名で、全国から多くの温泉ファンを引き寄せています。近年は熊本のローカルテレビ局をはじめ、九州のメディアでも取り上げられ、黒川温泉に次ぐ人気の温泉地として注目されています。 泉質と効能 平山温泉の泉質は、アルカリ性単純硫黄泉で、源泉温度は40度から49度。リウマチや神経痛、神経炎、アトピー性皮膚炎、外傷性障害の後療法、骨および関節の運動障害などに対する効能があるとされています。また、滑らかでとろり...»
八千代座は、熊本県山鹿市に位置する伝統的な芝居小屋で、1910年に建設されました。この芝居小屋は、1988年に国の重要文化財に指定され、その後の復元修理を経て、2001年に再びその美しい姿を取り戻しました。八千代座は日本の伝統的な劇場建築の代表例として、今日まで大切に保存され、多くの人々に愛されています。 八千代座の歴史 八千代座は、山鹿の有志たちが「山鹿の繁栄を願い、町を盛り上げるために」という志で建設されました。彼らは1株30円の株を募り、1910年に芝居小屋を完成させました。設計を担当したのは、地元の灯籠師であった木村亀太郎で、彼の技術と情熱によってこの劇場は誕生しました。 山鹿の...»
雲巌禅寺は、熊本県熊本市西区松尾町平山に位置する曹洞宗の寺院です。山号は「宝華山」または「岩殿山」と呼ばれており、地域では「岩戸観音」としても親しまれています。この名前は、境内奥にある洞窟・霊巌洞(れいがんどう)に安置された本尊・石体四面の馬頭観音像に由来します。 歴史的背景 この寺は、南北朝期の正平6年(1351年)に元から渡来した僧・東陵永璵(とうりょうえいよ)が開基したと伝えられています。本尊である四面馬頭観世音像は、中国から奈良時代に将来されたもので、長い歴史の中で多くの信仰を集めてきました。寺の奥には、剣術家・宮本武蔵が晩年に執筆した兵法書「五輪書」を記した洞窟、霊巌洞があり、現...»
横井小楠記念館は、熊本県熊本市東区に位置する博物館で、幕末の思想家・横井小楠に関連する資料を展示しています。小楠が1855年(安政2年)から暮らした地に建てられ、小楠の私塾「四時軒(しじけん)」や坂本龍馬、井上毅、元田永孚などの志士たちが訪れた記録も残っています。 記念館の概要 この記念館は、横井小楠の功績を伝えるために建てられました。横井小楠は幕末から明治にかけての日本の政治思想家であり、近代日本の改革に多大な影響を与えました。記念館では、小楠の思想や功績を示す資料が展示されており、彼に影響を受けた勝海舟(かつかいしゅう)、吉田松陰(よしだしょういん)、西郷隆盛(さいごうたかもり)らの書...»
江津湖は、熊本県熊本市東区から中央区にかけて広がる美しい湖で、上江津湖(かみえづこ)と下江津湖(しもえづこ)に分かれています。住宅街に囲まれながらも、豊かな自然とレジャー施設が共存しており、市民の憩いの場としても親しまれています。湖は、自然環境や生態系の保全が進められており、多様な動植物が生息する場所でもあります。 江津湖の概要 江津湖は、熊本平野の北部に位置する緑川水系の加勢川によって形成された河川膨張湖です。上江津湖は湧水が豊富で、地下水が湖に流れ込んでいます。奈良時代から乾地化が進み、慶長年間には加藤清正が江津塘を築くことで湖が形成されました。現在は、水前寺江津湖公園として整備されて...»
通潤橋は、熊本県上益城郡山都町にある石造単アーチ橋で、2023年(令和5年)9月25日に、橋やその他の土木構造物としては全国初の国宝に指定されました。 概要 通潤橋は、江戸時代の嘉永7年(1854年)に、阿蘇外輪山南側に位置する五老ヶ滝川(緑川水系)の谷に架けられた水路橋です。この橋は、水利に乏しかった白糸台地に水を供給するための通潤用水上井手(うわいで)水路の一部として建設されました。架設当初は「吹上台目鑑橋」と呼ばれていましたが、後に肥後藩の藩校・時習館の教導師であった真野源之助によって、周易の「損卦」に基づく「通潤橋」という名前が付けられました。 石造単アーチ橋の構造 通潤橋は、...»
甲佐町は、熊本県のほぼ中央部に位置する上益城郡に属する町です。この町は美しい自然と豊かな歴史を誇り、観光スポットや祭事が多くの訪問者を魅了しています。この記事では、甲佐町の地理、観光名所、そして訪れる際のポイントをご紹介します。 甲佐町の主な観光名所 甲佐町は、豊かな自然と歴史的な建造物が点在する魅力的な観光地です。訪問者が楽しめるスポットをいくつかご紹介します。 甲佐神社 甲佐町上揚にある甲佐神社は、地元の人々に愛される神社で、歴史ある建物と静かな雰囲気が特徴です。参拝者は、心を落ち着けながら自然の中で過ごすことができます。 早川厳島神社 早川地区に位置する早川厳島神社は、美しい...»
益城町は、熊本県の中部に位置する上益城郡に属する町で、豊かな自然と歴史的な名所が多く点在しています。町の名は、古くからこの地が交通の要所として栄え、地域の人々にとって大切な場所であったことに由来しています。 熊本市に隣接しており、熊本空港や九州自動車道のインターチェンジがあり、交通の拠点としても知られています。また、住宅地として熊本市のベッドタウンとしての役割も果たしています。益城町は、自然の恵みと伝統的な文化に触れることができる魅力的な観光スポットが多く、訪れる人々に穏やかな時間を提供します。 益城町の名所・旧跡・観光スポット 四賢婦人記念館(旧矢嶋家) 四賢婦人記念館(旧矢嶋家)は...»
浮島は、熊本県上益城郡嘉島町井寺に位置し、夫婦神の浮島神社(浮島さん)の池として知られています。湧水によって形成されたこの池は、清らかな水と豊かな自然に囲まれ、地域住民だけでなく、観光客にも愛されるスポットです。2010年には農林水産省の「ため池百選」に選定されており、熊本県内でも有数の美しい景観を誇ります。 浮島の魅力と選定 湧水の恵み 浮島は、湧水によって形成された池で、2010年3月25日に農林水産省の「ため池百選」に選ばれました。嘉島町は、一級河川である緑川水系支流に囲まれ、阿蘇山からの伏流水が町内各地で湧出しています。こうした豊かな水資源に恵まれた地域であることから、1996年...»
嘉島町は、熊本県上益城郡に位置する町で、熊本県の中心都市である熊本市の南部に隣接しています。町内には緑川、御船川、加勢川、矢形川といった河川が流れ、自然豊かな環境と、歴史深い文化が融合した町で、多くの観光名所やイベントを通じて人々に親しまれています。嘉島町は湧水が豊富で、その名水は「平成の名水百選」に選ばれるほどの美しさを誇り、訪れる人々に癒しと活力を提供します。 名所・旧跡・観光スポット 井寺古墳 井寺古墳は、嘉島町の歴史を物語る重要な史跡の一つです。この古墳は、古代の貴族や豪族の墓とされており、地域の文化や風習を垣間見ることができます。井寺古墳周辺は静かな自然環境に囲まれ、訪れる人々...»
御船町は、熊本県の上益城郡に位置する歴史と自然が調和した町です。この町は、南北朝時代から西南戦争までの幾多の戦いを背景に、数多くの文化財や史跡が点在しています。また、日本で初めて肉食恐竜の化石「ミフネリュウ」が発見されたことから、恐竜の里としても知られています。 名所・旧跡・観光スポット 辺田見若宮神社 辺田見若宮神社は、御船町の歴史と伝統を感じられる神社です。この神社は地域住民にとって重要な信仰の拠り所であり、さまざまな祭りや儀式が執り行われています。静かな環境に囲まれ、訪れる人々に心の平安を与える場所です。 東禅寺 東禅寺は、南北朝時代の1360年に建立された、上益城郡内最古の寺...»
御船町恐竜博物館は、熊本県上益城郡御船町に位置する自然史博物館で、恐竜や化石に関する多くの展示が特徴です。この博物館は、町立であり、訪問者は貴重な恐竜化石の数々を目にすることができる他、実際に化石発掘を体験できる施設「みふね化石ひろば」を備えています。 展示内容 御船町恐竜博物館では、地元で発見された恐竜の化石を中心に、世界各地から集められた恐竜の骨格標本や化石を展示しています。また、化石の発掘や調査の様子を学べるコーナーも充実しており、恐竜に関する知識を深めることができます。特に、日本初の肉食恐竜「ミフネリュウ」の展示は、博物館のハイライトとして訪問者を魅了しています。 みふね化石ひろ...»
塚原古墳群は、熊本県熊本市南区城南町塚原に位置する歴史的な古墳群です。九州自動車道の建設工事中に発見され、その保存を目的として「高速道路の真下を通過している」という非常に珍しい特徴を持っています。 古墳群の概要 塚原古墳群は熊本県で最大規模を誇り、日本全国でも有数の大きさを持つ古墳群です。その築造は4世紀から6世紀にかけて行われたとされ、江戸時代の『肥後国誌』や『古今肥後見聞雑記』にも記録が残っています。1972年の九州自動車道建設に伴い発掘調査が開始され、円墳、方形周溝墓、前方後円墳など多数の古墳が発見されました。 1976年には国の史跡として指定され、その後「塚原古墳公園」として整備...»
花岡山は、日本の熊本県熊本市に位置する標高132.2メートルの山です。山頂からは熊本市街を一望でき、その美しい眺めが市民や観光客に親しまれています。 概要 花岡山は、JR熊本駅の北西側に位置し、金峰山の末端部が断層によって切り離されて形成されたと考えられています。また、南側には万日山が隣接しており、地形的には花岡山と繋がっています。 呼称の由来 かつてこの山は朝日山や勢高山などと呼ばれていましたが、979年(天元2年)に祇園神社(現在の北岡神社)が建立された後は「祇園山」と呼ばれるようになりました。1869年(明治2年)に桜が植樹されたことから、現在の「花岡山」という名前が定着しました...»
島田美術館は、熊本県熊本市西区島崎に位置する美術館であり、特に剣豪・宮本武蔵の遺墨や遺品の展示で知られています。昭和52年(1977年)9月に開館し、熊本城顕彰会の常務理事であり、武蔵会会長を務めた島田真富(しまだ まとみ)が収集した古美術品を中心に展示しています。 美術館の概要 島田美術館は、中世末期から近世にかけての書画や武器、武具、そして工芸品を展示しており、宮本武蔵に関する資料が豊富に所蔵されています。これには、島田真富が武蔵に関する研究と資料収集に尽力したことが大きく寄与しており、武蔵の遺墨や遺品が充実しています。 開館の経緯 1977年9月に開館したこの美術館は、島田真富が...»
金峰山は、熊本県熊本市西区に位置する標高665メートルの一ノ岳を中心とするカルデラ式火山です。このページでは熊本県にある金峰山について詳しく説明します。 概要 金峰山は一般的には「一ノ岳」を指しますが、これは中央火口丘であり、熊ノ岳(二ノ岳とも呼ばれる標高685メートル)や三ノ岳(681メートル)、荒尾山(445メートル)など、外輪山を含む火山全体の総称です。これらの外輪山には、河内山、小萩山、花岡山、独鈷山、さらに少し離れた場所にある立田山なども含まれます。 この火山は阿蘇山よりも古いもので、100万年以上の時間をかけて徐々に形成されました。約56万年前から50万年前に火山活動が活発化...»
熊本市動植物園は、熊本県熊本市東区に位置する市営の動物園・植物園です。広大な敷地内には動物ゾーン、植物ゾーン、そして遊園地ゾーンがあり、訪れる人々に様々な楽しみを提供しています。園内には約130種・700頭の動物と約800種・5万点の植物が展示されており、動物とのふれあいや四季折々の植物観賞など、家族みんなで楽しむことができます。 アクセスと立地 熊本市動植物園は、市内中心部からほど近く、市民のオアシスと呼ばれる「江津湖」のほとりに位置しています。総面積24.5ヘクタールの広さを誇り、市民にとって憩いの場となっています。また、園内には多くの動物や植物が展示されており、訪れる人々の心を癒す存...»
藤崎八旛宮は、熊本県熊本市中央区に鎮座する神社です。旧社格は国幣小社であり、熊本市域の総鎮守として長い間、地元の信仰を集めています。 概要 藤崎八旛宮は、応神天皇を主祭神とし、神功皇后および住吉三神を相殿に祀っています。社名の「旛」の字は、天文11年(1548年)に後奈良天皇から賜った宸筆の勅額に基づき使用されており、それ以来、現在までその字が使われ続けています。 歴史 藤崎八旛宮の創建は承平5年(935年)に遡ります。これは、藤原純友の乱の追討と九州鎮護のために、国府があった宮崎庄の茶臼山に石清水八幡宮から勧請されたことに端を発します。この神社は九州の石清水五所別宮の一社でもあります...»
水前寺成趣園は、熊本県熊本市中央区に位置する美しい大名庭園で、江戸時代に熊本藩主であった細川氏によって造営されました。現在でもその魅力を保ち、多くの観光客が訪れる名所として親しまれています。通称「水前寺公園」とも呼ばれ、面積は約7万3000平方メートルに及びます。 この庭園の特徴は、園内に築かれた築山や平坦地が、日本の象徴的な景勝地である富士山や東海道の名所を模していると言われる点です。これにより、訪れる人々は自然の美しさと歴史的な景観の融合を楽しむことができます。 水前寺成趣園の歴史 造営の始まり 『細川家文書』によると、水前寺成趣園の歴史は、初代熊本藩主・細川忠利が寛永13年(16...»
長寿寺は、熊本県熊本市南区富合町木原にある天台宗の寺院です。比叡山延暦寺の末寺であり、「木原不動(木原不動尊)」の通称で親しまれています。 長寿寺は、千葉県成田市の成田山新勝寺(成田不動尊)、東京都目黒区の瀧泉寺(目黒不動尊)と並ぶ日本三大不動尊の一つに数えられます。また、九州三十六不動霊場の第19番札所でもあります。 毎年2月28日の大祭 長寿寺の大祭は毎年2月28日に行われ、修験者が素足でおき火の上を渡る「火渡り」や、煮えたぎった釜の熱湯の中に座る「湯立て」の荒行が実施されます。この大祭には数万人の参拝客が訪れ、賑わいを見せます。 長寿寺の歴史 創建と最盛期 長寿寺は延暦(78...»
六殿神社は、熊本県熊本市南区に鎮座する神社です。長寿寺(木原不動)と同じく雁回山(木原山)に位置し、旧社格は郷社です。六殿神社の起源は治承2年(1178年)に遡り、平重盛が武蔵の六孫王権現を勧請したことから始まります。かつて守富荘を治めていた木原氏の氏神として崇敬されていました。 10月9日の大祭には、古式豊かな神楽と流鏑馬(やぶさめ)が奉納され、神楽は肥後神楽の一つとして「木原神楽」とも呼ばれています。現在、木原神楽保存会によって子ども神楽として伝承され、保護されています。 楼門の歴史と特徴 国指定重要文化財の楼門は、天文18年(1549年)に宇土城主・名和氏によって建てられました。こ...»
大慈寺は、熊本県熊本市南区に位置する曹洞宗の寺院で、その正式名称は「大梁山大慈禅寺(だいりょうざんだいじぜんじ)」です。開山は寒巌義尹(かんがんぎいん)という僧で、弘安元年(1278年)に創建されました。曹洞宗の九州本山として歴史的に重要な位置を占め、現在も修行道場として僧堂が置かれています。本尊は釈迦三尊であり、坐禅をはじめとする禅の修行が行われています。 寺院の歴史 創建と発展 大慈寺は、後鳥羽天皇または順徳天皇の皇子であったとされる寒巌義尹によって開山されました。寒巌義尹は、曹洞宗の開祖である道元禅師に参禅し、2度にわたる中国への渡航(入宋)を経験した後、博多の聖福寺を経て肥後の地...»
桜山神社は、熊本県熊本市中央区に鎮座する神社で、天照大御神・豊受大神を主祭神としています。神社には、明治維新で活躍した肥後勤王党の志士や、神風連の烈士らが祀られています。また、境内には「神風連資料館」があります。 神社の歴史 1885年(明治18年)、明治維新で活躍した肥後勤王党と神風連の遺族が飽田郡宇留毛村(現熊本市中央区黒髪)に「誠忠の碑」と「123士の碑」を建立し、桜山同志会を組織したことが桜山神社の起こりです。その後、1913年(大正2年)に桜山祠堂(さくらやましどう)を建設し、1948年(昭和23年)には桜山神社へ改称されました。 1978年(昭和53年)には熊本在住作家で思想...»
熊本県上益城郡山都町に位置する五老ヶ滝は、矢部四十八滝の一つで、地域の豊かな自然景観を代表する滝です。滝はかつて轟川(とどろきがわ)と呼ばれており、上流から流れ落ちる水が壮大な風景を生み出しています。滝のすぐ上流には通潤橋があり、観光地としても知られています。 滝の概要 五老ヶ滝の特徴は、豊富な水量と50メートルの落差です。滝壺や周囲の断崖も広大で、滝の水は阿蘇カルデラ由来の溶結凝灰岩を削りながら流れ落ちています。矢部四十八滝の中でも、千滝、聖滝、越早滝、福良滝と並んで最大級の滝です。 この地域は、国の重要文化財である通潤橋と共に公園として整備されており、訪れる人々が自然の美しさを楽しめ...»
山都町は、熊本県東部に位置する町で、上益城郡に属しています。自然豊かな地域で、観光地としても魅力的な場所です。この町は2005年に矢部町、清和村、阿蘇郡蘇陽町が合併して誕生しました。特に、九州の中央に位置していることから「九州のへそ」として知られています。 名所・旧跡・観光スポット 通潤橋(矢部地区) 通潤橋は、江戸時代に建設された石造アーチ水路橋で、熊本県を代表する観光名所です。国の重要文化財(国宝)に指定されており、特に放水が見どころです。放水は水路橋を利用した水の供給システムで、現在もその迫力ある光景を楽しむことができます。 円形分水(矢部地区) 円形分水は、通潤橋に導水するた...»
三角港は、熊本県宇城市三角町に位置する港湾で、熊本県が管理しています。港湾法上の重要港湾、港則法上の特定港に指定されており、西港(旧港)と東港の2つのエリアに分かれています。特に西港は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、世界遺産に登録されています。 三角港の歴史 三角港は、日本でも最も古い近代的な港湾のひとつです。西港の整備は1884年(明治17年)に始まり、1887年(明治20年)に開港しました。この港は、宮城県の野蒜築港、福井県の三国港とともに「明治の三大築港」として国費を投じて建設されました。 築港の背景とローウェンホルスト・ムルデルの貢献 1...»
三宝寺は、熊本県宇城市小川町南部田に位置する黄檗宗の寺院で、山号は梵福山(ぼんぷくざん)です。この寺院は、江戸時代の禅僧・鉄眼道光によって創建され、鉄眼一切経(黄檗版大蔵経)と呼ばれる貴重な仏典の制作で広く知られています。 三宝寺の歴史 1674年(延宝2年)、鉄眼道光が父・佐伯浄信の病に伴い帰省した際に、父が住んでいた居宅を利用して三宝寺を創建しました。佐伯浄信は守山八幡宮の社僧であり、鉄眼はその影響を受けて黄檗宗の僧侶となりました。父の没後、鉄眼は生家を本堂として寺院を立て、「三宝寺」と名付けたのです。 鉄眼道光と一切経 鉄眼道光は、禅僧としての修行を進める一方、仏典の普及にも尽力...»
宇城市不知火美術館は、熊本県宇城市に位置し、地元の芸術文化を発信する重要な施設です。この美術館は、1999年7月に不知火町が運営する不知火町立美術館として開館し、後に不知火町が宇城市に合併したことで、正式名称が「宇城市不知火美術館」となりました。美術館は図書館と併設された複合文化施設であり、市民の憩いの場として親しまれています。 施設の概要 宇城市不知火美術館は、宇城市立中央図書館と共に「不知火文化プラザ」(現・不知火美術館・図書館)内に位置しています。美術館の周囲には、体育館や公民館、室内プールなども整備され、市民が集う文化的な交流の場として機能しています。また、館内には遊歩道も整備され...»
宇城市は、熊本県の中央部に位置する市です。2005年に宇土郡三角町・不知火町と下益城郡松橋町・小川町・豊野町が合併して誕生しました。市名は、宇土市・宇土郡・下益城郡を総称した「宇城」から名付けられています。宇城市は、歴史や自然に恵まれ、観光スポットも多彩です。 宇城市の名所・旧跡 宇城市には、豊かな歴史や文化を感じさせる名所や旧跡が数多く点在しています。寺院や神社を中心に、歴史的な建造物や自然の美しさを楽しめるスポットが揃っています。ここでは、代表的な名所や旧跡を紹介します。 寺院 塔福寺(竹崎季長の菩提寺) 塔福寺は、小川町東海東に位置し、鎌倉時代の武将竹崎季長の菩提寺として知られ...»
住吉神社は、熊本県宇土市住吉町に位置する歴史ある神社で、旧社格は県社に属します。神社は住吉自然公園の中にあり、周辺の豊かな自然と調和しながら多くの参拝者を迎えています。 概要 住吉神社は、延久3年(1071年)に肥後国司の菊池則隆によって創建されました。菊池氏が摂津住吉宮の分霊を勧請し、海上安全の守護神として祀ったことが始まりです。創建当初より菊池氏による手厚い保護を受けましたが、戦国時代の混乱の中で社殿が失われてしまいます。 その後、寛文13年(1673年)に熊本藩主の細川綱利によって現在の場所に再建されました。以来、肥後三大社として細川家の代々の崇拝を受け、熊本藩主の参勤交代の際には...»
長部田海床路は、熊本県宇土市に位置する有明海の中に建設された道路で、独特の景観から多くの観光客を引きつけています。この道路は、潮の干満によって姿を変えるという特徴があり、特に「インスタ映え」するスポットとして知られています。 長部田海床路の概要 長部田海床路は、1979年に有明海での海苔養殖や貝を採る漁業従事者のために建設されたコンクリート製の道路です。道路の長さは約1kmで、道沿いには24本の電柱が整然と並んでいます。有明海は干満差が非常に大きく、干潮時には沖に向かって道が出現し、満潮時には海に沈んで電柱だけが水面から突き出しているように見えます。この風景が、観光客にとって非常に魅力的な...»
住吉自然公園は、熊本県宇土市住吉に位置する美しい自然公園です。この公園は、有明海(島原湾)に面しており、四季折々の自然の魅力を楽しめる場所として知られています。特に、園内に咲く様々な種類のアジサイは訪れる人々を魅了しており、梅雨の時期には多くの観光客が訪れます。また、園内には歴史的・文化的価値の高い施設が点在しており、歴史や自然に触れながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。 園内の施設 住吉自然公園内には、自然を感じながら歴史にも触れることができる複数の施設があり、それぞれが独特の魅力を持っています。 住吉神社 (宇土市) 住吉神社は、熊本県宇土市住吉町に位置する歴史ある神社...»
宇土市は、熊本県の中央部に位置する市であり、小西行長の城下町として知られています。中世から交通の要所として栄え、豪族たちの争いの舞台となった歴史を持っています。近代以降も、熊本県の商工業の中心地としての役割を担い続け、1958年には市制が施行されました。 地理 宇土市は、宇土半島の北半分を占めており、西部には有明海を望んでいます。この有明海沿いに位置する御輿来(おこしき)海岸は、日本の渚100選にも選ばれた美しい海岸線です。また、山岳地帯としては大岳(標高478メートル)や雁回山(標高314メートル)があります。年間を通じて温暖な気候で、自然環境にも恵まれています。 名所・旧跡 宇土市...»
御輿来海岸は、熊本県宇土市に位置する美しい海岸で、干満差が大きい有明海に面しています。この海岸は、日本の自然の美しさを代表するスポットとして知られ、多くの観光客を魅了しています。その美しい干潟模様と伝説的な由来から、御輿来海岸は観光名所として人気を集めています。 御輿来海岸の由来と伝説 御輿来海岸の名前は、景行天皇が九州遠征を行った際に、この地の美しさに感銘を受け、しばらく御輿を止めて眺めたという伝説に由来します。その美しさは現在も衰えず、多くの人々が訪れてはその絶景を楽しんでいます。特に、干潮時に現れる干潟模様は圧巻で、自然が織りなす芸術として高く評価されています。 御輿来海岸の魅力 ...»