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高瀬裏川水際緑地

(たかせうらかわ みずぎわ りょくち)

高瀬裏川水際緑地は、熊本県玉名市に位置する美しい公園です。この公園は、有明海の川港として栄えた高瀬裏川の一帯にあり、その歴史的背景と自然の美しさが融合しています。1980年に全国で初めて「水際緑化モデル地区」に指定され、公園として整備されました。現在では市民の憩いの場として、訪れる人々を楽しませています。

歴史と背景

高瀬裏川はかつて、有明海への川港として栄えていました。その歴史を今に伝えるものとして、川沿いには高瀬商人が積み上げた石垣や、1848年に築造された「高瀬目鏡橋」をはじめとする複数の石橋が存在しています。これらの石橋群は、当時の繁栄と商人たちの力強さを象徴するものであり、訪れる人々に歴史の重みを感じさせてくれます。

公園内には散策デッキが設置されており、川沿いをゆっくりと散策しながら、自然や歴史的な景観を楽しむことができます。特に初夏には花しょうぶが美しく咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませています。

高瀬裏川花しょうぶまつり

毎年5月下旬から6月上旬にかけて、髙瀬裏川水際緑地では「髙瀬裏川花しょうぶまつり」が開催されます。この時期には、公園内一帯に花しょうぶが咲き誇り、鮮やかな花々が川沿いを彩ります。この祭りは多くの観光客や地元の人々で賑わい、美しい花と自然を楽しむ絶好の機会となっています。

交通アクセス

高瀬裏川水際緑地へのアクセスは非常に便利で、様々な交通手段を利用することができます。

公共交通機関を利用する場合

新幹線を利用する場合

JR九州新幹線「新玉名駅」からはタクシーで約5分でアクセスできます。

自家用車を利用する場合

マイカーでのアクセスも可能で、九州自動車道「菊水インターチェンジ」から約9㎞の距離にあります。菊池川河川敷に駐車場も完備されており、車で訪れる場合でも安心して駐車することができます。

高瀬裏川の見どころ

石橋群と高瀬目鏡橋

公園内には、かつて高瀬商人たちが積み上げた石垣が残されており、その歴史的価値は非常に高いものです。特に注目すべきは、1848年に建造された「高瀬目鏡橋」です。この石橋は、長い歴史を持ち、当時の土木技術の粋を集めたものとして知られています。現在でも、その美しいアーチが川をまたいでいる姿を見ることができ、訪れる人々に感動を与えます。

秋丸目鏡橋

高瀬目鏡橋と並んで、もう一つの重要な石橋が「秋丸目鏡橋」です。こちらも歴史的に重要な橋で、高瀬地域の繁栄を物語る遺構の一つです。これらの石橋群を巡る散策は、歴史に触れながら自然の美しさを堪能できる素晴らしい体験となるでしょう。

花しょうぶ園

公園内には「花しょうぶ園」もあり、5月下旬から6月上旬にかけて美しい花しょうぶが一面に咲き乱れます。この時期には「髙瀬裏川花しょうぶまつり」も開催され、訪れる人々を魅了します。散策デッキを歩きながら、川のせせらぎとともに色とりどりの花しょうぶを楽しむことができるのは、この公園ならではの魅力です。

まとめ

高瀬裏川水際緑地は、熊本県玉名市にある歴史と自然が融合した美しい公園です。川沿いの石橋や石垣、そして毎年5月から6月にかけて咲き誇る花しょうぶが訪れる人々を魅了します。公園内には散策デッキが整備されており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、アクセスも便利で、公共交通機関やマイカーで簡単に訪れることができるため、観光や地元の憩いの場として非常に人気があります。ぜひ一度、高瀬裏川水際緑地を訪れて、その魅力を体験してみてください。

Information

名称
高瀬裏川水際緑地
(たかせうらかわ みずぎわ りょくち)

熊本市・山鹿・菊池

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