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菊池温泉

(きくち おんせん)

菊池温泉は、熊本県菊池市の中心部、隈府一帯に位置する温泉地です。ここでは、弱アルカリ性の泉質が特徴で、肌に優しいことから「化粧の湯」と呼ばれています。豊富な湯量と高い品質が魅力で、美肌効果が期待される温泉として知られています。

泉質と特徴

菊池温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉温度は45℃です。温泉の湯は柔らかく、ヌルヌルとした滑らかな肌触りが特徴です。このため、肌に吸い付くような濃厚な湯が自慢で、「乙女の肌」とも称されるほどです。

温泉街の紹介

菊池温泉には、約40軒の旅館が点在しています。温泉街では、「周湯券」という湯巡り手形が発行されており、1000円で3カ所の温泉を楽しむことができます。以前は男性客や団体客がコンパニオンを呼ぶ宴会型の温泉地として知られていましたが、近年では女性客や個人・家族客のニーズに応じた保養型志向へと転換を図っています。

宿泊客数は1989年(平成元年)の約44万人をピークに減少していますが、地元では女将が中心となって「おしどり夫婦の里」の創設や「わいふ(隈府、ワイフ=妻)の湯」「美肌の湯」などの新しいイメージ作りに取り組んでいます。

歴史と発展

菊池温泉の歴史は比較的新しく、1954年(昭和29年)の開湯です。熊本市の奥座敷として発展し、2006年(平成18年)には菊池川流域の温泉地、玉名温泉、山鹿温泉、植木温泉とともに「菊池川温泉郷づくり協議会」を発足させ、ブランド化と広域観光ルートの開発に取り組んでいます。

アクセス

菊池温泉へのアクセスは以下の通りです:

地域の取り組み

菊池温泉地域では、歴史的街並みを保存するために住民が景観形成協定を結び、景観整備に取り組んでいます。隈府の町中を流れる築地井手の一部復元や、しゃれた店舗の整備が進んでいます。また、街路灯には菊池一族の並び鷹の羽の紋章や菊池千本槍をイメージした斬新なデザインが施されています。

Information

名称
菊池温泉
(きくち おんせん)

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