熊本 観光ガイド

熊本県のおすすめご当地情報をご紹介。熊本県には熊本城、黒川温泉、阿蘇神社などの観光スポット、火の国まつり、おんだ祭り、牛深ハイヤ祭りなどの観光イベント、馬刺し、からしれんこん、熊本ラーメンなどのご当地グルメがあります。

熊本県は九州の中央に位置する県で、肥後国といわれた国です。以前は熊本県といえば日本第2位の阿蘇カルデラがある阿蘇山というイメージでしたが、最近では熊本県PRマスコットキャラクターとしてくまモンが作られ人気を博していることから、熊本県といえばくまモンといったイメージになっています。

阿蘇山は熊本県阿蘇地方にある活火山で、大きなカルデラ地形(鍋型)になっていることで有名な山です。阿蘇山と外輪山を含めた全域は日本の地質百選にも選定されており、阿蘇ジオパークは日本ジオパークにも認定されています。阿蘇山の地形を眺めれば、噴火の巨大さや火山の歴史を感じることができるという、雄大な観光スポットです。

熊本県は石器などが出土しており、古代から人が住んでいたことがわかっています。中世には菊池氏が後醍醐天皇の皇子を擁して南朝方として活躍しましたが有力な大名は現れず、豊臣秀吉が天下統一したときに北部を加藤清正が、南部を小西行長が支配するようになり、関ヶ原の戦いで小西行長が敗れた後は加藤清正が52万石の領主となっています。

その加藤清正が築城した熊本城は、日本三名城の一つに数えられる名城で、石垣普請の名手であった加藤清正が築いた石垣は清正流と呼ばれ、その石垣の御殿と大小天守、五階櫓があるその景観は、日本一と評価されています。

熊本城は日本さくら名所100選に選ばれている桜の名所でもあり、熊本を訪れた場合は必ず訪れるといったくらいの人気の観光スポットとなっています。

熊本県といえばくまモンといったイメージになっているくまモンは、熊本県のPRキャラクターとしてつくられたゆるキャラで、2011年に開催された「ゆるキャラグランプリ2011」でグランプリを獲得したキャラクターです。

グランプリを獲得した後、人気が急上昇し、様々なグッズなどが制作され、その経済効果は2年間で1,244億円と試算されるほどの人気のキャラクターになっています。

くまモンは熊本県のPRキャラクターで営業部長を務めつつ様々な活動を行っており、人気は全国規模になっています。観光で熊本を訪れたら、各地でくまモンの姿を見ることができるでしょう。

熊本 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

黒川温泉

温泉郷がまるで一つの旅館

渓谷の川に沿って両側に30軒ほどのこぢんまりとした和風旅館が建ち並ぶ、静かなたたずまいの温泉。 黒川温泉郷の宿と里山の風景すべてを一つの旅館として取り組んでいて、町並みがすべてほっと落ち着く田舎の温かみのある雰囲気。 地元産のヒノキを輪切りにした入湯手形を使って露天風呂を3か所めぐれる。 冬には竹灯りでライトアップする「湯あかり」がおこなわれ幻想的な雰囲気に。 黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町に位置する温泉地です。全国屈指の人気を誇り、2009年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で異例の二つ星を獲得しました。さらに、黒川温泉の名称は2006年に地域団体商標として登録され、地域...»

熊本城

蘇る巨城! 壮麗な石垣の武の要塞

銀杏城の愛称で親しまれている熊本城は、加藤清正が慶長5年(1600)の関ヶ原の戦い後、7年の歳月をかけて同12年(1607)に完成した城。 城域は東西1.6km、南北1.2km、周囲5.3km、城域約76万平方m。北から西へは坪井川を引いて堀とし、東と南は数層の石垣をめぐらし、その複雑で堅固な構造は、清正の実戦体験から生み出されたものといわれている。 熊本城の概要 熊本城(くまもとじょう)は、熊本県熊本市中央区に位置する、日本の城です。別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」としても知られています。この城は、加藤清正が関ヶ原の戦い後の慶長5年(1600)に建設を開始し、7年の歳月をかけて慶長12...»

グリーンランド

ワクワクドキドキ!西日本最大規模を誇るレジャーランド

熊本県荒尾市にある、西日本最大級の遊園地「グリーンランド」。話題の絶叫マシンや日本最大級の観覧車など、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが勢揃いしています。 年中を通して、ワクワクとドキドキが止まらない! グリーンランドは、熊本県荒尾市に位置する西日本最大級の遊園地です。総面積300万平方メートルに及ぶ「グリーンランドリゾート」の広大な敷地内には、遊園地だけでなく、ゴルフ場、ホテル、温泉、ショッピングモールなどもあり、一日中たっぷり遊べる施設が充実。季節ごとに変わるイベントも魅力で、何度訪れても新しい発見があるはずです。 1964年のオープン以来、家族連れやカップルなど、多くの人々...»

いきなり団子

突然のお客様をおもてなしする伝統的な郷土菓子

お土産に、お茶のお供に、熊本名物「いきなり」団子 輪切りにしたさつまいもと餡を小麦粉の生地で包んで蒸し上げる、熊本県に昔から伝わる素朴な味わいの郷土菓子。名の由来は短時間で作れる意で「いきなり」作れるという説と、生の芋を調理することから「生き成り」といった説が存在し、繁忙期の農家のおやつとしてうまれた料理とされる。戦後、食糧難の際には餡を入れない「いきなりだご」が多く振る舞われたと言われる。今では熊本県おふくろの味として、おやつに定番の一品として、全国各地の物産展などで大人気。 「生のさつまいもをいきなり包んで団子にする」ことが名前の由来となっている。突然来た客をもてなしする際等に出す料理...»

だご汁

手軽に食べれて栄養たっぷりで腹持ちがいい!農家の知恵

小麦粉で作った団子を、季節の野菜、肉などと醤油または味噌で味をつけた汁物。「だご」とは熊本県の方言で団子のことを指す。地域によって味付けや用いる食材が異なり、様々なバリエーションがあるのも魅力のひとつ。 「だこ汁」は、小麦粉(または米粉)を水で練り、しばらく寝かせてから手で伸ばして切った団子を含むスープの一種です。このスープには季節の野菜、たとえば里芋やごぼうが入れられ、味噌や醤油で調理されます。この料理は手軽に作れ、栄養価が高く、満腹感があります。そのため、古くから農作業の合間などで食べられ、親しまれています。 この料理は、干ししいたけや煮干しなどから取った出汁を使い、麦味噌や白味噌、醤...»

高菜めし

最もポピュラーな郷土料理。調理も簡単でお土産にもお薦め

高菜めしは、阿蘇高菜を使用する代表的な郷土料理の一つで、一般の家庭でもよく食べられる。レストランでは、必ずといっていいほどメニューに入っていて「阿蘇高菜漬け」は、おみやげとしても有名だ。ピリッとした高菜の風味に、しょうゆとゴマの香りが食欲をそそる簡単に出来る一品。作り方は高菜を洗って水気をきり、細かく切る。フライパンに油を熱し、炒り卵を作り、皿にいったん取り出す。フライパンで高菜を炒め、飯を加えさらに炒める。そこに取り出していた炒り卵を入れ、ゴマ・塩・胡椒・醤油を加えて調味し完成。...»

熊本ラーメン

久留米の豚骨ラーメンの流れをくむ、にんにくチップが特徴の太麺ラーメン

”熊本ラーメン”は、豚骨ラーメン発祥の地といわれる福岡県久留米市でうまれたといわれており、その後、玉名市を経て、熊本市の周辺地域に伝わりながら独自の成長をとげてきたラーメンだ。その特徴としてあげられるのは、太麺が使われることが多い、マー油(にんにくを揚げてとった油)と、揚げにんにくを使うことが多い、という3点がある。にんにくの香りが食欲を誘い、しっかりと味がついた太麺の食べ応えに、きっとお腹も満足するだろう。...»

馬刺し(熊本県)

低カロリー高タンパク、切り口が鮮やかな「桜肉」

馬の肉を薄く切ったものを生で食べる「馬刺し」。玉ねぎのスライスやおろししょうが、にんにくなどを薬味に甘口のしょうゆとともに食す。お酒のつまみに人気の料理だ。起源に関しては諸説あるが、加藤清正が食糧難の際に領地肥後熊本に広めたという説などがある。ハラミ、フタエゴ、タテガミ、赤身、各部位の食感と味わいは多様。食し方も刺身をはじめ焼肉や燻製、しゃぶしゃぶなど、今では全国的に食される。また、切り口が桜色になる事から、「桜肉」とも呼ばれる。...»

からしれんこん

江戸時代から続く伝統の味を堪能あれ

加藤清正が熊本城の外堀に非常食として栽培していた蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、麦粉・空豆粉・卵の黄身の衣をつけて菜種油で揚げたものを忠利に献上し、蓮根を輪切りにした断面が細川家の家紋(九曜紋)と似ていたことから門外不出の料理とされていたという伝承がある。蓮根は増血剤として優れている上に辛子には食欲増進作用があり、一般家庭でも作られ熊本名物の一つになった。 400余年の歴史を誇る熊本名物 熊本県は、全国的にも上位の生産量を誇るれんこんの産地。中でも細川藩の天保年間に新田開発された宇城地方は今も主産地として栽培が盛んである。からしれんこんは、細川藩と縁のある料理として知られる。寛永九...»

寒漬

厳しい冬の寒さの中で作られる、醤油ベースの奥深い味わい

大根を塩漬けにした後、寒風にさらし木づちで叩いて平たく伸ばし、それを春ごろまでくり返し密封し発酵させたもの。芦北・水俣地方の特産品として古くから知られる「寒漬」。醤油をベースにした独特の製法で寒干しされた大根を海水につけ、塩気をもたせてから荒縄で軒下につるし、寒風の中で完全に干しあげ貯蔵。そして、醤油と調味料で漬け込む。12月から1月の厳冬の頃に漬けられることから、「寒漬」と名付けられたといわれている。 「寒漬け」は冬の冷たい風に大根を二度さらしてつくる漬物で、芦北・水俣地域に古くから伝わる特産品。生の大根を干して、しわしわになったら塩漬けにし、さらに、1~2カ月干す。あめ色になるくらい干し...»

太平燕

学校給食でも登場。中国うまれ、熊本育ちのご当地料理

春雨とたっぷりの野菜で作られるヘルシーな「太平燕(たいぴーえん)」。戻した春雨に豚肉や、エビ、イカ、キャベツ、にんじんなどの旬の野菜とゆで卵を、鶏ガラや豚骨スープで食す熊本県のご当地料理。もともとは中国福建省に伝わる郷土料理で、明治時代に華僑によって日本に伝来し、日本独特のアレンジが加えられたとされる。現在は熊本県の中華料理店における定番メニューとして、しょうゆ味、塩味、トンコツ味など豊富なバリエーションで広く愛されている。「インスタント太平燕」なども人気。 熊本の中華料理店や家庭でも定番の一品で、春雨をメインに、炒めた野菜や豚肉、エビ、たけのこ、かまぼこ、しいたけなどを入れた具沢山の中華風...»

一文字のぐるぐる

ユニークな名前からは想像できないシンプルな熊本の郷土料理

葱(ワケギ)をさっと茹で氷水にくぐらせて、根元を軸に葉の部分をぐるぐる巻きつけたものを酢味噌につけて食べる熊本県の郷土料理。熊本では葱(ワケギ)を一文字(ひともじ)と呼び、ぐるぐる巻くことからこの名前がついたと言われている。このひともじぐるぐる、熊本の居酒屋のどこでも見かけるかというとそうでもない。一本一本手巻きする必要があるためすごく手間がかかるからだ。酢みそをつけたねぎの食感はお酒にぴったり。辛子レンコンと共に熊本を代表する郷土料理の一つだ。 6代目藩主細川重賢の時代、肥後藩の財政が苦しく立て直しを図って倹約令が出された際に、安くて美味しい酒のつまみとして考えだされたのがはじまりといわれ...»

あか牛料理

雄大な牧草地に放牧された、赤身がおいしいあか牛を味わい尽くす

まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたかのような阿蘇の広大な草原は、おいしい湧き水と無農薬で育った牧草、運動にもほどよい傾斜が特徴。その阿蘇の牧草地に放牧されて育った“あか牛”は、赤身のおいしさが抜群!無駄な脂肪分が少なく、和牛本来の自然の風味とさっぱりとした後味が楽しめる。熊本県阿蘇地域振興局などが中心となってすすめている「あか牛肉料理認定店」では、基準を満たした“あか牛”をステーキや炭火焼、ハンバーグ、陶板焼、カレーやシチューなどで提供。ジューシーでさわやかな肉の旨みをシンプルに味わえるのが魅力だ。...»

たこ飯(熊本県)

日本一のタコの町で食す、風味豊かなタコの炊き込みごはん

天草の有明町は日本一のタコの町。タコ街道には自慢のタコ料理を食べさせてくれるお店が軒を連ねている。その中でも「たこ飯」は大人気で有明を訪れる人たちのほとんどが食べるメニューだ。「たこ飯」の材料は天草地方で採れるたこを利用するが、新鮮な地たこを刻んで使う。海岸の夏の風物詩である風に揺れる干しダコも、刻んで炊き込みごはんにする。その味は「タコだけなのに、どうしてこんなに風味豊かなの?」と驚くほどである。 足を広げて吊るされ、潮風に揺れる「干しダコ」は、ちょっとユーモラスな天草市有明町の夏の風物詩。梅雨明けから9月ごろまで、天気の良い日に3~4日天日干しすればでき上がる。スルメのようにそのままで食...»

天草ちゃんぽん

お店ごとの多彩なバリエーションが楽しい

「ちゃんぽん」というと長崎県が有名だが、かつてより長崎県と船による交流が盛んだった熊本県の天草諸島にも飛び火し、”天草ちゃんぽん”として発展した。現在でも天草市の「天草ちゃんぽん街道」に、”天草ちゃんぽん”が味わえるお店が多数あり、毎年スタンプラリー等のイベントも行われている。”天草ちゃんぽん”のスタイルは、店ごとに大きく異なり、海の幸をふんだんに使ったものから、山の幸だけで作られたものなど多彩。食べ比べはもちろん、見た目の違いでも十分に楽しめる。...»

阿蘇のからあげ

店ごとの唐揚げを食べ比べるのは、阿蘇の旅の醍醐味

阿蘇にはおいしいから揚げ屋が数多く点在する。有名なのは肉屋が経営する一の宮町の食堂「丸福」で、ごはんや味噌汁、サラダなどがセットになった「からあげ定食」は店の看板メニューだ。また、高森町高森の兄弟店では、揚げたてを1個ずつ購入でき、地元ではファーストフード感覚で食べられているという。そのほかにも、味がしっかりめの「森本かしわ店」や、パン粉をまぶして揚げる「永富から揚げ店」など、その店ならではのから揚げを味わえる。「阿蘇に来たなら、から揚げ」というのも旅の楽しみにしてみては。...»

鯛そうめん

丸ごと1匹の鯛が豪華。ダシが染みたそうめんは上品な味わい

大小120余りの島からなる天草市は、豊かな自然と海に恵れた土地で、”マダイ”が市の特産品のひとつになっている。そのマダイを使った郷土料理が”鯛めん”だ。まるごと1尾の鯛を姿煮にしあげ、ゆでたそうめんと大皿へ盛り付けると、そうめんの「白波」の間を泳ぐ鯛の姿が再現される。この見た目の良さから、鯛めんはおめでたい席で出されることが多いようだ。食べる際には、鯛を煮つけた煮汁をベースにして作られたつけ汁につけてから、口へ運ぶ。鯛から出たダシが効いて上品な味わいが楽しめる。 タイといえば、古くからお祝い事などに欠かせない魚だが、熊本県は全国の中でも新鮮なマダイが豊富にとれ、消費量も常に全国上位。刺身や塩...»

阿蘇高菜漬け

シャキシャキとした歯ごたえとピリッとした辛みがたまらない逸品

阿蘇高菜漬けは3月中旬~下旬のわずかな期間に“とう立ち”した細い茎の部分を中心に使用。手織りされたその日のうちに塩もみをし、樽に漬け込み3日~5日で出来上がる。漬け込んですぐの新漬けは、青々と色も鮮やかで、春の味と香りを楽しめる。浅漬けの「新漬け」と多めの塩分でじっくり漬け込んだベッコウ色の「古漬け」があり、古漬けは漬け物として凝縮されたうまみがあり、油で炒めたり、高菜めしにするなど、料理としてもおいしく食べられる。どちらも一年を通じて阿蘇の食卓には欠かせない一品だ。日本3大菜漬けの一つ。 阿蘇高菜を塩と唐辛子で漬けたもの。他の地域の高菜が葉も含めて全部を漬物に使うのに対して、阿蘇高菜は3月...»

赤ど漬け

「畑の馬刺」とも呼ばれる赤い葉柄は、阿蘇地方の秋の風物詩

赤い葉柄を食する「あかどいも」は、古く(戦前)から栽培されていて、これを塩漬けしたもの。その独特の酸味と歯ごたえある食感は、ほかに類を見ないと言われている。塩分濃度が低いので、昔は漬け込み時期である秋の一時期しか食べられなかったが、現在は冷凍保存され一年中食べることが可能になった。しょうが醤油で食べるところから、「阿蘇の馬刺し」とも呼ばれている。阿蘇の秋の風物詩となっており、入手可能時期は9月中旬から10月で、阿蘇市内の農産物直売所に“あかど漬けあります”と表示のある時期に購入できる。 赤(あか)ど漬けは、高菜漬けと並ぶ熊本県の伝統的な農産物の漬物である。赤どいもの茎(に見えるが正確には葉柄...»

かずら豆腐の味噌漬け

伝統の保存食はみそ風味のチーズのような味わい

熊本県の東南部に伝わる保存食として有名で、伝承では1200年頃に平家の落武者に よって保存食として利用されたことが発端であると伝えられている。物流の整っていない山間部では様々な保存食が発達した。地元で作られる豆腐は「かずら豆腐」と呼ばれる固い食感が特徴で、かずらで縛って持ち運べるほど固いことに由来すると言われる。豆腐のみそ漬けにもこの固い豆腐が向いている。みそ風味のチーズのような味わいで、お酒のおつまみに絶品!五木・五家荘・人吉周辺の各家庭で作られるほか、お土産物や家庭用にも市販されている。 約800年前、平家の敗北後、敗れた武士たちは肥後連山の麓に隠れ住み、そこで「豆腐の味噌漬け」として知...»

うにからすみ

天草の海が生んだ「生からすみ」と「うに」奇跡のコラボレーションは、贅沢な逸品

天草は一年中ウニが捕れる全国でも屈指の漁場である。紫ウニから始まり、バフンウニ、赤ウニ、ガンガゼと続く。この旬のウニと鰡(ボラ)卵が原料の高級珍味「生からすみ」を組み合わせたのが「うにからすみ」である。蓋を開けると、海の香りが広がって、鮮やかな山吹色の粒々に食欲をそそられる。コクのある旨味があり、あとをひく美味しさだ。温かいご飯や大根おろしにのせると味も色合いも◎。また、いかや白身魚のお刺身のお醤油がわりにも使える。手間をかけずに普段よりちょっと贅沢な気分が味わえる逸品だ。...»

高森田楽

高森町に伝わる郷土料理、いろりを囲む風情と旬の食材が◎

「高森田楽」は、阿蘇郡高森町に伝わる郷土料理だ。清流で育ったヤマメや名水で作る豆腐、歯応えとうまみのあるコンニャク、四季の野菜、特に「くまもとふるさと伝統野菜」にも認定されている「鶴の子芋」などが材料。これに地元のみそに赤酒や黒糖を合わせ、サンショウやユズなどの風味を添えた手作りのみそだれを塗って食べる。阿蘇の恵みを炉端でじっくりと焼いた素朴な味わい。阿蘇五岳の一つ、根子岳(ねこだけ)を望む雄大な自然の中でいろりを囲む風情と、シンプルに楽しむ旬の食材のうまさが特徴だ。...»

南小国そば

阿蘇の大自然と澄んだ湧水が生んだ名物。そば街道めぐりも楽しい

熊本県北東部の阿蘇郡に位置し、「熊本緑の百景」の第1位に選ばれた「瀬の本高原」が広がる豊かな自然を持つ南小国町。 この町の名物料理が”南小国そば”だ。町内には「そば街道」と呼ばれるエリアがあり、自慢のそばを出すお店が何件も軒を連ねている。山中ならではの澄んだ湧き水を使って打たれたそばは、そば本来の繊細な食感と風味が味わえることから、町内だけでなく、遠方から食べにくる人も多いようだ。南小国町は、銘泉「黒川温泉」があることで知られている。温泉を楽しみがてら、そばを味わうのもいいだろう。...»

南関あげ巻き寿司

地域特産品の「南関あげ」で作る郷土料理

普通ののりでまく巻き寿司を「南関あげ」で巻いたもの。「南関あげ」とは、大豆をひきつぶして煮た汁で作った豆腐から独自の製法で作った地域特産品。水分をほとんど含んでいないため日持ちがよく、常温での保存が可能。煮ると柔らかく、よく味がしみこむ。常温で日持ちがするので、各家庭では常備して、味噌汁をはじめ色々な料理に使う。その代表的な料理が「南関あげ巻き寿司」で、昔から地元のもてなし料理として作られている。 歴史、由来、関連行事「南関あげ巻寿司」は、江戸時代から伝わる南関町特産の「南関あげ」を使用した寿司の一種です。南関町ではこの寿司が非常に愛され、南関町の代表的な巻き寿司と言えます。 南関あげは、...»

干しタケノコのきんぴら

ご飯のお供に最適。干しタケノコのコリコリの食感がたまらない

干しタケノコは九州地方の田舎の特産品である。旬の時期に朝掘りしたタケノコを茹でて切ってじっくり天日干したものだ。その姿はまるでするめの乾物のようである。しかしこの干しタケノコは結構重宝でお茶置きに出したり、座事の丼物で出したり、作り置きをして、中華料理に加えたり活用できる乾物なのだ。これを使ったきんぴらが「干しタケノコのきんぴら」である。調理のポイントは具財を炒める順番で、 鍋に油を熱したら、まずごぼうとしいたけを、次にごぼうの色が変わったらゆでた筍と人参を入れ炒めるのが正しい順番である。...»

南関そうめん

300年の歴史!全国でも稀有なすべてが手作業の手延べ素麺

熊本の南関素麺は全国でも珍しい、機械を一切使わずすべて手作業と言う手延べ素麺。細く白く歯ごたえと品質の良さを南関町出身の詩人・北原白秋も愛したと言われている。300年の伝統を守り続けてきた本物・本場の味わいを楽しむことの出来る隠れた逸品だが、すべて手づくりの南関素麺は生産量も限られており通常の素麺とは違い大量生産がまったく出来ない商品で貴重品として扱われており、現在は約10軒が昔ながらの製法で作っている。 南関そうめんは、南関地域で古くから作られている手延べそうめんです。製造には小麦粉、塩、水を練り、天日で干す工程が含まれており、全てが手作業で行われるため、労力がかかり、大量生産が難しい特徴...»

山都ころっけ

アツアツ、ホクホク。コロッケ街道練り歩きの旅

みんなから愛されている揚げたてのアツアツ、ホクホクのコロッケ。山都町では地元の食材を使い地産地消にこだわった逸品や、趣向を凝らした逸品が味わえる「山都ころっけ街道」がある。お食事、おつまみ、お土産に、楽しく食べ歩きしてみてはいかが?おきにいりの自分コロッケをみつけたい。「山都ころっけ」には認定委員会によって作成された「山都ころっけ認定伍ヶ条」があり、これをクリアしたコロッケのみが「山都ころっけ」として認められている。 以下にそれをご紹介したい。其の壱、山都町のおいしい農産品・畜産品・特産品を使用している”ころっけ”其の弐、愛情たっぷりの手作り”ころっけ”其の参、こだわりの”ころっけ”其の四、...»

原木椎茸

自然豊かな森の中で育った、肉厚で豊かな香りのしいたけ

熊本県は全国でも屈指の椎茸の生産高を誇り、菊池市は県内第1位の生産量を誇っている。菊池市の椎茸は、熊本県乾椎茸品評会において、農林水産大臣賞、林野庁長官賞(箱物)を数多く受賞した経験があり、品質が高いことでも知られている。大自然溢れる阿蘇外輪山のもと、自然豊かな森の中で育った“原木椎茸”は、肉厚でプリプリの歯ごたえと、豊かな香りと深い味わいが特徴だ。菊池市を訪れた際は、ぜひ本場の椎茸の味を確かめてみてもらいたい。 旬    2月 3月 4月 5月 10月 11月 12月...»

阿蘇産 まいたけ

香ばしく豊かな風味と、シャキシャキとした歯ごたえが自慢

熊本県の北東部、雄大な阿蘇外輪山の外側に位置し、黒川温泉などで有名な南小国町の特産品といえば“まいたけ”。シャキシャキとした歯応えと、阿蘇の自然が感じられる豊かな風味が特長で、抜群の味。南小国町の物産館では、地元でとれたまいたけを豊富に使った“まいたけカレー”を開発し、ご飯にかけるだけのレトルトタイプなことからおみやげとして人気だ。また、南小国町の飲食店では、天ぷらをはじめとした、様々な料理でまいたけを味わえる。...»

ヤーコン

ほんのり甘く、歯ざわりシャキ!加工品もお任せの万能野菜

アンデス地方が原産といわれる“ヤーコン”。清らかな水と豊かな台地に恵まれた菊池市でも盛んに栽培されている。一見、さつまいもに似ているが、歯ざわりはもっとシャキシャキしており、ほんのり甘みがある。サラダやジュースとして生でも食すことができる上、フライ、炒め物など??様々な調理の食材として使われる。葉の部分はお茶に加工され、あますところなく楽しめる。菊池観光物産館ではヤーコンのお茶、煎餅、漬物、うどん、ソーメン、飴などの加工品も販売しているので、こちらも楽しんでみたい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

からいも(さつまいも)

甘くホクホクした食感。食物繊維が多くヘルシーさが人気

熊本県のさつまいも「唐芋(からいも)」は、“かんしょ”とも呼ばれている。排水性が優れた土地に合う作物であることから、阿蘇外輪の裾野に広がる畑地帯を中心に県下一帯で栽培されている。甘く、ホクホクした食感に加え、食物繊維や豊富なビタミン類(A、C、E)のほか、カリウム、カロチンなどを含む栄養価の高い食べ物である。なかでもリンゴの約6倍も含まれているというビタミンCは、加熱しても半分以上が壊れずに残るので、焼きいもはもちろん、お料理に広く使えるのだ。 旬    9月 10月 11月...»

菊池 水田ごぼう

独特の豊かな風味と香り、あくも少なく柔らかい絶品のごぼう

熊本県の名水百選にも選ばれた清らかな水で栽培される“水田ごぼう”。畑の土壌には一度水を張り、土の中の病害虫を駆除するため、安全な減農薬による栽培が可能になる。水田ごぼうには、豊かな風味と香りがあり あくが少なく柔らかさと肌の白さは他にはない味わい。幅広い料理に活用でき味も絶品。皮に栄養が多く含まれているので洗うときはたわしで土を落とす程度に抑えて、あく抜きも栄養が出てしまわないように約15分ぐらいが良い。すぐにやわらかくなるので煮物にも手軽に使えるが、シャキシャキ感を楽しみたい場合は、普段よりも調理時間を短めにすると良い。 旬 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月...»

阿蘇のわらび

「野焼き」の後の大地に芽吹き、豊かな自然に育まれる春の味覚

南阿蘇では、早春の風物詩「野焼き」。人畜に有害な虫を駆除し、草が生い茂らないようにするために行われ、キレイな草原を保つために欠かせないものだという。この野焼きが終わった後の大地には、たくさんの新しい芽が芽吹く。わらびも、こうして南阿蘇の大地にうまれ、澄んだ空気と温かな日差しを浴びて育つ。4月には「わらび狩り」がシーズンを向かえ、観光客で賑わう。短くて小さめだが、やわらかくておいしいと評判のわらびは、お浸しや煮物、塩漬けなどがおすすめだ。 旬    4月...»

熊本県産 たちうお

淡白な白身を活かして和食はもちろんフランス料理にも◎

銀色に輝く、長く細い身が武士の太刀に似ていることと、時折立ち泳ぎするため名が付いた太刀魚。餌となる小魚が豊富な八代海で獲れるタチウオは八代の特産品である。刺身の他、淡白な白身を活かしてバターソテー、塩焼き、フライなどにでき、ベシャメルソースやレモンソースなどを絡めたフランス料理に仕上げても美味だ。4~11月にかけては湯の児温泉で太刀魚釣り体験ができ、子供でも簡単に釣り上げることができる。土産に持ち帰るほか、旅館で調理してもらうことも可能だ。 旬    4月 5月 6月 7月 8月 9月...»

熊本県産 アサリ

「ヨイショ」を腰に携えて資源管理で復興を目指す

熊本県のアサリ漁は、主に有明海や八代海の干潟で行われている。漁師達は、「ヨイショ」と呼ばれる道具を腰に固定し、その長い柄の先についたカゴでアサリを掘り出す昔ながらの方法で漁を行っている。熊本県はかつてアサリの漁獲高全国1位を誇る主要産地であったにも関わらず、1980年代以降、砂地の干潟を減らす二枚貝や大規模な赤潮の発生、乱獲などにより漁獲量が減少していた。しかし、近年の資源管理により徐々に回復の兆しを見せている。 旬 3月 4月...»

熊本県産 このしろ

出世魚。酢でしめて食べるのがお薦め

沿岸性の群泳魚で産卵前の冬、11月中旬から1月にかけてが一番美味しいとされることから「鮗」と書く。コノシロは成長とともに名前が変わる出世魚で成長するにつれて、シンコからコハダ、ナガツミ、コノシロとなる。身が柔らかいので酢でしめて食べるのがお薦め。コハダは江戸前寿司の代表的な種としても人気がある。また、塩焼きなどにして食べても美味な魚である。熊本は、コノシロの一大消費地で、コノシロの姿寿司は、天草灘、八代海に面した地方で、正月や祝い事によく供される。 旬    1月 11月 12月...»

熊本県産 あじ

“アジは味なり”というほど美味!特に夏がお薦め

天草全域で通年漁獲されている「アジ」。天草では同じマアジでも育った環境の違いによって、黄色味がかったアジを「黄アジ」、赤味がかったアジを「赤アジ」と呼んで区別している。最も美味になるのが産卵前の初夏から夏にかけての時期。旬のアジ刺しは「タイ以上」ともいわれている。天草周辺の瀬で育ったアジは、身もしまり美味で知られて「天草灘アジ」「天領アジ」「あまくさアジ」などのブランド名で県内だけでなく全国へ出荷されている。...»

熊本県産 はまぐり

天然物はごくわずか。豊かな有明海が育む、貴重な海の味を堪能

有明海でとれる天然はまぐりは、とても貴重なはまぐりである。現在国内で流通しているはまぐりの多くが中国や韓国などからの輸入ものだが、熊本の有明海では天然ものがとれるのだ。遙か昔から日本で食べられてきた伝統的な「本はまぐり」がそれで、こうした貴重なはまぐりが育まれる背景には、豊かな自然が残る有明海の環境や、その環境を大切に守ろうと取り組む漁師たちの工夫があったのである。はまぐりは現在国内で産するのは限られた所のみで、実際に水揚げされたものが流通できる産地は熊本県・川口漁協産のみとされている。 旬    3月 4月 5月...»

熊本県産 くるまえび

熊本県の「県の魚」。天然物はプリッとした食感と甘みが抜群

有明海や八代海に生息する活きのいい天然のくるまえびは漁獲量が多く、全国でも有数の産地である。また、養殖も長い歴史をもち、日本有数の生産量を誇っている。天然くるまえびは、大ぶりで甘味がありプリプリとした食感がその最大の特徴だが、刺身、塩焼き、天ぷら、フライとどう料理してもその美味さを堪能できる。熊本県では、県産水産物のイメージアップを図ることを目的として、平成元年12月にくるまえびを「県の魚」に制定している。 旬    6月 7月...»

黄金のはも

淡白で上品な味で、栄養も満点。「くまもと四季の魚」の夏に選定

不知火海にそそぐ川が多く、淡水の影響により餌が豊富。その不知火海で獲れるハモを上天草では「黄金のはも」と呼び、ブランド化している。「黄金のはも」は東京・関東方面の市場では高い評価を受け、取引されている。 ハモ漁は5月から9月末まで盛んに行われ、はえ縄漁で獲られている。淡白で上品な味のハモは栄養も満点で、老化防止や美肌効果があるコラーゲンを多く含む。 ハモはウナギやアナゴの仲間で、夏が旬の魚としてよく知られ、「くまもと四季の魚」の夏に選定されている。 旬    6月 7月 8月...»

姫ガザミ(ワタリガニ)

有明海で秋からうま味が増す定番のごちそう

4番目の足がひれのような形になっており、この足で海中を泳ぐことから、熊本では別名「ワタリガニ」の名で親しまれている。有明海や八代海で多く獲れ、秋からうま味が増す定番のごちそうだ。味噌は濃厚な味わいで、ゆでて食べる。また姫戸町では通年ワタリガニを使った「カニ懐石」を開催している。主生産地の天草漁協上天草総合支所では、水揚げされるガザミの中で特に身の詰まった美味しいガザミを「姫ガザミ」とネーミングし、福岡をはじめ全国の市場に出荷している。 旬    9月 10月 11月...»

菊池産 柿

抜群の糖度と瑞々しさ!橙色に輝く、秋の味覚

日本の秋を代表する“柿”の産地として知られる熊本。中でも菊池地区は代表的な栽培地域のひとつだ。全国で従来から食されている“富有柿”に加え、新種の“太秋(たいしゅう)”の栽培も盛ん。どちらも瑞々しい口当たりと強い甘みがあり、太秋はシャリシャリとした梨のような歯ざわりが特徴だ。皮をむいてそのままガブリと食べるのはもちろん、熟してやわらかくなったものは冷凍庫で凍らせてシャーベット状にすれば、暑い日にピッタリのスイーツとしても楽しめる。 旬    10月 11月 12月...»

菊池産 イチゴ

「とっておき」にふさわしいビッグサイズとまろやかな甘み

ジューシーな口当たりと甘み、真っ赤に色づいた形の良い果実。県内でも、有数の“いちご”の産地である菊池地区が生産するこだわりの品種がある。その名も“きくちのまんま・糖蜜使用のこだわりいちご”だ。「JA菊池イチゴ部会」が“ひのしずく”を改良した品種で、1個40グラム以上、卵のL玉並みというサイズ。そのため、一粒ずつフルーツキャップでくるんで出荷される。味も濃厚で、酸味が少なく、まろやかな甘みは、徹底した管理と有機栽培の賜物だ。そのインパクトと味で贈答用としても人気を集めている。 旬 12月 1月 2月 3月 4月 5月...»

熊本県産 スイカ

生産量トップレベルを誇る植木町。冬場でも供給可能な最高級品質

熊本県の益城町は阿蘇山の麓の影響を受け、昼と夜の気温差がスイカの育成に適しており、古くから名産地と知られている。また、熊本北部の植木町はスイカ生産量がトップレベルで、スイカ作りのプロが集う。冬場は霜などの発生によりスイカの育成にはむいていないが、独自の技術により生産している。冬場・春場のスイカの注文は供給量が少なめのため、早めがよい。最高品質を選び抜いて、農家から直送してもらえる。スイカ作りにおいて特に優秀だった人に送られる賞を、これまでに何度も受賞している。 旬    4月 5月...»

蘇陽町産 ブルーベリー

さわやかな酸味がたまらない!完熟の生は、6月下旬から収穫

全国有数のブルーベリー生産量を誇る熊本県。その中心となっている南阿蘇の蘇陽町(合併後は山都町)は、標高が約500~800メートルと高く、その環境がブルーベリーの原産地である北米と似ていることから、20年ほど前からブルーベリー栽培に力を入れている。収穫時期の6月下旬から8月下旬には、農園での収穫体験もでき、とれたての完熟ブルーベリーも味わえる。ブルーベリーを使った加工品も豊富で、ジャムやワイン、サワー、アイスなどが揃う。蘇陽町には、ブルーベリーの実をモチーフにした外観を持つ「ブルーベリー館」もある。 旬    6月 7月 8月 9月...»

熊本県産 栗

様々な品種を盛んに栽培。大粒で甘く、全国で最も早く市場に出荷

熊本県のくり生産量は日本でも5本の指に入るほど盛んだ。栽培される品種も「丹沢」、「筑波」、「銀寄(ぎんよせ)」、「利平」などと多種に渡り、県北の菊池市や、県南の球磨地域などが主産地。熊本県のくりは、シーズンになると全国で最も早く市場に出荷されることでも知られている。熊本の自然の恵みのなかで甘く育ったくりは、ゆでたり、焼いたりして食べられるほか、マロンケーキや羊かん、くりきんとんなどのスイーツの原料としても広く使用されている。 旬    9月 10月 11月...»

七城メロン

エコファーマーが作る、ミネラル豊富なメロン

“メロン”の産地として知られている七城地域。JA菊池のメロン部会所属の生産者全員がエコファーマーを取得、良質な有機肥料による土づくりを推進し、高品質のメロンを作っている。種類も豊富で、出荷時期も長いのが特徴。春にはアンデスメロン、イエローキングメロン、クインシーメロン、ホームランメロン、肥後グリーン、秋にはアールスメロンを栽培している。平成7年にはメロンの形をした物産館「メロンドーム」がオープン。ここでは光センサーによる糖度検査で14度以上という条件に合格したしたメロンだけを販売している。また、ほかの地元産農産物も種類が豊富に揃っている。 旬    4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月...»

晩白柚(みかん)

薄い黄色の果肉で、さわやかな香りの最大級のみかん

最大級のみかんで、果実は直径20~25cm、重さは露地で平均1.4kg、ハウスで1.8kgになる。過去最高の記録では約4.2kgに達したものもある。サッカーボールほどの大きさで、黄色い表皮の下に1~2cmの厚さの白い皮がある。薄い黄色の果肉はさわやかな香りを放ち、さっぱりとしたソフトな風味をもつ。晩白柚(バンペイユ)の歴史は長く、大正9年までさかのぼる。在来の「八代ザボン」と品種の統一をはかり、現在では熊本県の柑橘奨励品種の一つとして八代地方だけで育成を奨励している。 旬    1月 2月...»

馬肉

「馬刺し」が定番。甘くとろける馬肉の脂肪分と薬味が絶妙

馬肉は低カロリー、高タンパク質。身体も温まり、コレステロールの心配がないヘルシーなお肉。「馬刺し」が定番で、寿司ネタにもなる。口の中でほんのり甘くとろける馬肉の脂肪分と、ショウガやニンニクなどの薬味のコンビネーションは絶妙。もちろん、焼肉やステーキほか、「おでん」に馬肉のスジを使う家庭も少なくない。タテガミの刺身や、レバーなどの内臓も珍味。馬肉は牛肉と違い、新鮮なものほど美味で、特に霜降り部分の刺身はマグロのトロに匹敵する味。冬の間に充分に肥らせた午を、桜の咲く頃に味わうのが一番と言われている。...»

天草大王<鶏>

幻の大型鶏、半世紀ぶりの復活!鍋や串焼きに最高の地鶏

かつて、熊本には飼育地名と大きさから「天草大王」という我が国最大級の鶏(雄の最大のもので背丈90cm、体重約7kg)が飼育され、「博多の水炊き」用として、 珍重されていた。いろいろな理由で絶滅したが、熊本県農業研究センター(合志市)では、 平成4年から「ランシャン種」に「大シャモ」、「熊本コーチン」を交配し、10年の歳月をかけて半世紀ぶりに復元することができた。復活した「天草大王」の味わいは、他の地鶏と比べて「もも」の割合が多く、適度な歯ごたえとコクのある味わいが特徴だ。 旬    6月 7月 8月...»

天草黒牛

高級ブランド牛の素牛ともなった肉牛で、おいしさはお墨付き

天草地域では古くから黒毛和種の生産が行われている。天草子牛市場では年間6回の子牛市場を開催し、約2800頭の子牛が全国各地へ販売され、美味しい黒牛として重宝されている。食べ方は焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、牛サシなど好みに合わせて多種多様 。年々評価が高まっており、高級和牛としてお馴染みの松坂牛や但馬牛の素牛ともなった肉牛で、そのおいしさはお墨付き!...»

阿蘇小国ジャージー牛乳

高級ブランドとして有名。希少で風味も栄養も優れた贅沢な味わい

熊本県阿蘇地方の恵まれた自然の中で育った乳牛から生まれ、自然な甘み・豊かな風味ともに優れている。一般乳牛に比べ乳量が少ないが、高タンパク・高脂肪・高カルシウムで、栄養価の優れた牛乳として高い評価を受けている。特にカルシウム・タンパク質(アミノ酸)など、良質で豊富な栄養素が一般乳牛の約2割近くも多く含まれている。高級ブランドとして有名で、地元でも大人気。酪農家自家製の牧草を与え、良質なジャージー牛乳の生産に取り組んでる。希少で、風味も栄養も優れた贅沢な味わい。...»

純粋大阿蘇黒豚

湧き水と穀物でじっくりと育て上げた、熊本自慢のブランド豚

豊富に湧き出る天然水と、雄大な大地に恵まれた阿蘇山麓。その大自然の中、湧き水と麦などの穀物飼料で育てられている“純粋大阿蘇黒豚”。通常の豚が生後5~6ヶ月で出荷されるのに対し、約8ヶ月間かけてじっくりと飼育され、熟成された深みのある豚肉になるという。その肉質は、水っぽさがなく、しまりがあるのが特長。シンプルな味付けで食せば、肉本来の優しい甘みとさらっとした後味を感じられる。良質のたんぱく質やコレステロールを多く含み、体にも嬉しい豚肉である。...»

球磨焼酎

冷たく澄み切った水と良質な米で作られる、純米焼酎の代表格

懐深く幽玄な趣を秘めた球磨地方の山々がもたらす、冷たく澄み切ったおいしい水と、日本三大急流のひとつである清流球磨川が育んだ肥沃な大地からとれる良質な米によって極上の「球磨焼酎」ができあがる。 戦国時代に大陸から人吉へと伝わった焼酎とその製法は変わらず受け継がれ、由緒と伝統を守り、そして新しいものを模索している。その職人の一徹な思いによって「球磨焼酎」は日々磨かれ、今も進化し続けている。わが国の純米焼酎の代表格。シャンパンやスコッチと同じく地域名を冠する「世界の銘酒」として広く知られている。...»

阿蘇の酒 れいざん

こんこんと湧き出る山水と阿蘇の米、作り手が醸す「山の酒」

熊本を代表する銘酒“阿蘇の酒 れいざん”。1762年創業の阿蘇の造り酒屋「山村酒造合名会社」が蔵元である。こだわりは、主原料である米と水、また作り手である人。とりわけ水は伏流水である、霊山阿蘇の山水を贅沢に使用。酒造りに適した阿蘇の激しい寒暖差が「山の酒」を生み出す。華やかな香りと豊かな味わいの大吟醸や、マイルドでスッキリとした飲み口の純米吟醸酒など数種類の“れいざん”が揃い、シーンや気分に合わせて色々な味が楽しめるのも魅力だ。...»

赤酒

熊本ではお屠蘇、御神酒などで欠かせない!料理酒としても万能

”赤酒”とは、醸造した“もろみ”に木炭を加えることで、酒の保存性を高めるという、独特の製法で、“灰持(あくもち)酒”ともいわれる。製造過程で酒の色が茶褐色に変化することから赤酒の名がついたという。もともと庶民の酒として親しまれてきたが、今では料理酒としても人気があり、「肉や魚の臭みをとる」、「身をやわらかくして旨みを引き出す」、「キレが良くすっきりしており照りを出す」など評判が高い。ちなみに、熊本県では、加熱して殺菌することで保存性を保つ一般的な清酒のことを“火持ち(ひもち)”と呼ぶ。...»

ゆべし(熊本県)

ルーツは郷土の保存食。ゆずの風味ともちもちの口当たりが美味

熊本では、古くはご飯のおかずや酒の肴として食されてきた“ゆべし”。もともとは保存食として作られていたといわれ、当初はゆずの中身をくりぬいたところに、米粉と味噌やごま等を混ぜて蒸したものを詰めて干したものだったという。このゆべしがお菓子として売られるようになったのは明治の初め。職人が工夫と改良を加えて作り上げたものが原型になり、さらに改良されて現在のゆべしになったようだ。?薄い山吹色に色付いたもっちり炊き上げられた“ゆべし”は、ゆずの風味がほんのり香る優しい味。歴史が作り上げた味を楽しみたい。 柚餅子(ゆべし)は、全国的に広く知られる和菓子ですが、熊本では特に菊池市と人吉・球磨地区で製造されて...»

松風(銘菓)

1.5ミリという薄さが醸す香ばしさが堪らないご当地銘菓

熊本県菊池市に古くから伝わる伝統銘菓のひとつである“松風”。その最大の特徴は1.5ミリという驚きの薄さで、この薄さが本に挟む「しおり」を連想させるためか、見た目からも上品なイメージを受ける。小麦粉、てんさい糖、地卵、ケシの実を使い、和菓子職人が一枚一枚丁寧に焼き上げていく。パリパリ、サクサクの軽い食感、バランスの良い甘みと香ばしさはやみつきになるおいしさ。普段のお茶請けとしてはもちろん、おみやげや特別な方への贈答用にも相応しいお菓子だ。...»

だんご汁(大分県)

うどん専用の小麦粉が味の決めて!大分県の郷土汁

味噌、またはしょうゆ仕立ての汁に、小麦粉で作っただんごを平たく伸ばして入れ、ごぼう、にんじん、しめじ、豚肉などの具材と一緒に煮込んだのが”だんご汁”。大分県では、うどん専用の小麦粉が栽培されており、その小麦粉を使っただんごを手軽に食べる料理として、昔から食べられているようだ。大分県以外でも、だんご汁は九州のほぼ全域で食べられている。地域によっては”だご汁”や、”ほうちょう”とも呼ばれる。農林水産省選定の「郷土料理百選」に選ばれている。 分県は、台地が発達しており、米づくりには向かない土地が多かったため、古くから畑で麦などの穀物を栽培する地域でした。この地域では、穀物の多くが粉にされ、粉食文化...»

黒糖ドーナツ棒

初めて食べるのに懐かしいお取り寄せでも人気の素朴な味

味の決め手は沖縄産の含蜜黒糖。ビタミンやミネラルも豊富なこのコクのある天然の甘味料と、全国の産地から厳選した上質の小麦粉で作ったスティックドーナツ。黒糖が染み込んだフカフカの生地を新鮮な植物油で揚げており、ドーナツながらサクサクの食感であまり脂っこくないのが特徴だ。絶妙な食感に沖縄の黒糖が染み込み、素朴なやさしい甘さでコーヒーにも紅茶にも合うが、オススメは牛乳との組み合わせ。まろやかな風味で子供のおやつはもちろん、小腹が空いたときにも重宝する。スティック状の上に個別包装なので、手を汚さずに食べられるのもポイントだ。 ...»

蘇陽峡

蘇陽峡は、熊本県上益城郡山都町に位置する、壮大なU字形の峡谷です。この美しい自然景観は、「九州のグランドキャニオン」とも称され、訪れる人々に感動を与えています。 概要 蘇陽峡は、五ヶ瀬川沿いに広がる大自然の一部です。渓谷の幅は約200~300メートル、深さは150~200メートルにも及び、その壮大なスケールで知られています。竿渡の滝から花上ダムまでの全長は約10キロメートルにわたり、絶え間なく続く雄大な景色が楽しめます。 この渓谷は、特に紅葉の名所として有名で、秋になると谷全体が鮮やかな紅葉に染まり、もみじ祭りも開催されます。訪れる観光客は、この季節に見せる美しい風景を楽しむことができま...»

紫陽山 廣福寺

廣福寺は、熊本県玉名市石貫に位置する曹洞宗の寺院です。大本山・永平寺の直末寺であり、肥後西国観音霊場の第24番札所として知られています。小岱山系観音岳の東麓に佇むこの寺は、豊かな歴史と文化財を抱える名刹です。 概要 廣福寺は、正平12年(1357年)に菊池武澄によって創建されたと伝えられています。大本山永平寺の直末寺であり、曹洞宗の中でも歴史的な重要性を持つ寺院です。肥後西国観音霊場の第24番札所として、多くの参拝者が訪れる場所でもあります。 創建と歴史 創建の由来 廣福寺の創建については、いくつかの説が伝わっています。寺伝によると、正平12年(1357年)、菊池武澄が肥後国菊池郡の...»

小天温泉

小天温泉は、熊本県玉名市天水町小天に位置する温泉であり、歴史的な名所として知られています。明治時代から文人や活動家たちに愛されたこの温泉は、風光明媚な自然と温泉情緒が魅力です。 温泉の歴史と夏目漱石との関わり 小天温泉は、夏目漱石の小説『草枕』の舞台である「那古井温泉」のモデルとして広く知られています。漱石は1896年(明治29年)から熊本市にある第五高等学校(現在の熊本大学)で英語教師を務めており、その翌年の正月にはこの小天温泉で数日間を過ごしました。彼はこの場所をとても気に入り、ロンドン留学中にも「小天行きなどおもひだすよ」と友人に宛てて記しています。 自由民権運動との関わり 小天...»

玉名市

玉名市は、熊本県北部に位置する市であり、温泉地や歴史的名所が豊富な観光地として知られています。玉名市は2005年10月3日に隣接する岱明町、横島町、天水町と合併し、新市制の玉名市となりました。温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、歴史的にも重要な役割を果たしてきた地域です。玉名温泉や小天温泉といった有名な温泉地があり、また夏目漱石の小説『草枕』の舞台にもなったことから、観光客にも人気があります。 名所・旧跡 玉名市の歴史的な名所 玉名市には、国の史跡として登録されている場所や、古くからの神社、文化財などが数多く存在しています。これらの歴史的な名所は、玉名市の豊かな歴史と文化を象徴しています...»

熊本市現代美術館

熊本市現代美術館は、熊本県熊本市中央区にある市立の美術館です。英語表記は「CAMK」。九州で唯一「現代」を冠する美術館であり、熊本市の中心市街地に位置するびぷれす熊日会館の3階に設置されています。 概要 熊本市現代美術館は、熊本市の交通量の多い交差点に位置し、ジェームズ・タレル、マリーナ・アブラモヴィッチ、草間彌生、宮島達男といった国際的に活躍する現代美術家たちによるインスタレーション作品が恒久的に展示されています。これらの作品はいつでも見ることができ、多様な現代美術の体験が可能です。 また、数千冊の本が自由に読める「ホームギャラリー」や、子育ての相談ができる「まちなか子育てひろば」など...»

三井三池炭鉱

三井三池炭鉱は、福岡県大牟田市・みやま市及び熊本県荒尾市にまたがる炭鉱で、江戸時代から石炭の採掘が行われていました。1889年に三井財閥に払下げられ、日本の近代化に大きく貢献しましたが、1997年3月30日に閉山しました。現在も、宮原坑や万田坑といった炭鉱関連の遺産が残されており、近代化遺産(産業遺産)として注目されています。 世界遺産に登録された三池炭鉱 三井三池炭鉱に関連する遺産群は、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。この世界遺産には、宮原坑や万田坑、そして専用鉄道敷跡など、重要な産業遺産が含まれています。こ...»

荒尾干潟

荒尾干潟は、熊本県荒尾市に位置する日本を代表する干潟の一つで、ラムサール条約にも登録された重要な湿地です。国内でも有数の広さを誇る干潟であり、豊かな自然環境と多様な生態系が特徴です。 概要 荒尾干潟は、有明海の中央部東側に位置しており、その広大な面積は約1,656ヘクタールにも及びます。これは日本全体の干潟面積の約40%に相当し、国内でも非常に重要なエリアです。荒尾干潟は、河川の流入が少ないため、潮流によって運ばれた土砂や貝殻が堆積し、低潮線付近には砂の洲が形成されています。 この地域の干潟は比較的砂や貝殻が多く、他の干潟と比べると泥が少ないため、ぬかるみにくく、歩行が容易です。ゴカイ類...»

荒尾市

荒尾市は、熊本県北西部に位置し、有明海に面する美しい自然と歴史ある市です。市の北側は福岡県大牟田市と接しており、かつては三井三池炭鉱の街として大いに栄えました。荒尾市には、九州最大級の遊園地「グリーンランド」や、世界文化遺産に登録されている「万田坑」など、観光客に人気のスポットが数多くあります。1942年(昭和17年)に市制が施行され、豊かな歴史と文化を持つこの市は、今もなお観光地として魅力を放っています。 名所・旧跡 荒尾市には、歴史的価値のある古墳や神社など、多くの名所・旧跡が存在します。これらの場所では、地域の歴史と文化を深く感じることができます。 三ノ宮古墳 三ノ宮古墳は、荒尾...»

宮崎兄弟の生家

宮崎兄弟の生家は、熊本県荒尾市にある史跡であり、熊本県指定の文化財でもあります。この場所は、宮崎滔天、宮崎八郎、宮崎民蔵、宮崎彌蔵などの宮崎兄弟と、中国革命の父と称される孫文との交流をテーマとした施設です。また、敷地内には「荒尾市宮崎兄弟資料館」が併設されており、多くの歴史的資料が展示されています。 宮崎家の歴史 宮崎家の始まり 宮崎家は、初代の弥次兵衛正之が正保4年(1647年)に肥前国佐賀郡佐賀から肥後国玉名郡荒尾村に移住したことから始まります。宮崎家はその後、8代目の宮崎政明の代まで世襲郷士として地域に根付いていきました。 宮崎兄弟と孫文 宮崎家の中でも特に知られるのが、宮崎滔...»

金魚と鯉の郷広場

金魚と鯉の郷広場は、熊本県玉名郡長洲町にある自然豊かな公園です。この広場は、地域の特産である金魚と鯉をテーマにしたユニークな施設で、観光客や地元の家族連れに人気のスポットとなっています。広々とした芝生広場や金魚の展示館、季節ごとのイベントが訪れる人々を楽しませています。 金魚の館 概要 金魚と鯉の郷広場の中心的な施設である「金魚の館」は、1995年にオープンしました。この館内では、長洲町が誇るさまざまな種類の金魚を展示しており、訪れる人々がその美しい姿を鑑賞できます。また、子どもから大人まで楽しめる「金魚すくい」も体験することができます。 この他にも、アスレチック施設や広大な芝生の広場...»

長洲町

長洲町は、熊本県北西部、玉名郡に位置する町です。町の西南部は有明海に面しており、金魚や錦鯉の養殖が盛んなことで知られています。町内には長洲港があり、有明フェリーが運航されており、島原半島と熊本県を結ぶ重要な交通手段となっています。 名所・旧跡・観光スポット ぼたもちさん - 立花誾千代の墓 「ぼたもちさん」は、立花誾千代(たちばな ぎんちよ)の墓として知られています。立花誾千代は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・立花宗茂の正室で、その勇敢さと気高さから、多くの人々に尊敬されました。この場所は、彼女の功績を称え、静かに手を合わせることができる場所として訪れる人々が後を絶ちませ...»

鞠智城

Maruchi Castle (Kumamoto)

鞠智城は、熊本県山鹿市と菊池市にまたがる台地に築かれた古代山城です。城跡は2004年2月27日に国の史跡「鞠智城跡」に指定されました。歴史的には、7世紀から10世紀にかけて約300年存続し、軍事的な要所として重要な役割を果たしました。 鞠智城の歴史的背景 『続日本紀』によると、鞠智城は文武天皇2年(698年)に修復された記録がありますが、正確な築城年は不明です。発掘調査の結果、7世紀後半から10世紀中頃まで存続していたことが確認されており、白村江の戦い後、大和朝廷が防衛拠点として築いた城の一つと考えられています。特に大宰府、大野城、基肄城と連動して北九州の防衛に寄与しました。 鞠智城の位...»

大宮神社(山鹿市)

大宮神社は、熊本県山鹿市山鹿に位置する由緒ある神社です。主祭神として景行天皇を祀り、阿蘇十二神を併せ祀る神社としても知られています。古くから地域の人々に崇敬され、歴史と文化が息づく場所です。 概要 大宮神社の所在地は熊本県山鹿市山鹿であり、社格は旧県社に指定されています。神社の境内には広大な神域が広がり、八坂神社をはじめ、様々な境内社や文化的な建造物が点在しています。また、奉納された灯籠を保存する「燈籠殿」や、猿田彦石碑群といった見どころも豊富です。山鹿の象徴的な神社として、地域の文化・祭事と深く結びついています。 神社の起源と歴史 大宮神社の起源は、伝説によれば第12代景行天皇が九州...»

熊本県立 装飾古墳館

熊本県立装飾古墳館は、熊本県山鹿市鹿央町にある考古学博物館です。岩原古墳群という国の史跡に立地しており、周辺には県指定史跡の岩原横穴墓群も点在しています。この博物館は、熊本県内に数多く存在する装飾古墳に関する展示や研究を行うために設立されました。 装飾古墳とは 古墳の装飾とその役割 装飾古墳(英:mounded tomb with decorated chamber walls)とは、古墳内部の石室や石棺、または横穴墓の壁面に絵画や文様が描かれたものを指します。日本全国には約600基の装飾古墳があり、そのうち約200基が熊本県内に集中しています。熊本県は装飾古墳の宝庫として、全国でも一番...»

山鹿市

山鹿市は熊本県の北部に位置し、温泉や歴史的な街並みが楽しめる観光都市です。特に山鹿温泉や毎年8月に開催される「山鹿灯籠まつり」は全国的にも有名で、多くの観光客が訪れます。市内は自然豊かで、九州山地の一部を形成する山々がそびえ、菊池川が静かに流れる風景は、訪れる人々に癒しを提供します。 名所・旧跡 主な城郭・館 山鹿市には歴史を感じることができる城郭跡が数多くあります。 鞠智城は、7世紀に建てられた古代山城で、防御拠点として重要な役割を果たしました。城村城跡、日渡城跡、山鹿城跡(現在は光専寺として残る)、隈部館跡などもあり、城郭巡りを楽しむことができます。 主な神社 山鹿市には、地域...»

菊池渓谷

菊池渓谷は、熊本県の菊池川の上流に位置し、阿蘇市と菊池市にまたがる渓谷です。豊かな自然と美しい風景が広がるこの地域は、特に避暑地として、また紅葉の名所としても知られています。渓谷の中には澄んだ清流が流れ、季節ごとに異なる魅力を持つため、観光客にとっては四季を通じて楽しめる場所です。 自然豊かな環境 菊池渓谷一帯は、阿蘇外輪山に囲まれ、モミ、ツガ、ケヤキなどの広葉樹に覆われています。この原生林は「渓谷美の極致」と称されるほどの美しさを誇り、今もその姿を保っています。この地域は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区に指定されており、菊池渓谷はまた「名水100選」にも選ばれるほどの清らかな水を誇り...»

菊池温泉

菊池温泉は、熊本県菊池市の中心部、隈府一帯に位置する温泉地です。ここでは、弱アルカリ性の泉質が特徴で、肌に優しいことから「化粧の湯」と呼ばれています。豊富な湯量と高い品質が魅力で、美肌効果が期待される温泉として知られています。 泉質と特徴 菊池温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉温度は45℃です。温泉の湯は柔らかく、ヌルヌルとした滑らかな肌触りが特徴です。このため、肌に吸い付くような濃厚な湯が自慢で、「乙女の肌」とも称されるほどです。 温泉街の紹介 菊池温泉には、約40軒の旅館が点在しています。温泉街では、「周湯券」という湯巡り手形が発行されており、1000円で3カ所の温泉を楽しむこ...»

菊池神社

菊池神社は、熊本県菊池市に位置する由緒ある神社です。この神社は南北朝時代において、南朝側で戦った名家・菊池氏の3代を祀っています。菊池神社は、建武中興十五社の一つであり、旧社格は別格官幣社に属し、現在は神社本庁の別表神社です。 神社の概要 菊池神社の境内には「菊池歴史館」があり、菊池千本槍など、菊池氏が500年以上にわたって守り続けた歴史の遺物が展示されています。また、春になると桜が美しく咲き誇る名所としても有名です。 祭神 この神社では、菊池家12代当主である菊池武時(たけとき)、13代当主の菊池武重(たけしげ)、15代当主の菊池武光(たけみつ)の父子を主祭神として祀っています。菊池...»

菊池城(菊池公園)

菊池城は、熊本県菊池市隈府に位置していた中世の山城です。この城は、菊池氏の本拠地として知られ、別名「隈府城」とも呼ばれていました。歴史的には、九州の南朝方の拠点として、また肥後守護としての地位を確立した菊池氏の栄華を象徴する城でした。 菊池城の起源と築城 菊池城は、菊池十八城と呼ばれる城砦群の一つで、正平年間(1346年-1370年)に菊池武政によって築かれました。当時、菊池氏は九州における南朝方の有力者であり、南朝のために戦った歴史があります。この城は、現在の菊池市を中心に栄え、城下町としても繁栄しました。 戦国時代の菊池氏と菊池城 しかし、戦国時代に入ると菊池氏は内紛に巻き込まれ、...»

菊池市

菊池市は、熊本県北部に位置する市で、菊池川の上流に位置し、熊本市から北東に約25kmの距離にあります。この地域は菊池氏の本拠地であった隈府(わいふ)を中心に発展し、豊かな自然や歴史的文化を持つ魅力的な地域です。さらに、東部には阿蘇外輪山が広がり、美しい広葉樹林が豊富で、菊池渓谷などの自然景観が観光地としても人気を集めています。 名所・旧跡 城郭 菊池市は、多くの歴史的な城郭を擁しています。 菊池十八外城 - 菊池氏が築いた城の一部で、周辺地域の防衛に貢献しました。 鞠智城 - 古代の城であり、歴史的価値が高い建造物です。 菊池城 - 菊池一族の拠点として栄えた城です。 神...»

熊本県農業公園(カントリーパーク)

熊本県農業公園は、熊本県合志市に位置する広大な農業公園です。地元では「カントリーパーク」という愛称で親しまれており、1991年に開園して以来、多くの来園者に楽しまれています。 概要 熊本県立農業大学校や熊本県農業研究センターに隣接するこの公園は、約27.9ヘクタールの広さを誇ります。ここでは、農業に関する学びや体験ができるほか、広大な牧草地やアスレチック遊具で過ごすことができ、休日には多くの家族連れが訪れます。 園内には農業に関するパビリオンや物産館もあり、農業体験教室が定期的に開催されています。また、四季折々のイベントも多く、特に冬の植木まつり、春と秋のバラまつり、夏の水遊び広場など、...»

合志市

熊本県の中北部に位置する合志市は、歴史的な背景と豊かな自然に恵まれた都市です。合志市は熊本市のベッドタウンとしての役割を果たしつつも、歴史を感じられる古跡や公園、文化施設など見どころがたくさんあり、自然と歴史を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。 名所・旧跡 竹迫日吉公園(竹迫城) 竹迫日吉公園は、かつての竹迫城の跡地に位置する公園です。この城は戦国時代に築かれたとされており、歴史を感じる風情ある景観が広がっています。園内には桜の木が多く、春になると美しい花が咲き誇り、花見の名所として多くの人々が訪れます。竹迫日吉公園では、歴史的な遺構を見ながらゆっくりと散策を楽しむこ...»

大津町

熊本県菊池郡に位置する大津町は、阿蘇山の外輪山のふもとに広がる美しい自然環境と、長い歴史を持つ町です。熊本市から阿蘇山へ向かう道中にあるこの町は、観光の拠点としても魅力的です。 地理とアクセス 阿蘇山の玄関口 大津町は、熊本市から約19kmの位置にあり、阿蘇山や熊本平野にも近く、豊かな自然に囲まれています。町内には国道57号が東西に走り、また豊肥本線が通っているため、阿蘇方面へ向かう観光客も多く、特に観光シーズンには交通量が増えるのが特徴です。 白川の自然と風景 南部を流れる白川が、町の美しい自然を彩ります。町内では、広がる田畑や森林の風景が見られ、四季折々の景色が楽しめます。特に春...»

鼻ぐり井手

鼻ぐり井手は、熊本県菊陽町の馬場楠にある歴史的な用水路です。この用水路は、阿蘇方面から流れてくる大量の土砂が堆積することなく水を通す特殊な仕掛けを持っています。16世紀末から17世紀初頭にかけて、肥後藩主である加藤清正が築造を指示したと伝えられています。 鼻ぐりの語源 「鼻ぐり」とは何か 『広辞苑』によると、「鼻ぐり」とは「鼻削(はなぐり)」や「鼻木」とも呼ばれ、牛の鼻に通す環を意味します。この用語は、穴を穿って水流を結ぶ井手の構造が、牛の鼻に通す環の形状に似ていることから由来しています。 別名「辛川の九十九刎」 鼻ぐり井手は、別名として「辛川の九十九刎(からかわのつくもばね)」とも...»

菊陽町

熊本県菊池郡に位置する菊陽町は、近年、熊本市のベッドタウンとして急速に発展しています。その豊かな自然や、急速な発展に伴う利便性から、観光地としても注目されています。 名所・旧跡・観光スポット 菊陽杉並木公園さんさん(総合交流ターミナルさんふれあ) 菊陽杉並木公園さんさんは、菊陽町の魅力を感じられる総合交流施設です。「さんふれあ」という愛称で親しまれており、広々とした公園内には、散策路や遊具、広場などが整備されており、子どもから大人まで楽しめる憩いの場となっています。また、四季折々の自然を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。 旧跡 鉄砲小路 鉄砲小路は、江戸時代に鉄...»

肥後 本妙寺

本妙寺は、熊本市西区の熊本城北西に位置する日蓮宗六条門流の寺院で、大本山本圀寺から「六条門流九州総導師」という特別な寺格を授与されています。山号は発星山で、本尊は十界曼荼羅です。加藤清正を祀る浄池廟(じょうちびょう)で有名であり、親師法縁としても信仰されています。浄池廟の奥には長い石段があり、その先には清正の銅像が建てられています。 仁王門と参道 本妙寺の境内は仁王門を通ることで始まります。この巨大な仁王門は鉄筋コンクリート造で、出雲大社の大鳥居で知られる小林徳一郎の寄進により1920年(大正9年)に建立されました。現在、この門は国の登録有形文化財に指定されています。仁王門をくぐると、桜並...»

植木温泉

植木温泉は、熊本県熊本市北区に位置する歴史ある温泉地で、古くから「熊本の奥座敷」として親しまれてきました。その豊富な湯量と温泉街の静かな雰囲気が特徴で、温泉をゆったり楽しみたい方々にとって理想的な場所です。ここでは、植木温泉の泉質や温泉街の魅力、歴史、アクセス方法などをご紹介します。 泉質とその特徴 植木温泉の泉質は、アルカリ性単純泉と単純硫黄泉の二種類が主に提供されています。どちらも滑らかな湯触りが特徴で、その肌ざわりは「玉の肌」と表現されるほどです。温泉のアルカリ性成分は、肌をすべすべにする効果があり、美肌を求める方にも高く評価されています。また、硫黄泉は温浴効果が高く、疲労回復やリウ...»

フードパル熊本

フードパル熊本は、熊本県熊本市北区に位置する食品工業団地です。この施設は、食品製造に特化した工場や製造工程を見学できるオープンファクトリー、制作体験ができる施設、レストラン、各種ショッピングコーナーなどが集まっています。週末にはフリーマーケットなどのイベントも開催され、多くの来場者で賑わう『食のテーマパーク』として地元住民や観光客に親しまれています。 沿革 フードパル熊本の設立は1993年(平成5年)4月1日に行われ、1997年(平成9年)11月に正式にオープンしました。しかし、2012年(平成24年)12月26日、熊本地方裁判所により破産手続きの開始決定がされました。この時の負債額は約2...»

田原坂

田原坂は、熊本県熊本市北区植木町豊岡一帯に位置する地名であり、歴史的な意義を持つ場所です。この地は西南戦争の最大の激戦地として広く知られており、国の史跡にも指定されています。また、田原坂を題材にした民謡も数多く存在し、日本の歴史に深く関連しています。 西南戦争と田原坂 田原坂は、1877年に勃発した西南戦争において、官軍と薩軍との間で激しい戦闘が行われた場所です。この戦いで多くの兵士が命を落とし、その歴史を今に伝える資料館や記念碑が田原坂周辺に残されています。中でも「弾痕の家」と呼ばれる建物は、西南戦争当時の弾痕をそのまま残しており、戦争の激しさを物語る貴重な遺産です。 田原坂公園 田...»

熊本城 稲荷神社

熊本城稲荷神社は、熊本県熊本市に位置する神社で、通称「白髭さん」として親しまれています。この神社は、熊本城の守護神として信仰されており、熊本市民に深く根付いています。 概要 熊本城稲荷神社は熊本城の東側、市街地にあり、すぐ北隣には熊本大神宮が存在します。本殿の背後には、熊本城の本丸を囲む壮大な石垣がそびえ立ち、その歴史的な雰囲気を感じさせます。神社の周囲は熊本城の歴史的な風景と調和し、多くの参拝者が訪れるスポットとなっています。 祭神 熊本城稲荷神社には、さまざまな願いに応じた多くの神々が祀られています。以下は主な祭神です: 白髭大明神 - 生活守護の神 緋衣大明神 - 火伏・...»

桜の馬場 城彩苑

桜の馬場 城彩苑は、熊本県熊本市中央区にある観光施設で、2011年に開業しました。この施設は、熊本の歴史と文化を発信し、地元の物産を広く紹介することを目的としています。観光名所である熊本城のふもとに位置し、熊本の魅力を多角的に楽しむことができるスポットです。 施設の概要 桜の馬場 城彩苑は、熊本城を訪れる観光客のための休憩所や観光情報の提供を行うだけでなく、地元の食文化や歴史的な体験を通じて熊本の魅力をより深く理解することができる場所です。かつてこの場所は熊本城内のプールとして使用されていましたが、現在は観光スポットとして多くの人々が訪れています。 施設内の主なエリア 総合観光案内所 ...»

加藤神社

加藤神社は、熊本県熊本市の熊本城内に位置する神社で、主に加藤清正公を祀っています。熊本城を訪れる観光客にとっても人気のスポットであり、歴史的な背景と共に熊本の信仰の一端を垣間見ることができる神社です。 概要 加藤神社は、元々は慶長16年(1611年)の加藤清正公の死後に、彼を祀るために建てられた「浄池廟」から始まりました。後に火災で焼失した本妙寺がここに移され、時代と共にその形を変え、現在の加藤神社へと発展していきました。正月の三が日には、藤崎八旛宮と並ぶ多くの参拝者が訪れ、熊本市民や観光客にとって大切な存在となっています。 祭神 加藤神社の主祭神は加藤清正公であり、彼に殉じた大木兼能...»

監物台樹木園

監物台樹木園は、熊本県熊本市中央区に位置する植物園です。この樹木園は、熊本城の北端にある監物櫓の周辺一帯に広がっており、歴史的背景や多種多様な植物が育つことで知られています。観光名所としても人気があり、四季折々の花や木々を楽しむことができます。 樹木園の歴史 明治時代からの歴史 この場所は、明治時代には軍用地として利用されており、熊本陸軍幼年学校の敷地としても活用されていました。しかし、1949年(昭和24年)に熊本営林局の管轄となり、1952年(昭和27年)11月8日に正式に樹木園として開園しました。当時、農林省林野局熊本営林局長であった大坪藤市の呼びかけにより、全九州の営林署から様々...»

熊本県立美術館

熊本県立美術館は、熊本県熊本市中央区にある県立の美術館で、熊本城の二の丸公園内に位置しています。この美術館は、地元熊本の文化や芸術を保存・展示し、国内外の美術品も多く所蔵しています。さらに、文化教育の普及活動も盛んに行われ、訪れる人々に美術と触れ合う機会を提供しています。 施設案内 本館の施設 本館には、企画展示室や装飾古墳室、常設展示室、浜田知明室があり、また細川コレクション永青文庫展示室も別棟として設けられています。中2階にはロビーと喫茶店があり、2階には常設展示室が広がっています。訪れる人々は、美術鑑賞の後にリラックスできる空間も充実しています。 分館の施設 分館には、1階から...»

熊本博物館

熊本博物館は、熊本市中央区に位置する歴史ある博物館で、昭和27年(1952年)に開館しました。長い歴史の中で、熊本の文化や自然を展示する場所として、多くの人々に親しまれています。大規模なリニューアルを経て、平成30年(2018年)に新たにオープンし、古代から現代に至るまでの熊本の歴史や自然に関する貴重な資料が展示されています。 博物館の歴史と概要 熊本博物館の本館は、昭和53年(1978年)に現在の場所に移転し、黒川紀章建築都市設計事務所によるデザインで設計されました。平成27年(2015年)からリニューアルのため一時的に閉館し、3年後の平成30年(2018年)にリニューアルオープンしまし...»

旧細川刑部邸

旧細川刑部邸は、熊本県熊本市中央区の熊本城三の丸跡に位置する武家屋敷です。この建物は、熊本県指定重要文化財に指定されており、熊本城の歴史的景観を支える一部として高い価値を持っています。細川刑部家(子飼細川とも呼ばれます)は、細川内膳家(砂取細川)と並び、細川藩の一門家臣家の一つで、江戸時代には長岡姓を名乗っていました。 建物の特徴 格式高い武家屋敷の構造 旧細川刑部邸は、江戸時代の上級武家屋敷の典型として、非常に格式の高い建築様式を誇ります。建坪は約300坪に及び、重厚な唐破風の玄関は、重臣や当主専用の入口として使われました。また、入側造りの表御書院は、大名邸宅の特徴を色濃く残しています...»

熊本県護国神社

熊本県護国神社は、熊本県熊本市中央区に位置する神社で、護国神社の一つです。明治以降、国難に際して殉じた熊本県出身やゆかりのある方々の霊を祀っており、特に戦没者の慰霊を目的としています。 概要 熊本県護国神社は、熊本市中央区に位置し、県内外から多くの参拝者が訪れる神社です。この神社は、熊本の歴史や文化に根ざした重要な場所であり、戦争で命を落とされた方々を祀ることから、地域の平和を祈る場としても知られています。 祭神 熊本県護国神社では、明治維新から太平洋戦争(大東亜戦争)に至るまでの国難に殉じた、熊本県出身または縁故のある約6万5千柱の戦没者が祀られています。これには、軍人だけでなく、従...»

熊本県伝統工芸館

熊本県伝統工芸館は、熊本市中央区に位置する公立の文化施設であり、1982年(昭和57年)に開館しました。熊本県内の伝統工芸品を中心に展示しており、肥後象嵌(ひごぞうがん)や陶磁器、刃物、竹製品、染織物など、県の誇る技術と文化を継承しています。この施設では、工芸品の展示のみならず販売も行われており、その収益の一部は地元の伝統工芸品の保護と発展に使われています。 展示内容 熊本県伝統工芸館の展示は、熊本県の豊かな歴史と文化が育んだ伝統工芸品に焦点を当てています。肥後象嵌をはじめ、木工品、竹工品、陶磁器、郷土玩具、刃物など、県の指定を受けた90品目の工芸品が一堂に会しています。これらの工芸品は、...»

玉名温泉

玉名温泉は、熊本県玉名市(旧肥後国)に位置する歴史ある温泉です。かつては「立願寺温泉」とも呼ばれ、炭鉱で栄えた福岡県大牟田市からの近さから「三井の奥座敷」として賑わいました。しかし、現在ではその栄華も衰退し、温泉旅館の数はかつての半数以下となっています。 温泉の概要 玉名温泉は約1300年前に開湯したとされ、長い歴史を持つ温泉地です。この地域の温泉は「美人の湯」として知られており、肌に優しい泉質が特徴です。 泉質と効能 玉名温泉の泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、源泉の温度は40〜45℃です。特にラジウムを多く含むことで知られており、入浴することで血行が促進され、美肌効果が期待できると言...»

高瀬裏川水際緑地

高瀬裏川水際緑地は、熊本県玉名市に位置する美しい公園です。この公園は、有明海の川港として栄えた高瀬裏川の一帯にあり、その歴史的背景と自然の美しさが融合しています。1980年に全国で初めて「水際緑化モデル地区」に指定され、公園として整備されました。現在では市民の憩いの場として、訪れる人々を楽しませています。 歴史と背景 高瀬裏川はかつて、有明海への川港として栄えていました。その歴史を今に伝えるものとして、川沿いには高瀬商人が積み上げた石垣や、1848年に築造された「高瀬目鏡橋」をはじめとする複数の石橋が存在しています。これらの石橋群は、当時の繁栄と商人たちの力強さを象徴するものであり、訪れる...»

熊本県