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熊本市くまもと工芸会館

(くまもとし こうげい かいかん)

熊本市くまもと工芸会館は、熊本県熊本市にある公立の文化施設で、平成3年に開館しました。この施設は、熊本県の伝統工芸品を中心に展示し、各種工芸教室を開催しています。また、工芸の実演や体験にも特化しており、毎日さまざまな工芸の実演・体験が行われています。肥後象嵌(ひごぞうがん)や川尻刃物、肥後独楽(ひごごま)などの伝統工芸品から、ステンドグラスや革工芸といった現代工芸品まで、幅広い作品が展示されています。

工芸実演と体験プログラム

工芸会館では、工芸職人による製作実演が日替わりで行われています。訪問者は職人の高度な技術を間近で見学することができ、日本の手作り文化を堪能できます。この実演は無料で見学が可能です。また、子どもから大人まで気軽に楽しめる工芸体験も充実しており、肥後象嵌や竹工芸、ガラス工芸などの多彩な体験プログラムが用意されています。体験には材料費が必要で、事前の予約が推奨されています。

工芸教室と後継者育成

熊本市くまもと工芸会館では、伝統工芸品の後継者や若者の育成を目的とした年間工芸教室が開かれています。肥後象嵌や陶芸、竹工芸など、月に2回、1年をかけて技術を学び、基礎を習得するコースが人気です。教室終了後には、より高度な技術を学ぶための自主講座も用意されており、工芸の技を深く学びたい方にも適しています。

代表的なイベント

工芸品フェスタ

毎年秋に開催される「工芸品フェスタ」は、工芸会館の大感謝祭です。工芸職人が心を込めて製作した工芸品が一堂に集まり、特別価格で販売されます。包丁研ぎやまな板削りのサービスなど、盛りだくさんのイベント内容で、毎年多くの来場者で賑わいます。

かわしり春ものがたり

「かわしり春ものがたり」は、毎年2〜3月に開催される川尻地区全体のイベントです。熊本市くまもと工芸会館と地域の団体が協力し、川尻地区の史跡巡りやお寺でのフェスタ、新酒の蔵出しなど多彩な催しが展開されます。

施設紹介

熊本市くまもと工芸会館は、個人や小グループ、団体の創作活動を応援するための施設です。館内には様々な工芸を体験できるスペースが設けられています。

クラフトショップ「蔵」

館内にあるクラフトショップ「蔵」では、一般社団法人くまもと工芸協会の会員が製作した「手作りの工芸品」を購入することができます。特別注文にも応じており、訪問者はお気に入りの工芸品を手に入れることができます。

刃物工房

川尻は「刃物の町」として知られ、500年以上の伝統を誇ります。この工房では、職人が刃物を製作している様子を見学でき、包丁や鋏類の研ぎ・修理サービスも行っています。

陶芸工房

陶芸工房では、陶芸家が茶碗や皿、花器などを製作しています。訪問者は成形や絵付けの体験ができ、館内にある窯で作品を焼成します。手回しろくろを使って「マイ食器作り」に挑戦することも可能です。

企画展示室「創」

企画展示室「創」では、県内外の伝統工芸品の展示会やグループ展、個展などが開催され、工芸品の魅力を発信しています。また、団体の交流の場としても利用されています(要予約・有料)。

創作工房「遊」

創作工房「遊」は、様々な工芸教室や体験教室が開催されるスペースで、会議や多人数の説明会にも利用できます(要予約・有料)。

料理工房「華」

料理工房「華」では、日本料理教室やパン作り教室、和菓子作り教室などが開催されており、幅広い利用が可能です(要予約・有料)。

工芸体験

熊本市くまもと工芸会館では、肥後象嵌や竹工芸、木工、ガラス工芸、革工芸など、日替わりで様々な工芸品作りの体験ができます。午前と午後に分かれており、材料費が必要です。一部体験は事前予約が必要な場合があるため、事前にお問い合わせください。

工芸品の実演

職人による工芸品の実演が日替わりで行われており、見学は無料です。職人の手さばきを間近で見ることができ、日本の伝統技術の美しさを体感することができます。

交通アクセス

熊本市くまもと工芸会館は、熊本県熊本市南区川尻1-3-58に位置し、公共交通機関や自家用車でのアクセスが便利です。

Information

名称
熊本市くまもと工芸会館
(くまもとし こうげい かいかん)

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