芦北町立星野富弘美術館は、熊本県葦北郡芦北町にある公立美術館です。群馬県みどり市にある「みどり市立富弘美術館」の姉妹館として、2006年5月に開館しました。詩人であり画家でもある星野富弘の作品を展示するこの美術館は、その繊細で感動的な詩画作品を通して、多くの来館者に癒しと感動を与えています。
芦北町立星野富弘美術館では、星野富弘が描く詩画作品を中心に展示しています。彼の作品は、自然の花々や日常の小さな幸せを題材にしたものが多く、彼の生涯における体験や信仰が反映されています。また、来館者はこれらの作品を通じて、星野富弘が生きる中で見出した希望や感謝の気持ちに触れることができます。
星野富弘(ほしの とみひろ、1946年4月24日 - 2024年4月28日)は、群馬県勢多郡東村(現:みどり市)に生まれた詩人・画家です。群馬大学教育学部を卒業し、中学校の体育教師として勤めていましたが、クラブ活動中の事故により頸髄を損傷し、手足の自由を失いました。入院中に口に筆をくわえて詩や絵を描き始め、その後、詩画家としての道を歩み始めます。
星野富弘は、詩と絵を融合させた独自の作品を作り出しました。彼の作品は、彼の人生に対する深い感謝と希望を表現し、多くの人々に感動を与え続けています。彼の詩画展は国内外で開催されており、ニューヨークやロサンゼルス、ポーランドなどでも展示が行われました。これらの展示を通じて、星野の作品は国境を越えて多くの人々に受け入れられました。
星野富弘の作品は、単に美しい花々を描くだけでなく、その花々に詩を添え、心の深い部分に訴えかけるものがあります。彼の詩は、人生における希望や感謝、そして困難を乗り越える力を表現しており、多くの人々にとって共感を呼ぶものとなっています。
開館時間: 9:00〜17:00
休館日: 第2、第4月曜日(祝日の場合は翌火曜日に振替)
一般(高校生以上): 500円
16歳未満(中学生以下): 300円
6歳未満: 無料
障害者割引: 障害者手帳を持つ方とその介護者1名は5割引き
団体割引: あり
JAF割引: あり
最寄り駅は肥薩おれんじ鉄道線の湯浦駅で、そこから徒歩約15分(1.2km)です。また、九州新幹線の新水俣駅からもアクセス可能で、九州産交バスに乗車し、道の駅たのうら行きで「ヘルシーパーク芦北前」で下車後、徒歩約3分(210m)の距離にあります。
南九州自動車道を利用する場合、芦北インターチェンジから約5.8km、津奈木インターチェンジから約7.5kmの距離に位置しています。