阿蘇・黒川(黒川温泉)には清水寺、黒川温泉、栃木温泉などの観光スポット、おんだ祭り、杖立温泉鯉のぼり祭り、風祭りなどの観光イベント、馬刺し、からしれんこん、太平燕などのご当地グルメがあります。
火の国・熊本のシンボルともいえる阿蘇山は東西18km、南北25kmおよぶ世界最大級のカルデラとその外輪山で形成されています。カルデラの内部には、中岳、根子岳、高岳、烏帽子岳、杵島岳の阿蘇五岳がそびえています。
なかでも現在も活動中の中岳の火口にはロープウェイで近付くこともでき、ダイナミックな自然の息吹を間近に感じることもできます。もっと火山を身近に感じたい人は、中岳山頂、旧火口付近を歩くトレッキングコースにチャレンジしてみるのもおすすめです。
火口まで近付くのはちょっと怖いという人は阿蘇山博物館のライブカメラ映像でも十分にその迫力を感じることができます。中岳と高岳の北麓の渓谷、仙酔峡では5月になると約5万本ものミヤマキリシマが見頃を迎えます。
3月に行われる火振り神事で有名な阿蘇神社、阿蘇の旧家に伝わる書画や茶道具などのコレクションを公開している「阿蘇古代の里美術館」、日本の伝統芸能猿回しをいつでも見られる「阿蘇お猿の里 猿回し劇場」など、見どころはたくさんあります。
体験スポットも多彩にそろっていて、阿蘇ネイチャーランドでは予約をすれば熱気球、カヌー、ハンググライダーなどを大自然のなかで楽しめます。「パラフィールド火の鳥 パラグライダースクール」では空中遊泳も思いのまま。自信がない人ならば、インストラクターとの2人乗り飛行を予約するのも良いでしょう。
「エル・パティオ牧場」では乗馬を体験できますが、初心者から競技者まで楽しむことができる多彩なコースが準備されています。「らくのうマザーズ阿蘇ミルク工場」では、乳搾り、ウィンナー作り、バター作り、パン作りに挑戦することができます。
たっぷり遊んだ後は、黒川温泉で旅の疲れを癒やしてはいかがでしょうか。渓谷の両側に趣のある和風旅館がならび、旅館組合が派手な看板などを禁止しているので、ひなびた風情のなかで硫黄泉にゆっくりとつかることができます。風呂あがりには、高原育ちのあか牛、馬肉料理、たけのこ、高菜などの地元の名産物がお待ちかねです。
渓谷の川に沿って両側に30軒ほどのこぢんまりとした和風旅館が建ち並ぶ、静かなたたずまいの温泉。 黒川温泉郷の宿と里山の風景すべてを一つの旅館として取り組んでいて、町並みがすべてほっと落ち着く田舎の温かみのある雰囲気。 地元産のヒノキを輪切りにした入湯手形を使って露天風呂を3か所めぐれる。 冬には竹灯りでライトアップする「湯あかり」がおこなわれ幻想的な雰囲気に。 黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町に位置する温泉地です。全国屈指の人気を誇り、2009年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で異例の二つ星を獲得しました。さらに、黒川温泉の名称は2006年に地域団体商標として登録され、地域...»
小麦粉で作った団子を、季節の野菜、肉などと醤油または味噌で味をつけた汁物。「だご」とは熊本県の方言で団子のことを指す。地域によって味付けや用いる食材が異なり、様々なバリエーションがあるのも魅力のひとつ。 「だこ汁」は、小麦粉(または米粉)を水で練り、しばらく寝かせてから手で伸ばして切った団子を含むスープの一種です。このスープには季節の野菜、たとえば里芋やごぼうが入れられ、味噌や醤油で調理されます。この料理は手軽に作れ、栄養価が高く、満腹感があります。そのため、古くから農作業の合間などで食べられ、親しまれています。 この料理は、干ししいたけや煮干しなどから取った出汁を使い、麦味噌や白味噌、醤...»
高菜めしは、阿蘇高菜を使用する代表的な郷土料理の一つで、一般の家庭でもよく食べられる。レストランでは、必ずといっていいほどメニューに入っていて「阿蘇高菜漬け」は、おみやげとしても有名だ。ピリッとした高菜の風味に、しょうゆとゴマの香りが食欲をそそる簡単に出来る一品。作り方は高菜を洗って水気をきり、細かく切る。フライパンに油を熱し、炒り卵を作り、皿にいったん取り出す。フライパンで高菜を炒め、飯を加えさらに炒める。そこに取り出していた炒り卵を入れ、ゴマ・塩・胡椒・醤油を加えて調味し完成。...»
まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたかのような阿蘇の広大な草原は、おいしい湧き水と無農薬で育った牧草、運動にもほどよい傾斜が特徴。その阿蘇の牧草地に放牧されて育った“あか牛”は、赤身のおいしさが抜群!無駄な脂肪分が少なく、和牛本来の自然の風味とさっぱりとした後味が楽しめる。熊本県阿蘇地域振興局などが中心となってすすめている「あか牛肉料理認定店」では、基準を満たした“あか牛”をステーキや炭火焼、ハンバーグ、陶板焼、カレーやシチューなどで提供。ジューシーでさわやかな肉の旨みをシンプルに味わえるのが魅力だ。...»
阿蘇にはおいしいから揚げ屋が数多く点在する。有名なのは肉屋が経営する一の宮町の食堂「丸福」で、ごはんや味噌汁、サラダなどがセットになった「からあげ定食」は店の看板メニューだ。また、高森町高森の兄弟店では、揚げたてを1個ずつ購入でき、地元ではファーストフード感覚で食べられているという。そのほかにも、味がしっかりめの「森本かしわ店」や、パン粉をまぶして揚げる「永富から揚げ店」など、その店ならではのから揚げを味わえる。「阿蘇に来たなら、から揚げ」というのも旅の楽しみにしてみては。...»
阿蘇高菜漬けは3月中旬~下旬のわずかな期間に“とう立ち”した細い茎の部分を中心に使用。手織りされたその日のうちに塩もみをし、樽に漬け込み3日~5日で出来上がる。漬け込んですぐの新漬けは、青々と色も鮮やかで、春の味と香りを楽しめる。浅漬けの「新漬け」と多めの塩分でじっくり漬け込んだベッコウ色の「古漬け」があり、古漬けは漬け物として凝縮されたうまみがあり、油で炒めたり、高菜めしにするなど、料理としてもおいしく食べられる。どちらも一年を通じて阿蘇の食卓には欠かせない一品だ。日本3大菜漬けの一つ。 阿蘇高菜を塩と唐辛子で漬けたもの。他の地域の高菜が葉も含めて全部を漬物に使うのに対して、阿蘇高菜は3月...»
赤い葉柄を食する「あかどいも」は、古く(戦前)から栽培されていて、これを塩漬けしたもの。その独特の酸味と歯ごたえある食感は、ほかに類を見ないと言われている。塩分濃度が低いので、昔は漬け込み時期である秋の一時期しか食べられなかったが、現在は冷凍保存され一年中食べることが可能になった。しょうが醤油で食べるところから、「阿蘇の馬刺し」とも呼ばれている。阿蘇の秋の風物詩となっており、入手可能時期は9月中旬から10月で、阿蘇市内の農産物直売所に“あかど漬けあります”と表示のある時期に購入できる。 赤(あか)ど漬けは、高菜漬けと並ぶ熊本県の伝統的な農産物の漬物である。赤どいもの茎(に見えるが正確には葉柄...»
「高森田楽」は、阿蘇郡高森町に伝わる郷土料理だ。清流で育ったヤマメや名水で作る豆腐、歯応えとうまみのあるコンニャク、四季の野菜、特に「くまもとふるさと伝統野菜」にも認定されている「鶴の子芋」などが材料。これに地元のみそに赤酒や黒糖を合わせ、サンショウやユズなどの風味を添えた手作りのみそだれを塗って食べる。阿蘇の恵みを炉端でじっくりと焼いた素朴な味わい。阿蘇五岳の一つ、根子岳(ねこだけ)を望む雄大な自然の中でいろりを囲む風情と、シンプルに楽しむ旬の食材のうまさが特徴だ。...»
熊本県北東部の阿蘇郡に位置し、「熊本緑の百景」の第1位に選ばれた「瀬の本高原」が広がる豊かな自然を持つ南小国町。 この町の名物料理が”南小国そば”だ。町内には「そば街道」と呼ばれるエリアがあり、自慢のそばを出すお店が何件も軒を連ねている。山中ならではの澄んだ湧き水を使って打たれたそばは、そば本来の繊細な食感と風味が味わえることから、町内だけでなく、遠方から食べにくる人も多いようだ。南小国町は、銘泉「黒川温泉」があることで知られている。温泉を楽しみがてら、そばを味わうのもいいだろう。...»
みんなから愛されている揚げたてのアツアツ、ホクホクのコロッケ。山都町では地元の食材を使い地産地消にこだわった逸品や、趣向を凝らした逸品が味わえる「山都ころっけ街道」がある。お食事、おつまみ、お土産に、楽しく食べ歩きしてみてはいかが?おきにいりの自分コロッケをみつけたい。「山都ころっけ」には認定委員会によって作成された「山都ころっけ認定伍ヶ条」があり、これをクリアしたコロッケのみが「山都ころっけ」として認められている。 以下にそれをご紹介したい。其の壱、山都町のおいしい農産品・畜産品・特産品を使用している”ころっけ”其の弐、愛情たっぷりの手作り”ころっけ”其の参、こだわりの”ころっけ”其の四、...»
熊本県の北東部、雄大な阿蘇外輪山の外側に位置し、黒川温泉などで有名な南小国町の特産品といえば“まいたけ”。シャキシャキとした歯応えと、阿蘇の自然が感じられる豊かな風味が特長で、抜群の味。南小国町の物産館では、地元でとれたまいたけを豊富に使った“まいたけカレー”を開発し、ご飯にかけるだけのレトルトタイプなことからおみやげとして人気だ。また、南小国町の飲食店では、天ぷらをはじめとした、様々な料理でまいたけを味わえる。...»
熊本県のさつまいも「唐芋(からいも)」は、“かんしょ”とも呼ばれている。排水性が優れた土地に合う作物であることから、阿蘇外輪の裾野に広がる畑地帯を中心に県下一帯で栽培されている。甘く、ホクホクした食感に加え、食物繊維や豊富なビタミン類(A、C、E)のほか、カリウム、カロチンなどを含む栄養価の高い食べ物である。なかでもリンゴの約6倍も含まれているというビタミンCは、加熱しても半分以上が壊れずに残るので、焼きいもはもちろん、お料理に広く使えるのだ。 旬 9月 10月 11月...»
南阿蘇では、早春の風物詩「野焼き」。人畜に有害な虫を駆除し、草が生い茂らないようにするために行われ、キレイな草原を保つために欠かせないものだという。この野焼きが終わった後の大地には、たくさんの新しい芽が芽吹く。わらびも、こうして南阿蘇の大地にうまれ、澄んだ空気と温かな日差しを浴びて育つ。4月には「わらび狩り」がシーズンを向かえ、観光客で賑わう。短くて小さめだが、やわらかくておいしいと評判のわらびは、お浸しや煮物、塩漬けなどがおすすめだ。 旬 4月...»
熊本県の益城町は阿蘇山の麓の影響を受け、昼と夜の気温差がスイカの育成に適しており、古くから名産地と知られている。また、熊本北部の植木町はスイカ生産量がトップレベルで、スイカ作りのプロが集う。冬場は霜などの発生によりスイカの育成にはむいていないが、独自の技術により生産している。冬場・春場のスイカの注文は供給量が少なめのため、早めがよい。最高品質を選び抜いて、農家から直送してもらえる。スイカ作りにおいて特に優秀だった人に送られる賞を、これまでに何度も受賞している。 旬 4月 5月...»
全国有数のブルーベリー生産量を誇る熊本県。その中心となっている南阿蘇の蘇陽町(合併後は山都町)は、標高が約500~800メートルと高く、その環境がブルーベリーの原産地である北米と似ていることから、20年ほど前からブルーベリー栽培に力を入れている。収穫時期の6月下旬から8月下旬には、農園での収穫体験もでき、とれたての完熟ブルーベリーも味わえる。ブルーベリーを使った加工品も豊富で、ジャムやワイン、サワー、アイスなどが揃う。蘇陽町には、ブルーベリーの実をモチーフにした外観を持つ「ブルーベリー館」もある。 旬 6月 7月 8月 9月...»
豊富に湧き出る天然水と、雄大な大地に恵まれた阿蘇山麓。その大自然の中、湧き水と麦などの穀物飼料で育てられている“純粋大阿蘇黒豚”。通常の豚が生後5~6ヶ月で出荷されるのに対し、約8ヶ月間かけてじっくりと飼育され、熟成された深みのある豚肉になるという。その肉質は、水っぽさがなく、しまりがあるのが特長。シンプルな味付けで食せば、肉本来の優しい甘みとさらっとした後味を感じられる。良質のたんぱく質やコレステロールを多く含み、体にも嬉しい豚肉である。...»
熊本を代表する銘酒“阿蘇の酒 れいざん”。1762年創業の阿蘇の造り酒屋「山村酒造合名会社」が蔵元である。こだわりは、主原料である米と水、また作り手である人。とりわけ水は伏流水である、霊山阿蘇の山水を贅沢に使用。酒造りに適した阿蘇の激しい寒暖差が「山の酒」を生み出す。華やかな香りと豊かな味わいの大吟醸や、マイルドでスッキリとした飲み口の純米吟醸酒など数種類の“れいざん”が揃い、シーンや気分に合わせて色々な味が楽しめるのも魅力だ。...»
蘇陽峡は、熊本県上益城郡山都町に位置する、壮大なU字形の峡谷です。この美しい自然景観は、「九州のグランドキャニオン」とも称され、訪れる人々に感動を与えています。 概要 蘇陽峡は、五ヶ瀬川沿いに広がる大自然の一部です。渓谷の幅は約200~300メートル、深さは150~200メートルにも及び、その壮大なスケールで知られています。竿渡の滝から花上ダムまでの全長は約10キロメートルにわたり、絶え間なく続く雄大な景色が楽しめます。 この渓谷は、特に紅葉の名所として有名で、秋になると谷全体が鮮やかな紅葉に染まり、もみじ祭りも開催されます。訪れる観光客は、この季節に見せる美しい風景を楽しむことができま...»
一心行の大桜は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある一本桜であり、桜の名所として知られています。長い歴史を持ち、毎年多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。 概要 一心行の大桜は、ヤマザクラの品種で、樹齢は400年以上とされています。樹高14m、幹周囲7.35m、枝張は東西21.3m、南北26mに達する大木です。このような大きさの桜は九州では希少であり、福岡県の虎尾桜(樹齢600年、樹高23m)と並んで有名です。 特徴 この桜は、かつてこの地を治めた武将、中村(峯)伯耆守惟冬(ほうきのかみこれふゆ)の菩提樹として植えられました。墓地に咲くこの桜は、春になると周囲の菜の花とともに見事な風景...»
南阿蘇村は、熊本県の北東部、阿蘇山・阿蘇カルデラの南部に位置し、南阿蘇地域(南郷谷)を含む美しい自然に囲まれた村です。村は沖縄県を除いた西日本で最も多くの人口を有する村であり、豊かな自然と湧水に恵まれた「名水の里」として知られています。村内には白川水源や竹崎水源などの数多くの湧水地があり、四季折々の風景と清らかな水の流れが訪れる人々の心を癒します。 南阿蘇村の名所・旧跡・観光スポット 米塚と草千里ヶ浜 米塚(こめづか)と草千里ヶ浜(くさせんりがはま)は、南阿蘇村を代表する名勝であり、天然記念物として国に指定されています。米塚は、まるで米を積んだような形をした独特の小さな山で、その形状から...»
浮島神社は、熊本県上益城郡嘉島町に鎮座する神社で、夫婦神であるイザナギの尊とイザナミの尊を祀っています。正式名称は「浮島熊野坐神社(うきしま くまのます じんじゃ)」で、地元では親しみを込めて「浮島さん」と呼ばれています。神社は池に突き出た半島のような地形にあり、対岸から見るとまるで浮島のように見えることからその名が付けられました。その景観は、まるで厳島神社を髣髴とさせる美しさを持っています。周囲は「浮島周辺水辺公園」として整備され、自然豊かな風景が広がっています。 浮島神社の歴史と由緒 浮島神社の由来は、平安時代の長保3年(1001年)に遡ります。この地を治めていた井王家3代目、井王三郎...»
仙酔峡は、熊本県阿蘇市に位置する美しい峡谷です。阿蘇山高岳の北麓に広がり、標高は約900mに達します。眼下には阿蘇カルデラの北側に位置する阿蘇谷と北外輪山が一望できるため、その壮大な風景が多くの観光客を魅了しています。 自然の魅力 仙酔峡の最も美しい季節は春です。特に5月にはミヤマキリシマの花が咲き乱れ、峡谷全体が鮮やかなピンク色に染まります。この花の群生地としても知られており、その美しさはまるで仙人が酔いしれるかのようだと言われ、この地名が付けられました。ミヤマキリシマの見頃の時期には、多くの観光客がこの絶景を楽しむために訪れます。 観光スポットとしての仙酔峡 仙酔峡はその美しい自然...»
古閑の滝は、熊本県阿蘇市に位置する滝で、冬季に見られる氷瀑(ひょうばく)が特に有名です。阿蘇の厳しい寒さの中で凍結した滝が、まるで彫刻のような美しい姿を見せ、観光客の目を引きます。 古閑の滝の概要 雄滝と雌滝の美しさ 古閑の滝は、二つの滝で構成されています。一つは「雄滝(おだき)」で、もう一つは「雌滝(めだき)」です。それぞれの滝の特徴は以下の通りです。 雄滝 雄滝の落差は80メートルで、周囲の岩肌に沿って流れ落ちる姿が特徴的です。しかし、通常の水量は少なく、岩肌が湿る程度の水の流れであるため、目立たないことが多いです。 雌滝 一方、雌滝は雄滝よりも高く、落差は100メートルにも...»
幣立神社は、熊本県上益城郡山都町大野に鎮座する歴史深い神社で、「幣立神宮」とも称されます。また、「日の宮」(ひのみや)の名でも知られており、日本の神道文化において、古代からの重要な信仰の場とされ、地域の人々だけでなく、全国からも崇敬を集めています。 社殿の歴史と由緒 幣立神社の創建は非常に古く、神武天皇の孫である健磐龍命(たけいわたつのみこと)が阿蘇へ下向する際、この地で休憩したとされています。その際、彼は眺めが素晴らしいこの場所に幣帛(へいはく)を立て、天神地祇を祀ったと伝えられています。これが幣立神社の起源とされており、古くからこの地が神聖な場所であったことを示しています。 延喜年間...»
阿蘇内牧温泉は、熊本県阿蘇市に位置する温泉地で、阿蘇温泉郷の一つとして知られています。阿蘇山の麓に広がるこの温泉地は、同温泉郷の中でも最大規模を誇り、観光客に人気のスポットです。ここでは、阿蘇内牧温泉の歴史や特徴、アクセス情報について詳しくご紹介します。 温泉の概要 阿蘇内牧温泉は、豊富な湯量を誇る温泉地であり、約80ヶ所の源泉があります。泉質は「含石膏芒硝泉」で、体の芯から温まると評判です。また、11軒の共同浴場があり、地元住民も日常的に利用しています。温泉地の規模は大きいものの、温泉街は形成されておらず、宿泊施設や源泉は広範囲にわたって点在しています。 温泉街の特徴 豊富な宿泊施設...»
阿蘇カドリー・ドミニオンは、熊本県阿蘇市に位置する、クマを中心に多種多様な動物を展示するテーマパーク型の動物園です。1973年にオープンし、以来、クマとのふれあいをメインテーマとして、多くの来園者に愛されています。また、テレビに出演する動物や、多彩なショーを提供することで、日本全国からの観光客を集めています。 概要 阿蘇カドリー・ドミニオンでは、世界中の7種類のクマをはじめ、100種類以上の動物が飼育されています。特に、来園者がクマや他の動物たちと触れ合うことができる点が特徴的です。園内では動物福祉に配慮しており、獣医師が常駐しています。また、ペット同伴も可能で、家族連れや動物好きな方々に...»
阿蘇神社は、九州の中央部、熊本県阿蘇市に位置する由緒ある神社です。その歴史は古く、「阿蘓神社」とも書かれており、その名を刻む銘板も現存しています。阿蘇神社は肥後国の一宮であり、旧社格は官幣大社です。現在は神社本庁の別表神社であり、全国に約450社ある阿蘇神社の総本社とされています。古代から続く有力氏族である阿蘇氏が代々大宮司を務めており、現在もその末裔である阿蘇惟邑氏が大宮司を務めています。 位置と参道 阿蘇神社は、熊本県の北東部にある阿蘇山の北麓に鎮座し、全国的にも珍しい「横参道」を持つ神社です。参道の南には阿蘇火口、北には国造神社が位置し、阿蘇山と深い関わりを持つ神社として知られていま...»
国造神社は、熊本県阿蘇市一の宮町手野に鎮座する歴史深い神社です。阿蘇神社の北方に位置していることから「北宮」とも称されています。延喜式内社のひとつであり、旧社格は県社に位置づけられています。 概要 国造神社は、阿蘇神社の主祭神である健磐龍命(たけいわたつのみこと)の子である速瓶玉命(はやみかたまのみこと)を主祭神とし、その家族を合わせて祀っています。速瓶玉命は、阿蘇の地を開拓し、農業や植林を指導した偉大な人物とされており、古くから地域住民の信仰を集めています。 現在の社殿は、寛文12年(1672年)に熊本藩第3代藩主細川綱利(ほそかわつなとし)によって再建され、長い歴史を持ちながらも、そ...»
瀬の本高原は、熊本県阿蘇郡南小国町の東端から、大分県竹田市久住町、玖珠郡九重町、さらには産山村にまたがる広大な高原地帯です。標高は850~900メートルに位置し、阿蘇北外輪山と九重連山の間に広がっています。 美しい景観と魅力 瀬の本高原は広々とした草原が特徴で、南には阿蘇五岳、北には九重連山を望むことができ、四季折々の美しい景色が広がります。このエリアを通る「やまなみハイウェイ」(大分県道・熊本県道11号別府一の宮線)は、ドライブコースとして非常に人気があり、訪れる人々を魅了します。 四季折々の魅力 春の新緑、秋の紅葉、そしてススキの穂波が風に揺れる景観は、特に訪れる人々に感動を与えま...»
満願寺温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町に位置する歴史ある温泉地です。満願寺を中心に、古くからこの地に発展してきました。満願寺温泉は、自然豊かな環境と温泉街の情緒を感じながら、リラックスできるスポットとして知られています。 温泉の概要 泉質と効能 満願寺温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、効能は慢性関節リューマチや神経炎、疲労回復などが期待されます。源泉の温度は44℃で、心地よい温度での入浴が楽しめます。 温泉街 満願寺温泉は、満願寺川沿いに広がる温泉街が特徴です。温泉街には宿泊施設が3軒、共同浴場が3つあります。共同浴場には「満願寺温泉館」、川沿いにある「川湯」とその上流100メートルにあ...»
田の原温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町に位置する温泉地です。南小国町は、阿蘇山を望む自然豊かなエリアで、温泉資源が豊富であることから、多くの観光客や湯治客が訪れます。田の原温泉は、古くから湯治場として知られ、静寂と豊かな自然に囲まれた情緒あふれる温泉です。 泉質と効能 泉質 田の原温泉の泉質は「含芒硝重曹炭酸弱食塩泉」で、源泉の温度は72℃です。この温泉はアルカリ性で、肌を滑らかにする効果があり、美肌の湯としても知られています。また、神経痛やリウマチ、疲労回復にも効果があるとされています。温泉の豊かな成分が、訪れる人々に癒しを提供しています。 温泉街 田の原温泉は黒川温泉の西側に位置し、...»
玉来川は、熊本県および大分県を流れる大野川水系の一級河川です。源流部は阿蘇くじゅう国立公園に指定されており、その豊かな自然環境を有しています。 概要 玉来川は、熊本県の瀬の本高原から流れ出し、上田尻牧場の丘陵地帯の西側を流れています。途中で東側から流れる沢と合流し、さらに名水百選に選ばれた「池山水源」からの豊富な水量を受けて流れを増します。この川は多数の谷川を併合しながら、阿蘇郡産山村を流れる大蘇川と合流し、熊本県と大分県の県境に向かって流れます。 大分県内での流れ 大分県内では、玉来川はV字谷を形成し、魚釣戸滝で吐合川と合流します。さらに、竹田湧水群を水源とする河川を併合し、複雑な地...»
ヒゴタイ公園は、熊本県北東部の産山村に位置する美しい自然公園です。公園の名前の由来となっている「ヒゴタイ」という花が8月から9月にかけて見られ、訪れる人々に季節の彩りを提供しています。また、四季折々の花々が咲き乱れ、観光客にとって魅力的なスポットとなっています。 ヒゴタイとは ヒゴタイはキク科の多年草で、球形の花が特徴です。その青紫色の花は、夏の終わりから秋にかけて咲き、他の植物とは一線を画す独特な美しさを持っています。この花は、かつて絶滅危惧種として注目されていましたが、現在では産山村の努力によって保護され、広く公園内で楽しむことができます。 公園の概要 立地と風景 ヒゴタイ公園は...»
産山村は、熊本県北東部、阿蘇郡に位置する自然豊かな村です。阿蘇山外輪山と九重連山に囲まれ、雄大な景観と自然が広がるこの村は、阿蘇くじゅう国立公園の一部でもあります。観光客にとっては、美しい風景や湧水地、温泉、牧場など、魅力的な観光スポットが点在しており、リラックスと癒しの場として訪れる人々に愛されています。 地理と概要 産山村は、阿蘇郡南小国町や阿蘇市と接し、東側は大分県竹田市との県境を形成しています。面積は60.81平方キロメートルにおよび、標高の高い山々に囲まれた美しい自然環境が広がっています。村名は、古代神話に登場する健磐龍命(たけいわたつのみこと)の嫡孫がこの地で生まれたという伝説...»
俵山は、熊本県阿蘇郡西原村と南阿蘇村にまたがる標高1,095mの山で、その山頂は西原村に位置します。この山は、先史時代の阿蘇山の大噴火によって形成された阿蘇外輪山の一部で、阿蘇外輪山の西端にある特徴的な一峰です。 俵山の地理的特徴 俵山は、阿蘇カルデラの南郷谷に面した東斜面と、熊本平野に向かって緩やかに下る西斜面を持つ地形が特徴です。特に、南郷谷から見上げた山容が、積み上げられた米俵のように見えることから、「俵山」という名がつけられました。 草原と美しい眺望 毎年春に行われる「野焼き」によって、俵山の山腹には広大な草原が保たれています。阿蘇山をはじめとする周辺の山々の眺望に優れ、登山や...»
西原村は、熊本県阿蘇郡に属する美しい村であり、自然豊かな風景とともに多くの観光名所を持っています。熊本市中心地から東へ約20kmという立地にあり、南阿蘇観光の玄関口としても知られています。このページでは、西原村の観光スポットや自然環境について詳しく紹介していきます。 地理と自然環境 西原村は、阿蘇外輪山の西麓に位置しており、豊かな自然環境に恵まれています。村内には広大な原野や森林が広がり、特に阿蘇山から吹く風「まつぼり風」が有名です。西隣の益城町には高速道路のインターチェンジがあり、アクセスも良好です。俵山や冠ヶ岳などの山々も、ハイキングやドライブで訪れる観光客に人気です。 俵山 西原...»
白川は、熊本県の中北部を流れる一級河川であり、一級水系白川の本流です。その水源は、環境省によって名水百選に選定されています。 地理 白川は阿蘇山の根子岳(標高1,433m)に源を発し、阿蘇山カルデラの南部にある「南郷谷」を西へ流れます。南阿蘇村の立野で、カルデラの北側を流れる支流の黒川と合流します。上流から中流にかけては急流が多く、その後は熊本市街を南北に分けて流れ、有明海へと注ぎます。 河口部の干拓 河口部では、加藤清正による干拓が行われ、現在もその成果が見られます。 白川の語源 古文献「大渡橋幹縁疏」や「大渡橋供養記」によると、白川の名前は「時折白く濁る」ことに由来しています。...»
阿蘇ファームランドは、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある健康テーマパークで、株式会社健康の森が運営しています。1995年4月14日に開業し、園内は「癒し」「泊」「運動」「栽培」「食」「買い物」の6つのテーマに分けられています。阿蘇の大自然に囲まれたこの施設は、心身の健康増進を目的とした様々な体験が楽しめる場所です。 施設の概要 阿蘇ファームランドでは、日帰り施設や宿泊施設が充実しており、健康をテーマにした多様なアクティビティが提供されています。また、園内には無料で利用できる駐車場が完備されており、バス100台、普通車2500台が駐車可能です。日帰り施設の営業時間は9:00〜22:00で、施設や季節...»
地獄温泉は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽に位置する温泉です。温泉の名前の由来は、火山ガスの影響で草木が生えない「地獄地帯」と呼ばれるエリアが温泉の裏山に存在することからきています。 温泉の概要 地獄温泉は、阿蘇五岳の一つである烏帽子岳の西南中腹、標高約750メートルに位置しています。単純酸性硫黄泉(硫化水素型硫黄泉)で、泉温は60〜100℃に達します。効能としては、神経痛、病後回復、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、冷え症などが挙げられますが、これらの効果が全ての人に当てはまるわけではありません。 温泉街の歴史 地獄温泉の歴史は古く、かつては「柴田旅館」や「国民宿舎南阿蘇」など複数の宿が存在...»
栃木温泉は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村に位置する温泉地です。栃木温泉の名称は、近隣にかつて存在した栃木原温泉(とちのきはらおんせん)と関連して使われることもあります。 栃木温泉の概要 栃木温泉は、豊かな自然に囲まれた南阿蘇村にある温泉で、様々な効能があるとされています。泉質はカルシウム - ナトリウム - 炭酸水素塩、塩化物泉で、温泉の温度は38℃から45℃に設定されています。多様な効能があり、リウマチや神経痛、皮膚病などの症状に対して効果があるとされています。ただし、これらの効能はすべての人に適用されるものではないため、利用者によって効果は異なる場合があります。 泉質と温泉の効能 泉質: ...»
阿蘇山は、日本の九州中央部、熊本県阿蘇地方に位置する活火山です。カルデラを伴う複成火山であり、その壮大な規模と美しい自然環境で、観光地としても多くの人々に親しまれています。 概要 阿蘇山は、カルデラと中央火口丘で構成されており、主要な山々として高岳、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳が挙げられ、これらは阿蘇五岳と呼ばれています。最高点は高岳の標高1592mに達し、カルデラの大きさは南北25km、東西18kmであり、面積は380km²にも及びます。このカルデラの広さは、屈斜路湖に次いで日本で2番目の大きさです。 阿蘇山は、2007年に「日本の地質百選」に選定され、2009年には「阿蘇ジオパーク...»
阿蘇ジオパークは、熊本県阿蘇地方に位置する阿蘇カルデラを中心とした日本のジオパークです。この地域は、日本を代表する活火山の一つである中岳など、活発な火山活動をテーマにしています。阿蘇カルデラは世界最大級の規模を誇り、火山の恵みと人々の生活が調和した地域です。 概要 2009年に阿蘇地域の8市町村を阿蘇ジオパークとして「日本ジオパーク」に登録され、その後、2014年9月には「世界ジオパーク」にも登録されました。この地域は、自然の壮大な力を感じさせる火山の風景と、そこに根付いた人々の暮らしを深く知ることができる場所です。 テーマとストーリー テーマ:「阿蘇火山の大地と人間生活」 阿蘇ジオ...»
大観峰は、熊本県阿蘇市に位置する標高935.9メートルの山であり、阿蘇地域を象徴する展望スポットとして知られています。 概要 大観峰は、阿蘇北外輪山の最高峰として、阿蘇カルデラや阿蘇五岳、そして遠くに九重連山までを一望できる素晴らしい景観を誇ります。古くは「遠見ヶ鼻(とおみがはな)」と呼ばれていたこの山は、1922年に熊本県出身の著名な文豪・ジャーナリスト、徳富蘇峰によって「大観峰」と命名されました。 その地理的利点から、熊本県内の主要なテレビ放送局が阿蘇北中継局を設置しており、また警察庁の無線中継所も設置されています。大観峰は、阿蘇エリアでも一、二を争う人気の観光地であり、特に展望台か...»
中岳は、熊本県に位置する阿蘇山を構成する山の一つです。この山は中央火口丘群の中央付近に位置し、最も活発な火山活動をしていることで知られています。標高は1,506メートルで、阿蘇山特別地域気象観測所も設置されており、火山活動の監視が行われています。中岳には第1から第7までの火口があり、火口周辺は火山ガスの発生により立ち入りが規制されることもあります。 火山活動の概要 中岳は、玄武岩質安山岩からなる複成火山であり、山体は活動時期によって古期山体と新期山体、さらに最新期火砕丘に分けられます。また、中岳の火口には「湯だまり」と呼ばれる火口湖が形成されることがあります。活動が活発化すると、この湯だま...»
草千里ヶ浜、通称「草千里」は、熊本県阿蘇市および阿蘇郡南阿蘇村に位置する広大な草原地帯です。総面積は78万5,000㎡におよび、阿蘇地域を代表する観光地の一つとして知られています。その広々とした風景や放牧された牛や馬の姿が、訪れる観光客を魅了します。 草千里ヶ浜の地形と特徴 標高と火山地形 草千里ヶ浜は、標高1,140mに位置し、直径約1kmの広く浅い二重の火口跡です。この火口は、約3万年前にデイサイト質の軽石の噴出によって形成されました。中央にある小高い丘を挟み、東西にそれぞれ窪地が広がっており、これらの窪地には雨水が溜まり池が形成されます。この池は、放牧された牛や馬の水飲み場としても...»
阿蘇火山博物館は、熊本県阿蘇市にある博物館で、阿蘇山や草千里の観光の中心施設です。同施設は、活火山である阿蘇山について学べる場所として、多くの観光客や学術的な探求者に利用されています。また、敷地内には「オルゴール響和国」というオルゴール博物館も併設されており、観光の幅を広げています。運営は、公益財団法人阿蘇火山博物館久木文化財団によって行われています。 設立の経緯と役割 阿蘇火山博物館は、1982年(昭和57年)に阿蘇山観光の振興を目的として旧阿蘇町の提案により設立されました。阿蘇山は日本でも有数の活火山であり、噴火や天候により火口見物が制限されることも多いため、同博物館は火山に関する知識...»
かぶと岩展望台は、熊本県阿蘇市西小園に位置する自然豊かな展望スポットです。この展望台は、阿蘇カルデラの北西部、外輪山にあり、壮大な阿蘇の景色を楽しむことができます。特に、阿蘇市街や阿蘇火山の中央火口丘である阿蘇五岳(あそごがく)を一望できる絶景が広がっています。さらに、遠くには祖母山や九重山の姿も望めるため、訪れる観光客に四季折々の素晴らしい自然景観を提供しています。 阿蘇カルデラとその美しい風景 阿蘇カルデラは世界でも有数の大規模なカルデラで、かぶと岩展望台からはその広大な風景が一望できます。カルデラの中には、阿蘇市街が広がり、その中央には火山の活動によって形成された阿蘇五岳がそびえ立ち...»
根子岳(ねこだけ)は、熊本県阿蘇郡高森町に位置する山で、阿蘇五岳(あそごがく)の一つとして知られています。その最高峰である天狗峰の標高は1,433mに達し、東峰には標高1,408.1mの三角点が存在しています。この山は、雄大な自然と独特な山容を持ち、登山者や自然愛好家に愛されるスポットです。 根子岳の形成と歴史 地質学的な背景 根子岳は、かつては阿蘇火山の約9万年前に発生したAso-4火砕流後に形成された後カルデラ火山(中央火口丘)の一つと考えられていました。しかし、最新の研究によると、根子岳は他の中央火口丘群よりも古い時期に形成されたことが分かっています。具体的には、根子岳は約13万年...»
鍋ヶ滝は、熊本県阿蘇郡小国町に位置する美しい滝で、落差約10メートル、幅約20メートルの規模を誇ります。この滝は、阿蘇のカルデラを形成した約9万年前の巨大な噴火によって生まれたとされ、溶岩が作り出す山の段差から水がカーテンのように広がりながら流れ落ちる姿が特徴的です。 裏見の滝としての魅力 鍋ヶ滝は、滝の裏側に回り込むことができる「裏見の滝」として知られています。この特別な体験ができる滝は日本でも数少なく、滝の背後に広がる空間が比較的広いことも特徴です。滝裏に入ると、目の前で流れ落ちる水の幕を間近に感じることができ、その壮大で優雅な景観に多くの訪問者が魅了されます。 観光地としての人気 ...»
下城滝は、熊本県阿蘇郡小国町に位置する美しい滝で、訪れる人々を魅了しています。自然が織りなす雄大な風景の中で、滝の流れる姿はまさに圧巻です。本記事では、下城滝とその周辺に関する詳細な情報をご紹介します。 概要 下城滝の落差は約49メートルに達し、滝の周辺には雄大な自然が広がっています。滝の一帯は国の天然記念物にも指定されており、その風景は見る者に強い印象を与えます。滝の周辺には公園が整備されており、遊歩道を通じて滝を楽しむことができるようになっています。また、滝の落ち口付近や右岸上側には展望台が設けられており、滝の美しい景色をさまざまな角度から楽しむことが可能です。 柱状節理の見どころ ...»
熊本県阿蘇郡小国町下城に位置する「下の城のイチョウ」は、国の天然記念物に指定されたイチョウの巨樹です。このイチョウは、推定樹齢が1000年以上とされ、県内最大のイチョウとして知られています。特に「下城の大イチョウ」または「下城大イチョウ」という名で広く親しまれており、文化庁による正式な指定名称は「下の城のイチョウ」です。 歴史的背景と名称の由来 このイチョウが「下の城のイチョウ」と呼ばれる背景には、指定当時の地域名が「下ノ城」と表記されていたことが関係しています。現在は「下城」と表記されることが一般的ですが、当時の名称を反映して現在も「下の城のイチョウ」として指定されています。 国の天然...»
杖立温泉は、熊本県阿蘇郡小国町に位置する歴史ある温泉地で、温泉街の一部は大分県日田市にまで広がっています。この温泉は、泉質が非常に優れているだけでなく、その独特の風情と歴史的背景から、多くの観光客や湯治客を魅了してきました。また、杖立温泉は、地域全体が耶馬日田英彦山国定公園の一部として自然に囲まれ、訪れる人々に豊かな自然との調和を感じさせます。 温泉の特徴 泉質と湧出温度 杖立温泉の泉質は塩化物泉であり、その湧出温度は非常に高く、約100℃に達します。この高温の温泉水は、多くの温泉施設で利用されており、特に冷え性や関節痛、皮膚病などに効果があるとされています。体の芯から温まり、リラックス...»
峐の湯温泉(はげの湯温泉)は、熊本県阿蘇郡小国町に位置する温泉地です。九重連山のひとつである標高1499.5mの涌蓋山(わいたさん)の西麓に広がる、静かでのどかな高原状の山地にあります。ここは、岳の湯温泉、地獄谷温泉、山川温泉、麻生釣温泉、鈴ヶ谷温泉とともにわいた温泉郷を形成しており、多様な泉質と豊かな自然に恵まれています。 峐の湯温泉の由来 「峐の湯温泉」の名の由来についてはいくつかの説があります。温泉の立地する湧蓋山の南斜面は日当たりが良く、その場所を「はげ」と呼んだことが一つの説です。また、温泉の蒸気が立ち上るため草木が育たない「はげ地」も由来の一つとされています。「峐の湯温泉」とい...»
北里柴三郎記念館は、熊本県阿蘇郡小国町の「学びやの里」内に位置する博物館です。この記念館では、日本が誇る偉大な医学者である北里柴三郎の業績を讃えるため、彼の旧居宅や生家、当時の貴重な資料や書籍が展示されています。現在、一般財団法人「学びやの里」がこの施設の管理運営を行っています。 建物と展示内容 北里文庫 北里柴三郎に関する書籍や研究資料が保管されている書庫です。ここには、北里の業績や研究に関連する重要な文献が展示されており、医学史の理解を深めるための貴重な資料が揃っています。 貴賓館 「貴賓館」は北里柴三郎が帰省した際に使用していた居宅で、現在は訪問者と交流するための施設として利用...»
坂本善三美術館は、熊本県阿蘇郡小国町に位置する美術館です。この美術館は、洋画家であり、抽象画家としても知られる坂本善三の作品を展示しており、訪れる人々にその偉大な芸術を堪能させてくれる場所となっています。 美術館の概要 坂本善三美術館は1995年10月に開館しました。小国町出身の坂本善三の作品をはじめ、約500点もの作品が収蔵・展示されています。この美術館の特徴的な点として、1872年(明治5年)に建てられた小国地方の伝統的な民家を当地に移築し、それに加えて展示棟や収蔵棟も新築されたことが挙げられます。また、建物は神社(鉾納社)の神域に隣接して建設されており、日本でも珍しい全館畳敷きの美術...»
草部吉見神社は、熊本県阿蘇郡高森町に鎮座する、由緒ある神社です。旧社格は郷社であり、日本三大下り宮の一社に数えられています。その歴史的背景や見どころについて詳しくご紹介します。 神社の由緒 草部吉見神社は、初代天皇である神武天皇の第一皇子、日子八井命(ひこやいのみこと)を主祭神としています。日子八井命は神武天皇の東征の際、高千穂から五ヶ瀬川に沿ってこの地に到達し、そこで池に棲む大蛇を退治し、その池を埋めて宮居を定めたとされています。このとき、館は草を束ねて壁としたことから、この地を「草部(くさかべ)」と呼ぶようになったと伝わります。 日本三大下り宮の一社 草部吉見神社は「下り宮」として...»
高森町は、熊本県阿蘇地方の南東部に位置する町で、阿蘇郡に属しています。町は阿蘇山の雄大な自然に囲まれ、観光スポットや歴史的な名所が豊富で、訪れる人々に癒しと感動を与えています。特に阿蘇五岳の一つである根子岳をはじめ、自然と調和した観光名所が点在しており、四季折々の風景を楽しむことができます。 名所・旧跡・観光スポット 高森町には数多くの名所や観光スポットがあります。それぞれが自然や歴史、伝説に彩られており、訪れるたびに新たな発見がある魅力的な場所ばかりです。ここでは、特に人気のある観光名所をご紹介します。 根子岳(ねこだけ) 阿蘇五岳の東端にそびえる山 根子岳は、阿蘇五岳の一つで、町の...»
高森湧水トンネル公園は、熊本県阿蘇郡高森町に位置する美しい公園です。この公園は、湧水が豊富であり、訪れる人々に自然の豊かさとトンネルの歴史を感じさせる特別な場所です。 トンネルの歴史と概要 このトンネルは、もともと旧国鉄高森線と高千穂線をつなぐ「高森トンネル」として建設が開始されました。1973年(昭和48年)に建設が始まり、全長6480mを予定していましたが、1975年(昭和50年)に発生した出水事故をきっかけに、度重なる出水事故により工事は中断されました。最終的には2055m掘り進めた段階で工事が中止され、1980年(昭和55年)にトンネルの建設は完全に中止されました。 その後、この...»
月廻り公園は、熊本県阿蘇郡高森町に位置する、自然とレクリエーションが楽しめる広大な公園です。阿蘇の壮大な景色を背景に、訪れる人々に四季折々の風景や多彩なアクティビティを提供しています。 概説 月廻り公園は、敷地面積が3万坪以上を誇り、阿蘇五岳を見渡すことができる絶景が広がっています。公園の中心には、青々とした芝生が広がり、家族連れやカップル、友人同士でゆったりと過ごすことができるスポットとなっています。 園内には多様なアクティビティ施設が充実しており、特に人気なのがゴーカートです。このゴーカートコースは、全長1200メートルと日本一の長さを誇り、スリリングな体験を楽しむことができます。ま...»