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阿蘇・黒川(黒川温泉)

阿蘇、黒川(黒川温泉)の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

阿蘇 黒川(黒川温泉) 観光ガイド

阿蘇・黒川(黒川温泉)の観光・旅行 Info

熊本県の阿蘇地方は、雄大な火山地形と美しい牧草地、そして歴史ある温泉地・黒川温泉で知られています。
ここでは、阿蘇・黒川エリアの観光で訪れるべきスポットをテーマごとに紹介します。

阿蘇の大自然を体感できる観光地

阿蘇山(中岳火口)

阿蘇五岳の中心にある中岳は、現在も活動する世界有数の活火山です。
火口周辺までロープウェイまたは車でアクセスでき、迫力ある火山活動や噴煙が観察できます(※火山活動により入山制限あり)。

アクセス:

阿蘇駅から車で約30分

草千里ヶ浜

阿蘇山の麓に広がる美しい草原。牛や馬が放牧され、広大な景色が広がります。
乗馬体験や散策にも最適で、四季折々の表情が楽しめます。

大観峰(だいかんぼう)

阿蘇外輪山の北側に位置する絶景の展望スポット
カルデラ地形を一望できる人気の撮影スポットでもあり、朝日や雲海の名所としても有名です。

アクセス:

阿蘇市街地から車で約25分

阿蘇神社

全国約500の阿蘇神社の総本社
歴史ある建築と門前町の雰囲気が魅力です。2016年の地震で損壊しましたが、復興が進んでいます。

癒しと風情を感じる黒川温泉の観光地

黒川温泉街

「日本一情緒ある温泉街」と評される黒川温泉は、木造旅館や石畳の路地が並ぶ落ち着いた温泉地です。
入湯手形を使って、複数の露天風呂をめぐる「湯めぐり」が人気。

ポイント:

カフェや雑貨店も点在し、日中の散策も楽しめます。

黒川温泉の露天風呂ランキング上位の旅館

黒川温泉には、景色や泉質に定評のある旅館が多く、特に以下のような施設が人気です。

周辺の立ち寄り観光スポット

鍋ヶ滝(なべがたき)

黒川温泉から車で約20分。滝の裏側に回り込める珍しい構造で、幻想的な景色が楽しめます。
CMやポスターにも使われた人気フォトスポットです。

阿蘇ファームランド

家族連れに人気の体験型健康テーマパーク。動物ふれあいや温泉、宿泊施設もあり、1日中楽しめます。

阿蘇ミルク牧場

乳搾り体験・動物とのふれあい・ソフトクリームなど、子供連れにおすすめの観光牧場です。

阿蘇・黒川(黒川温泉)のグルメガイド

熊本県の阿蘇・黒川温泉エリアは、自然の恵みを活かしたグルメと伝統的なお土産が豊富な地域です。地元ならではの味や特産品を味わい、旅の思い出として持ち帰ってみましょう。

阿蘇・黒川のローカルフードと名産品

阿蘇あか牛(赤牛)

阿蘇の広大な草原で放牧された和牛。脂肪分が少なく、旨味が濃厚な赤身が特徴です。
あか牛丼・ステーキ・ハンバーグなど、さまざまな料理で提供されています。

高菜漬け

阿蘇地方で古くから作られる阿蘇高菜の漬物
ピリ辛味の炒め高菜はごはんのお供やおにぎりの具にも最適です。

だご汁(団子汁)

熊本の郷土料理のひとつで、小麦粉の団子と野菜を味噌仕立てまたは醤油仕立ての汁で煮込んだ素朴な一品です。
寒い季節には特に体に染み渡る味わいです。

黒川温泉プリン

地元の牛乳や卵を使ったなめらかプリンは、黒川温泉の名物スイーツ。
旅館やカフェでそれぞれオリジナルの味が楽しめます。

おすすめの人気レストラン・食事処

いまきん食堂(阿蘇市内牧)

阿蘇赤牛丼の名店として行列必至の人気店。
ふっくらと焼き上げた赤牛のレア丼が看板メニューです。

火星(阿蘇市)

高原レストランのような雰囲気で、ステーキやハンバーグなど阿蘇の食材を活かした料理が楽しめます。

わろく屋(阿蘇神社門前町)

阿蘇神社参道沿いにある創作和食の人気店。
赤牛の炙り重や季節の小鉢などが好評です。

湯音(黒川温泉)

温泉街にあるカフェ&食事処。
地元の食材を使っただご汁定食や手作りスイーツが楽しめます。

阿蘇・黒川で買える人気のお土産

阿蘇ジャージー牛乳・乳製品

ジャージー種の牛から搾った濃厚な牛乳を使ったソフトクリーム、ヨーグルト、バターが人気です。
特に「阿部牧場」や「阿蘇ミルク牧場」の製品が有名。

黒川温泉石けん・入浴剤

黒川温泉の天然成分を使ったオリジナルコスメは、女性に人気のお土産。
石けん、バスソルト、フェイスマスクなど多彩に揃います。

阿蘇たかなちりめん

高菜とちりめんじゃこを炒めたご飯のお供。常温保存ができ、お土産にぴったりです。

黒川温泉プリン(持ち帰り用)

旅館で販売されているカップ入りの黒川温泉プリンは、保冷パック対応で持ち帰り可。
「旅館こうの湯」「旅館壱の井」などが人気です。

阿蘇・黒川(黒川温泉)の季節の祭り・イベント

熊本県の阿蘇・黒川温泉エリアでは、大自然と信仰が織りなす伝統行事や、地域の人々の思いがこもった祭りが一年を通じて開催されています。
ここでは、代表的な祭りやイベントを季節ごとにご紹介します。

春の祭り・イベント

阿蘇神社 火振り神事(3月)

阿蘇市一の宮町にある阿蘇神社で行われる伝統行事。
長い縄に火をつけて振り回し、火の粉が舞う幻想的な光景が見られます。五穀豊穣や無病息災を祈願する神事です。

開催場所:

阿蘇神社(阿蘇市一の宮町)

阿蘇高菜まつり(3月下旬〜4月上旬)

阿蘇の名産である高菜の収穫を祝うイベントで、高菜漬け体験やご当地グルメが楽しめます。
家族連れにも人気です。

夏の祭り・イベント

阿蘇火の山まつり(7月または8月)

阿蘇五岳を舞台に行われる夏の一大イベント
地元の郷土芸能やステージパフォーマンス、夜には盛大な花火大会もあり、多くの観光客で賑わいます。

特徴:

自然と調和した演出が特徴で、火山と人々の共生を象徴しています。

南小国町納涼花火大会(黒川温泉近郊、8月)

黒川温泉近くで開催されるローカルな花火大会
温泉街に宿泊しながら、夏の夜空を彩る花火を楽しめます。

秋の祭り・イベント

阿蘇神社 秋季大祭(10月)

馬追い(うまおい)行列や奉納演芸など、古式ゆかしい祭礼が行われます。
かつての馬の文化が色濃く残る阿蘇らしい祭りです。

小国郷「こぎゃんと市」(10月)

南小国町で行われる地域密着型の物産市
農産物や手作り雑貨、地域のグルメが立ち並び、観光客にも人気のイベントです。

冬の祭り・イベント

黒川温泉 湯あかり(12月〜翌3月)

黒川温泉の冬を彩る幻想的なイベント。
川沿いや温泉街に竹灯籠が灯され、幻想的な雰囲気に包まれます
雪と温泉、そしてやわらかい灯りのコントラストが冬の名物となっています。

おすすめの時期:

1月中旬〜2月の雪景色の中での観賞が特に美しいと評判です。

通年開催の文化・体験イベント

湯めぐりスタンプラリー(黒川温泉)

「入湯手形」を使って黒川温泉の各旅館の露天風呂を楽しむ恒例イベント。
旅の記念としてスタンプを集めたり、オリジナル手形をお土産に持ち帰れます。

阿蘇門前町散策イベント

阿蘇神社の門前町では、季節ごとの食べ歩きイベントや体験教室が行われています。
地元の人とふれあいながら、阿蘇の食・文化を体験できます。

阿蘇・黒川(黒川温泉)の気温・天候

阿蘇・黒川温泉エリアは、熊本県の中でも標高が高い山間部に位置しており、平地よりも気温が低めで四季の変化がはっきりしています。
自然に囲まれたこの地域では、季節ごとの美しい景観とともに、気候の特徴を体感できます。

春(3月〜5月)

気温と気候の特徴

3月:平均気温5〜10℃、4月:10〜15℃、5月:15〜20℃と、徐々に暖かくなります。
朝晩は冷え込むため、薄手の上着があると安心です。

見どころと体験

阿蘇では桜やミヤマキリシマ(ツツジ)の花が咲き、新緑が芽吹く美しい季節です。
高原ドライブやハイキングが人気です。

梅雨(6月〜7月上旬)

気温と降水量

平均気温は20〜23℃前後ですが、湿度が高く雨の日が多い季節です。
局地的な大雨になることもあり、特に6月中旬〜下旬は注意が必要です。

特徴

霧がかかる幻想的な風景が見られることもあります。
温泉でゆっくり過ごすのに最適な時期です。

夏(7月中旬〜9月)

気温と気候の特徴

最高気温は25〜30℃前後で、熊本市内よりも5℃ほど涼しく感じられます
標高の高い阿蘇山や黒川温泉では、朝晩は比較的涼しく過ごしやすいです。

台風について

8月〜9月は台風の接近があることも
天気予報を確認し、無理のないスケジュールを立てることが大切です。

秋(10月〜11月)

気温と気候の特徴

10月:15℃前後、11月:10℃前後
空気が澄み、紅葉が美しく、過ごしやすい季節です。日中は快適ですが、朝晩は肌寒く感じることも。

自然の魅力

阿蘇山の草原が黄金色に染まり、黒川温泉では紅葉を眺めながらの露天風呂が格別です。

冬(12月〜2月)

気温と気候の特徴

平均気温は0〜5℃で、特に1月・2月は氷点下になる日もあります
積雪は多くありませんが、道路が凍結することもあるため車での移動には注意が必要です。

温泉と雪景色

黒川温泉では雪化粧された温泉街と露天風呂の風景が人気。
この時期ならではの静けさと情緒を楽しめます。

年間を通じた気候の特徴

標高と気温

阿蘇・黒川温泉は標高600〜1000mの高原地帯で、熊本市内よりも年間を通じて気温が3〜5℃低いです。
冷涼な気候のため、避暑地としても人気があります。

雨・霧・風の特徴

梅雨時や秋の早朝には霧が発生することが多く、幻想的な風景が見られることもあります。
また、阿蘇山の外輪山周辺では強風が吹くこともあるので、ハイキングなどの際は天気に注意しましょう。

阿蘇・黒川(黒川温泉)へのアクセス

阿蘇山と黒川温泉は、熊本県の中部から北東部に位置する人気の観光地です。雄大な自然や温泉を楽しむためには、複数の交通手段をうまく組み合わせて訪れることがポイントです。

1. 空路でのアクセス

熊本空港(阿蘇くまもと空港)から

熊本空港は、阿蘇や黒川温泉観光の主要な空の玄関口です。
空港から阿蘇市方面までは車で約50分、黒川温泉までは約1時間30分です。
レンタカーの利用が非常に便利で、観光地間の移動にも適しています。

2. 鉄道でのアクセス

JR豊肥本線(ほうひほんせん)を利用

熊本駅から阿蘇方面へはJR豊肥本線を利用します。
・熊本駅 → 阿蘇駅:約1時間40分(快速または普通列車)
・阿蘇駅から黒川温泉まではバスまたはレンタカーで約1時間。

3. 高速バスでのアクセス

熊本市内や福岡方面からの直行バス

熊本市や福岡市からは、黒川温泉行きの直行バスが運行されています。
・熊本交通センター(桜町バスターミナル)→ 黒川温泉:約2時間半
・博多バスターミナル → 黒川温泉:約3時間30分
乗り換え不要で便利ですが、事前予約が必要な場合があります。

4. 車(自家用車・レンタカー)でのアクセス

九州自動車道を利用

・熊本市から阿蘇へ:約1時間30分(ミルクロード経由)
・熊本空港から黒川温泉へ:約1時間30分
・福岡市から黒川温泉へ:約2時間30分(日田IC経由)
黒川温泉の周辺道路は山道が多いため、冬期は積雪や凍結に注意が必要です。

5. 周辺エリアからのアクセス

大分・由布院・別府方面から

大分県の由布院や別府からは、やまなみハイウェイ経由で黒川温泉へアクセス可能です。
・由布院 → 黒川温泉:約1時間30分
・別府 → 黒川温泉:約2時間
美しい山岳道路を通るルートで、ドライブにも人気です。

阿蘇・黒川(黒川温泉)の移動手段

阿蘇・黒川温泉エリアは豊かな自然と温泉地が点在しているため、効率的な移動手段の選択が快適な観光のカギとなります。公共交通機関はやや限られていますが、観光者向けの手段も整備されています。

1. レンタカー

最も自由度の高い移動手段としてレンタカーが挙げられます。
熊本空港や阿蘇駅周辺、黒川温泉近隣にはレンタカー会社が複数あり、予約もスムーズです。
山道や坂道も多いため、運転には注意が必要ですが、観光地を効率よく回るのに最適です。

おすすめポイント:

2. 観光バス(九州横断バスなど)

九州産交バスの運行する「九州横断バス」は、熊本・阿蘇・黒川温泉・湯布院・別府などを結ぶ観光路線です。
移動と観光がセットになった便利な路線で、外国人観光客にも人気があります。

特徴:

3. 路線バス

阿蘇駅・内牧温泉・小国町・黒川温泉などを結ぶ路線バスが運行されています。
本数は少なめですが、時間が合えばリーズナブルに移動可能です。

注意点:

4. タクシー

黒川温泉や阿蘇市内では、タクシーの利用も可能です。
距離や時間によって料金が高くなるため、近距離移動や緊急時の利用がおすすめです。

ポイント:

5. レンタサイクル・電動アシスト自転車

阿蘇市内(特に阿蘇駅周辺)では、レンタサイクルの貸し出しがあります。
春や秋などの気候が良い時期には、大自然を感じながらのサイクリングが楽しめます。

注意点:

6. 徒歩

黒川温泉街はコンパクトなため、徒歩での散策が可能です。
温泉旅館や食事処、カフェ、土産店などが点在し、浴衣姿でのそぞろ歩きも人気です。

阿蘇・黒川(黒川温泉)の観光コース

阿蘇・黒川温泉エリアは、壮大な自然と歴史ある温泉地が魅力の観光地です。1泊2日〜2泊3日の旅行プランで、自然・温泉・グルメをバランスよく楽しめるコースを紹介します。

1. 1泊2日コース:阿蘇火口と黒川温泉を満喫

1日目:阿蘇エリア観光

宿泊:黒川温泉の旅館でゆったり湯めぐり

黒川温泉では、入湯手形を使って3つの異なる旅館の露天風呂を楽しむのがおすすめです。
浴衣姿で温泉街を散策するのも風情があります。

2日目:癒しと自然体験

2. 2泊3日コース:自然・歴史・温泉・グルメを網羅

1日目:阿蘇山と阿蘇内牧温泉

2日目:黒川温泉でゆったり過ごす

3日目:小国・南小国の魅力に触れる

3. ドライブ派におすすめの絶景ルート

阿蘇パノラマライン(阿蘇市~南阿蘇村)

広大な草原を走る阿蘇の代表的なドライブルート。草千里・米塚・阿蘇中岳などを眺めながらの絶景ドライブが楽しめます。

ミルクロード(阿蘇~大観峰)

阿蘇外輪山の尾根を走るコースで、大観峰からの雄大なカルデラの眺望が人気です。
季節によっては放牧中の牛馬に出会うことも。

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